2022年5月10日(火)発売の、PS4, PS5, PC向けのダークファンタジーアクションRPG『ソルトアンドサクリファイス』(Salt and Sacrifice)。
※PC版はEpic Games Storeにて5月11日(水)リリース予定
本作は、2016年に発売された2Dアクションゲーム『ソルト アンド サンクチュアリ』の続編にあたる作品です。
世界観や雰囲気など、所々でフロムソフトウェアのソウルシリーズをリスペクトした内容となっており、2D版ダークソウルとも呼ばれています。
ハード | PS4, PS5, PC |
開発元 | Ska Studios, Devoured Studios |
価格 | 2,080円(税込) |
ジャンル | ダークファンタジーアクションRPG |
プレイ人数 | 1~2人(ローカル・オンラインマルチプレイ対応) |
リリース日 | 2022年5月10日(火) |
このゲームについて:
【サンクチュアリの先に、悪魔の王国が待ち受ける】
かつては平和だった王国は、混沌を具現化する情け容赦ないMage(魔法使い)の襲撃により混沌に陥ります。そして、死刑囚からなる絶望的な部隊「Marked Inquisitors」が編成され、悪魔の魔術に立ち向かうことになります。古代の王国は葬り去られた秘密により、破滅の危機に瀕しています。
【強力で邪悪な力を持つMageに苦しむ王国で、死刑囚のMarked Inquisitorsが狩りに乗り出す】
プレイヤーはMarked Inquisitorsのひとりとして西の辺境を旅し、王国を徘徊するMageを追い、狩り、抹殺します。
「Inquisition(異端審問)」に拘束されるかもしれませんが、全ての選択はあなたに任されています。【オンラインマルチプレイヤー】
仲間のInquisitorとチームを組んで、オンラインでの完全な協力プレイや、気軽にドロップインできるクイックプレイ型協力プレイを楽しみましょう。あるいは、さまざまな派閥によるハイペースでカオスなPvPバトルにも挑むことができます。
本作は、邪悪な力の脅威にさらされる王国を舞台にした、ダークファンタジー風アクションRPGです。
刻印の審問官の1人として、王国を彷徨う”魔導司“を追い詰めて抹殺するため、西の辺境を旅していきましょう。異質な存在との出会い、秘密、トラップ、強敵であふれかえる迷宮などを含む、巨大で緻密な世界が待ち受けています。
▼所々でソウルシリーズを彷彿とさせる演出が含まれています。
今作ではシリーズ初となるマルチプレイに対応しており、ローカル・オンラインで協力してステージを攻略したり、仲間とチームを組んでPvP戦に参加するなどの要素が用意されています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Hey Poor Player -前作(ソルトアンドサンクチュアリ)から更に向上した新作
Score:90点
今作は、前作(ソルトアンドサンクチュアリ)の素晴らしい点を受け継いでいるだけでなく、全体的に体験を向上させた続編となっています。前作で気になったいくつかの点も微調整がなされていました。
戦闘と探索のバランスは相変わらず素晴らしく、ステージを隅々まで探索してアイテムを見つけ強化し、強力なボス敵を打ち倒していく過程には夢中になることが出来ます。
ゲーム内のダークファンタジーな雰囲気も良く表現されています。
楽しく、必死になり、時にはイライラすることもある、品質の高い2Dアクションゲームです。
良かった点
- 前作の良い点を継承
- 戦闘と探索の素晴らしいバランス
- 優れたゲーム内の雰囲気
- やりがいのあるボス戦
悪かった点
- いくつかの点で前作からあまり変わっていない
TheGamer -非常に魅力的なソウルライクゲーム
Score:90点
本作は、ソウルシリーズの戦闘、モンスターハンターのようなゲームループ、そしてメトロイドバニアの探索要素を併せ持った、非常に魅力的な作品です。
ゲーム体験は前作から大幅に向上しており、素晴らしいデザインのステージを隅々まで探索し、能力を駆使してアイテムを入手する過程はとても夢中になることが出来ました。
強敵であるボス達との戦闘もやりがいがあって満足度が高いです。難易度曲線も良く調整されているため、常に緊迫した戦いを楽しめるでしょう。
あらゆる作品からインスピレーションを受け、良い点もブレンドした作品となっています。
良かった点
- 良くできた難易度曲線
- 素晴らしいデザインのステージ
- 満足度の高いボス戦
- 夢中になれる探索要素
- 前作から大幅に向上したゲーム体験
悪かった点
- たまに当たり判定がおかしい
- マルチプレイはゲーム体験を損ねるかもしれない
COGconnected -前作よりビジュアルが向上
Score:90点
興味深いデザインのステージを探索したり、魅力的な見た目の敵と遭遇する体験は、前作に増して楽しくなっています。マルチプレイへの対応も嬉しい変更点です。
何より全体的なビジュアルがよりカラフルかつシャープに洗練されており、ゲーム内の雰囲気が圧倒的に向上しました。
ソウルシリーズのように挑戦的な戦闘は相変わらずやり甲斐のある難易度であり、忍耐力や決意を試されます。
前作は最高の2Dソウルライク作品の1つでしたが、今作も無印ファンがガッカリしないクオリティとなっています。
ソウルシリーズのファンでも、間違いなくハマることができるでしょう。
良かった点
- ソウルシリーズのように挑戦的な戦闘
- 興味深いステージデザイン
- 魅力的なデザインの敵たち
- 前作よりビジュアルが向上
- マルチプレイへの対応
悪かった点
- ヒトによっては難しすぎるかもしれない
- ストーリーや物語はそこまで印象に残らない
- 操作性に少しイライラすることがある
Eurogamer Italy-楽しい作品だが、難易度の再調整が必要
Score:70点
今作は前作からの直接的な続編ではないものの、魅力的な世界観やビジュアルを受け継いでいるほか、前作の体験を大幅に改善・再調整した楽しい作品となっています。
バリエーション豊かな武器・能力・スキルを駆使してステージを攻略し、強敵を打倒していくソウルライクなゲーム性は、長時間にわたり夢中になることが出来るでしょう。
各ステージのデザインや構造にも多様性があり、探索して強力なアイテムを見つけたり、道中で材料をクラフトして生き残りを目指す体験は中毒性が高いです。
一方で、難易度が理不尽に高すぎると感じる場面が多々あり、人によってはイライラすることがあるかもしれません。
明らかにマルチプレイ前提の難易度であると思われる場所があるので、今後のアップデート等での再調整が望まれます。
良かった点
- 魅力的な世界観と設定
- 優れたビジュアル
- 楽しいゲームプレイ
- バリエーション豊かな武器・能力・スキル
悪かった点
- 理不尽に難しい点が多く、イライラすることがある
- マルチプレイ前提の難易度
Multiplayer.it -前作より短く、コンテンツ密度も薄く感じる
Score:59点
本作は確かに悪い作品ではありません。
マルチプレイ要素が実装された点は嬉しいですし、人を選ぶかもしれませんが、ユニークなビジュアルスタイルも魅力的です。
しかし一方で、多くのジャンルの作品(モンハン、ソウルシリーズ、メトロイドetc...)の要素を取り入れた結果、それぞれの要素が競合し合い良い点をつぶし合うというカオスなコンテンツとなっているように感じます。
また、いくつかのシステム面において再調整が必要だと感じる部分があります。例えば一部のスキル(技)に関してスタミナ消費が激しすぎて、実質的に使用不可状態となってしまっているものもありました。
そして何より、コンテンツ自体が前作より短く、密度も薄く感じられます。
一見すると面白い内容かもしれませんが、やり込むほどに問題を感じる作品となっています。
良かった点
- マルチプレイ要素の実装
- ユニークで魅力的なビジュアルスタイル
悪かった点
- 様々なジャンルをカオスに組み合わせた内容(モンハン、ソウルシリーズ、メトロイドetc...)
- スタミナ消費速度など、いくつかのシステム面において再調整が必要
- 前作より短く、コンテンツ密度も薄く感じる
総評:前作より体験が向上した、ソウルライクのダークファンタジー2Dゲーム
総合Score:73点
GOODな点
- 前作の良い点を継承
- 戦闘と探索の素晴らしいバランス
- 優れたゲーム内の雰囲気
- 興味深いステージデザイン
- 魅力的なデザインの敵たち
- 前作よりビジュアルが向上
- マルチプレイへの対応
BADな点
- たまに当たり判定がおかしい
- 理不尽に難しい点が多く、イライラすることがある
- マルチプレイ前提の難易度
- ストーリーや物語はそこまで印象に残らない
- 前作より短く、コンテンツ密度も薄く感じる
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ソルトアンドサクリファイス』についての海外メディアの感想となります。
ソウルシリーズとメトロイドバニアの融合
今作は前作と同様、ソウルシリーズのように挑戦的な難易度の戦闘と、能力を駆使して隅々まで探索するメトロイドバニアの要素が融合しており、無印プレイヤーでも満足できる作品になっているとのこと。
ビジュアルは前作よりも更にカラフルかつシャープに洗練されており、作品のダークな雰囲気が向上しています。
敵キャラのビジュアルはいずれも魅力的であり、特にボス戦では高難易度の白熱する戦闘を楽しむことが出来ます。
そして今作ではマルチプレイ要素が追加されたことで、オンラインフレンドや友人と協力して攻略することが可能となった点を喜ぶレビュアーも多く見受けられました。
難易度については賛否両論
今作の難易度に関して、難しくて攻略しがいがあると高く評価するレビュアーの一方で、理不尽に難しすぎてイライラすることが多いと不満を述べるレビュアーもおり、賛否両論な様子でした。この点に関しては、プレイヤーのスキルやプレイスタイルによって評価が分かれるかもしれませんね。
また、たまに当たり判定がおかしくなる、一部のスキルでスタミナ消費速度がおかしいなど、システム面の再調整を求める意見も少なからず見受けられました。
そしてゲームの世界観や雰囲気自体は素晴らしいものの、ストーリーや物語はそこまで印象に残らないとも指摘されています。
完成度の高い2Dアクションゲーム
いずれにせよ、多くのレビュアーが本作について『全体的に完成度の高い2Dアクションゲーム』であるとして、比較的高い評価を付けていました。
難易度やシステム面で調整不足に感じる部分はあるものの、ゲームの雰囲気やビジュアルデザイン、戦闘と探索のバランスなど、全体的に見るとクオリティの高い続編に仕上がっているとのこと。
相変わらず難易度は高めですが、協力マルチプレイという新たな選択肢が加わったことで、アクションが苦手な方でもフレンドと協力して攻略することが可能になっています。
ダークソウルシリーズやエルデンリングなどの高難易度アクションや、メトロイドシリーズのような探索が好きな方は、ぜひ本作を遊んでみてはいかがでしょうか!
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