2021年3月26日(金)発売の、ニンテンドースイッチ向けハンティングアクションゲーム『モンスターハンターライズ』(モンハンライズ)(MHRise)。
本作は、世界中で大きな人気を博しているハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』の最新作です。
『モンスターハンターワールド(MHW)』とは異なる開発チームが手掛けるものの、前作からの要素・改善点が多く取り入れてられており、同様の体験をニンテンドースイッチでも可能にした作品となっています。
※2022年にPC(Steam)での発売も予定されています。
ハード | Nintendo Switch |
開発元 | Capcom |
価格 | ダウンロード版:7,264円+税 パッケージ版:7,990円+税 |
ジャンル | ハンティングアクション |
プレイ人数 | 1~4人(ローカル・オンラインマルチプレイ対応) |
リリース日 | 2021年3月26日(金) |
このゲームについて:
「いつでも、どこでも、誰とでも、気軽に楽しめるモンスターハンター」をコンセプトにしたNintendo Switch『モンスターハンターライズ』で、かつてない狩猟体験が始まる!
○指示した方向へと飛び、特殊な“鉄蟲糸"でハンターを引き寄せてくれる翔蟲(かけりむし)は、狩猟をさらに進化させ、新たな武器種ごとに特色豊かな攻撃と組み合わせれば新たなハンティングが誕生する!
また、“壁走り"をはじめとする数々の新アクションを駆使すれば、狩り場はハンターの思いのままだ。○ハンターを支えてくれる心強いオトモ。本作では、シリーズおなじみのオトモアイルーに加え、新たに「オトモガルク」が登場。
ハンターと連携した積極的な攻撃をはじめ、その背中にハンターを乗せて素早くフィールドを駆け巡れる攻撃的なサポートが魅力だ。
オトモガルクとオトモアイルーは、シングルプレイでは合わせて2匹を狩りに連れて行くことができ、その組み合わせは自由。
他のプレイヤーとの通信プレイでも1匹を同行可能だ。○「怨虎竜(おんこりゅう)」の名が示すとおり、執念深く獲物を追い回し、獰猛に襲い掛かる牙竜、本作を象徴するモンスター・マガイマガドをはじめ、独自の生態を持つ未知のモンスターや、シリーズモンスターも続々登場!
本作では和風の新たなる拠点『カムラの里』を中心として、まったく新しいモンスター達との狩猟体験を楽しむことが出来ます。
新要素として "翔蟲(かけりむし)" が実装され、空中移動や壁走りといった、まるで忍者のようなスタイリッシュアクションが可能となっています。
また、モンスターを拘束して操ることが出来る "操竜(そうりゅう)" では、モンスターを利用した豪快なアクションが楽しめます。
そしてシリーズ恒例のオトモアイルーに加えて、『オトモガルク』という心強いお供が登場。
一緒に戦ってくれたり、ハンターを背中に乗せて移動したりと、様々なサポートを行ってくれます。
そのほか、『百竜夜行』というタワーディフェンス系のクエストも新たに追加。
あらゆる新要素・新モンスター・新エリアが搭載された、新鮮味あふれるモンハン新作となっています。
スイッチを持ち寄ったローカルプレイはもちろんのこと、オンラインマルチプレイにも対応しており、世界中のハンターたちと一緒に狩猟を楽しむことが可能です。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Vandal -あらゆる改善・拡張が施された新時代のモンスターハンター
Score:92 点
本作には非常に多くの新要素と新モンスターに加え、没入できるシナリオが含まれることにより、モンスターハンターを新しいレベルにまで引き上げることが出来た作品です。
前作(MHW)で良かった点を継承しつつ、ゲームプレイに関するいくつもの改善が施されたことにより、さらに遊びやすいタイトルとなっています。
グラフィックは圧倒的に美しく、迫力のあるサウンドも相まって、モンスター達の存在感をこれでもかというほど感じることが出来ます。
コンテンツボリュームも膨大で、熟練ハンターでもやり込み甲斐のある内容となっています。
今後のニンテンドースイッチにおいて必ずプレイすべきソフトの1つとなるでしょう。
良かった点
- 多くの新要素
- より向上して快適になったゲームプレイ
- 奥深い探索要素
- 作り込まれたシナリオ
- 十分に美しいグラフィック
悪かった点
- 根本的なゲームプレイ自体はシリーズ通して変わらない
- 熟練ハンターにとってやりがいのあるクエストがない
Siliconera -新参・ベテランのどちらにも適した作品
Score:90 点
本作は、私が今までにプレイしたモンハンの中で最高のタイトルの1つです。
相変わらずエキサイティングで中毒性の高いハンティングを楽しむことができ、新しい犬のオトモや空中アクションなどが追加されたことにより、私のようなシリーズ経験者でも新鮮さを感じながら遊ぶことができました。
操作性もスイッチ向けに最適化されており、新アクションも一度慣れるとすんなりこなせるようになって楽しいです。
オンラインのマッチング機能はスピーディで安定しており、常に快適な協力プレイが可能となっています。
シリーズ新参者、ベテランハンターのどちらにもオススメできる最新作です。
良かった点
- エキサイティングで中毒性の高い狩猟体験
- 新しいオトモや空中アクションなどの追加
- 日本風のユニークなカットシーンの数々
- スピーディで快適なオンラインマルチプレイ
- スイッチ向けに最適化された操作性
悪かった点
- エンドコンテンツとしての要素が不足している
- ⇒ 今後のDLCを待つ必要がある
- 画面上のフォントが読みづらい(特に携帯モードでは)
Meristation -スイッチ所有者にとっての必需品
Score:90 点
本作の技術的パフォーマンスは実に優れており、ロード時間も短く、各アクションはスムーズに動作します。
グラフィックもSwitchタイトルの中では間違いなく最上位レベルであり、カットシーンからプレイ中に至るまで美しいビジュアルを堪能することができます。
また、日本風の世界観も相まって、シナリオの内容は今まで以上に惹き込まれる内容となっています。
そして新要素の『翔蟲(かけりむし)』は、攻撃と回避の両方に新たな動きを与えてくれる楽しいものです。
本作はスイッチ所有者にとっての必需品となるでしょう。今後もモンハンのさらなる進化に期待していきたいです。
良かった点
- 多様性のあるクエストの数々
- 惹き込まれるシナリオの内容
- 一貫してスムーズなゲームプレイ
- 白熱するハンティングアクション
- 美しいグラフィック
- 素晴らしいサウンドトラック
悪かった点
- やりがいのあるエンドコンテンツが無い
SpazioGames -今まで以上に探索が楽しいモンハン
Score:88 点
本作で新たに追加された『翔蟲(かけりむし)』によるワイヤーアクションのおかげで、今まで以上にあらゆる場所を探索できる作品となっています。
各マップはMHWほどの広さはないものの垂直方向に拡張されており、高所に上ってより珍しい素材を集めることは楽しくて夢中になれます。
また、シングルプレイモードにおけるストーリーは満足度の高い出来となっており、マルチプレイでのクエストを合わせると優に100時間以上は没頭できるコンテンツ量となっています。
そして犬(オトモガルク)に乗って高速でステージを移動できるようになり、移動中のストレスが緩和された点は実に嬉しいです。
シリーズファンにとっては必見の一作です。
良かった点
- 満足度の高いシングルプレイ(ストーリー)
- 『翔蟲(かけりむし)』や『オトモガルク』の追加
- あらゆる場所を探索できる楽しさ
- 垂直方向に拡張されたワールド
- 100時間以上は没頭できるコンテンツ
悪かった点
- MHW(前作)と比べるとグラフィックは劣る
- 『操竜(そうりゅう)』システムはバランスブレイカーになるかもしれない
IGN France -今後のDLCに期待したい
Score:70 点
本作は間違いなく優れたモンハン最新作であることには違いありません。
探索 ⇒ 発見 ⇒ 狩猟までの過程が最適化されたことにより、今まで以上にスムーズなハンティングが可能となりました。
各マップのロケーションには多様性があって、いずれも歩き回って探索するのが非常に楽しいです。
そして何よりグラフィックは非常に美しく、特に携帯モードにおいてはPS4版MHWなどと見劣りしないほどの体験が可能です。
一方で、ベテランハンターにとっては、やり込み甲斐のあるコンテンツが不足しているように感じられます。
特にクリア後のエンドコンテンツが不足しているため、ある程度やり込んでしまったら今後のDLCの配信を待つ必要があります。
そして武器・防具の生産要求は明らかに簡易化されており、何度も同じクエストに足を運ぶ必要が無くなった一方で、少々やり込み甲斐が削がれている気がします。
良かった点
- 非常に優れたグラフィック(特に携帯モードにおいて)
- 基本的に安定したフレームレート
- 多様性があり、歩き回るのが楽しいマップの数々
- スムーズなゲームプレイ
悪かった点
- 挑戦しがいのあるコンテンツが不足している
- クリア後のやり込み要素に不満足
- 『百竜夜行』はバリエーションが少なくワンパターン
- 武器・防具の生産必要素材が全体的に減らされた ⇒ やり込み甲斐が削がれる
総評:スイッチ所有者の必需品!多くの要素が追加された新時代のモンハン
総合Score:87点
GOODな点
- より向上して快適になったゲームプレイ
- スイッチ向けに最適化された操作性
- 非常に美しいグラフィック
- 素晴らしいサウンドトラック
- 探索しがいのあるマップの数々
- 『翔蟲(かけりむし)』や『オトモガルク』の追加
BADな点
- クリア後のやり込み要素に不満足
- ⇒ 今後のDLCを待つ必要がある
- 挑戦しがいのあるコンテンツが足りない
- 画面上のフォントが読みづらい(特に携帯モードでは)
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『モンスターハンターライズ』についての海外メディアの感想となります。
探索・アクション・ストーリーなどあらゆる面でパワーアップ
今作では前作(MHW)で好評だった要素を取り入れつつ、新たに『オトモガルク』や『翔蟲(かけりむし)』を使った空中アクションなどを取り入れることによって、ベテランハンターでも新鮮味を感じることのできる最新作となっています。
各マップの広さはMHWには劣るものの垂直(上)方向に拡張されており、高所まで登って珍しいアイテムを採取したりと、今まで以上に探索しがいのある構造となっているようです。
パフォーマンスは全体的に安定しており、スムーズなフレームレートで滑らかなアクションをこなすことができ、かつロード時間にもストレスを感じることはないとのこと。
そして何より、グラフィックはPS4版MHWなどに負けず劣らずの美しさとなっており、ワールドの風景からモンスターの造形にいたるまで、満足度の高いビジュアルとなっています。
やり込み要素が不足している
一方で、あらかたのクエストをクリアした後のやり込み要素が不足しており、今後のDLC配信を待つしかなくなっているレビュアーもチラホラと見受けられました。
また、歴代シリーズを経験してきた熟練ハンターのレビュアーにとっては、満足できる高難易度のクエストが不足していたとのこと。
この辺りは、プレイヤーのスキルによって評価が分かれるかもしれませんね。
ニンテンドースイッチ所有者はプレイすべき作品
いずれにせよ、多くのレビュアーが『Switch所有者であればプレイすべき必需品』であるとして、非常に高い評価を付けていました。
モンハン本来の楽しさを持ちつつ、多くの新要素を取り入れることによって、シリーズ経験者でも満足度の高いコンテンツに仕上がっています。
グラフィック・サウンドの面でも高いレベルで作り込まれており、携帯モードでも据え置き機と同等のハンティング体験が可能となっています。
今まで以上に進化したモンハンの世界で、ぜひ世界中のハンターと一緒に狩猟を楽しんでみてはいかがでしょうか!
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