新型コロナウイルスの影響により、最近ではオンライン通話ツールを使用したウェブ会議や、自宅学習(オンライン学習)が広く行われるようになってきましたね。
PCやタブレット、スマートフォン端末等を使用してウェブ会議やオンライン授業に参加する際、有ると便利なガジェットが "ペンタブレット" です!
▼文字や絵をペンで直感的に描くことのできる便利なツール。
今までは主にイラストなどを描く絵師の方々が利用するツールでしたが、最近ではウェブ会議やオンライン授業時において、描くことで自分の考えをより直接的に伝えることの出来るツールとして、需要が高まりつつあります。
しかし販売されているペンタブレットの種類は非常に多く、どの製品を購入すれば良いのか迷ってしまう方も多いと思います。
そこで今回オススメしたいのが、リーズナブルな価格に対して充実した機能と、快適な描き心地を実現したペンタブレット(板タブ)『GAOMON M1220』です!
▼有線タイプの板タブ
ブランド | GAOMON 日本公式ストア・公式Twitter |
モデル名 | M1220 |
対応OS | Windows 7/8 / 8.1 / 10 Mac10.12以降 Android 6.0以降 |
ペン種別 | パッシブペンAP32, 5080LPI |
筆圧 | 8192レベル |
傾き | ±60° |
反応速度 | 266pps |
可読高度 | 10mm |
インターフェース | マイクロUSB |
ショートカットキー | 8個 |
メニューキー | 13個 |
本体サイズ | 213.7 x 341.4 x 7.6mm |
作業領域 | PC:255.06 x 159.84mm Android:158.8 x 89.3mm |
今回紹介する『GAOMON M1220』は、8,000円前後のリーズナブルな価格に対して、多くの機能を搭載しつつ描き心地にも優れたコスパ抜群のペンタブです。
筐体サイズは213.7 x 341.4 x 7.6mmと持ち運びにも適したコンパクトかつ軽量なサイズ。USBケーブルによる有線接続タイプであり、PCやAndroidスマホ、タブレットなど幅広い端末に接続して使用することが可能です。
▼コンパクトで取り回しやすい筐体サイズを最大限に活かし、PCでは255.06 x 159.84mm、Android端末では158.8 x 89.3mmの広い作業範囲に対応。
▼WindowsやMac OSに加えて、OTG機能対応のAndroid端末(ver6.0以降)への接続にも対応しています。
筐体側面には8つのショートカットキーとタッチリング、ホームキーを搭載しているほか、上部には13つのメニューキーを搭載。ワンタッチで様々な機能にアクセスすることが出来ます。
▼各機能へワンタッチで瞬時にアクセスでき、作業を高効率化!
▼公式の配布する無料ソフトウェアをインストールして、各ショートカットキーに割り当てる機能を自由にカスタマイズすることも可能。
そして製品には8192レベルの筆圧、±60度の傾き検知機能に対応した高精度のペンも同梱されており、力を入れずとも、思い通りにスラスラと描くことが可能です。
以上のように、
- 絵師を目指して初めてイラスト制作に挑戦したい方
- ウェブ会議やオンライン授業用に手軽な価格のペンタブを探している方
などには、ぜひオススメしたい高コスパなペンタブとなっています!
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点を紹介していきます。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
▼マウスパッドと保護フィルムがオマケで付属していました。
内容物一覧
- M1220ペンタブ本体x1
- 充電不要ペンAP32x1
- 芯抜き&替え芯x8
- Type-Cケーブルx1
- クイックスタートガイドx1
- ドライバダウンロードカード
- 二本指グローブ x1
- マウスパッドx1
- 保護フィルムx1
- Type-C OTG アダプタx1
▼説明書は日本語にも対応しています。
▼付属のマウスパッドには、PS(フォトショップ)のショートカットコマンドがズラリと印字されています。
▼二本指グローブが付属していました。
▼電源ケーブル。本製品はバッテリーを内蔵していないため、使用時にはケーブルをUSBポートに接続する必要があります。
▼付属のアダプタ(2種類)を利用することで、スマホ・タブレット端末の Type-Cポート や micro USBポート への接続が可能となります。
▼フェルトポーチの中には『替え芯』と『替え芯交換用ツール』が入っています。
▼そしてペンタブ本体とこれら付属品一式は、同じく付属のポーチ(袋)に入れておくことで簡単に持ち運べます。
このように、付属品が非常に充実している点も嬉しいですね!
ペンタブレットの外観
▼213.7 x 341.4 x 7.6mmのスタイリッシュな外観。リーズナブルな価格の一方で、安っぽさは感じられません。
▼描画面はサラサラして心地よい手触りです。
▼背面の様子。四隅にゴム製の滑り止めが施されており、描いている最中にズレることはありません。
正面には各種操作インターフェースが集約されています。
▼公式ソフトウェアで好みの機能を割り当てることのできる8つのショートカットキーと、タッチリング&ホームキー。
▼上部には13つのメニューキーが用意。ワンタッチで各機能を利用できます。
▼本体重量は非常に軽く、片手でもラクラク持ち運ぶことが出来ます。
▼厚みは約7.6mmと非常に薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。
▼筐体上部には、電源ケーブル接続用のUSBポートが用意されています。
このように、コンパクトかつ軽量な筐体に、充実したインターフェースを実装した洗練されたデザインとなっています。
▼なお、付属の保護フィルムを張り付けることで、描画面への汚れの付着を防ぐことができます。
充電不要の高性能ペン
そして本製品には、充電やバッテリーが不要な高性能ペンが付属しています。
▼ペンを収納しておけるケースも付属。
付属のペンは8192レベルの筆圧感度に対応しているほか、±60度の傾き検知機能を搭載。
細かい線から大胆な描画まで、指先の繊細な動きに対応して思い通りにスラスラと描くことが出来ます。
▼ペンの先端はゴム製になっており、指が滑りづらく持ちやすい形状。
▼交換用ペン先が付属しており、長期にわたって利用できます。
▼持ち手部分には、ショートカット機能を利用できるファンクションボタンが2つ搭載。
前述した通り、ペンの利用にあたり充電や電池、バッテリー等も不要のため、充電残量などを気にせず作業に集中することが出来ます。
プラグアンドプレイ対応で接続後すぐに利用可能!
本製品はプラグアンドプレイに対応しており、PCやスマホ・タブレット端末と接続後、すぐに利用を開始することが出来ます。
まず付属のUSBケーブルでペンタブとデバイスとを接続します。
▼ケーブル先端はポートに対して90度直角の形となっており、極力邪魔にならないデザインがなされています。
ケーブル接続と同時に、デバイス側で自動的にセットアップが開始されます。
そしてセットアップ完了後、あっという間にペンタブレットの利用が可能となります。
このように、使用開始にあたりドライバやソフトウェアのインストールが不要なため、PC初心者でも簡単に使用を開始することが出来るでしょう。
出勤先の社用PCなどでも、即座に利用を開始できる点は嬉しいですね!
実際に使用した感想
それでは、実際に『GAOMON M1220 ペンタブレット』を使用した感想について紹介していきます!
非常に快適な描き心地
本製品を使用して、ペイントやIllustrator、Photoshopなどのソフトで色々と描いてみました。
率直な感想としては、実に快適な書き心地を実現できていると感じました。
さすがは8192レベルの筆圧感度に対応していることもあり、ペンを握ってペンタブ表面を軽くなぞるだけで、流れるようにスラスラと描くことができます。
▼ペンタブ描画面の素材自体も非常に手触りが良く、スムーズにペンを滑らせることが可能です。
▼描画面の手触りも心地よく、指紋等の汚れも付着しづらいため、気持ちよく使用し続けることが出来ます。
▼実際に描いている様子
▼ペンの座標も正確に読み取られます
ペン先の傾きや力の入れ具合に対しても敏感に反応し、細い線から太い線まで直感的に描くことが出来ます。
▼力の入れ具合を微妙に変化させたときの様子
ペン先の動きに対して描画の遅延や位置ズレなどは一切感じられませんでした。
またペンタブの描画領域の可読高度は10mmとなっており、ペン先がペンタブ表面に触れない程度に近づけても認識されます。
▼ペンタブがペン先に対して敏感に反応してくれるため、力を入れずに描くことが可能なため手が疲れづらいです。
▼描いている時も、ほとんど腕に力を入れていません。ペン先の沈み込みもほとんど感じられませんでした。
残念ながら私には絵心が無いため、今回のレビューでは主に文字を書くだけの用途で試すのみでしたが、これだけ快適な書き心地であれば、高度で詳細なイラストを描く用途でも問題なく対応できると思います。
Android端末でも使用可能
上述した通り、本製品はAndroid 6 0以降の端末にも対応しています。
そのため、付属のアダプタを使用することで、Androidスマホ・タブレットと接続してペンタブの使用が可能です。
▼電源(USB)ケーブルの先端に付属アダプタを装着。
▼Android端末に接続してペンタブを利用。
Androidのタブレット端末と接続した場合でも、PCの場合と変わらずスラスラと文字を描くことが出来ました。
ただし、Android向けのソフトは存在していないため、Android端末と接続した際に各種ファンクションボタンが使用できない点がやや残念ですね。
公式の無料ソフトウェアで機能をカスタマイズ
ペンタブ本体およびペンには、各種機能にワンタッチでアクセスできるショートカットボタンが複数用意されており、うまく使いこなすことで作業の効率化を図ることが出来ます。
▼8つのショートカットキーのほか、タッチリング&ラウンドキーを利用して、ズームイン/ズームアウト/スクロール等の操作を直感的に行うことも可能です。
▼ラウンドキーは触れながら軽くスライドさせることで操作できます。
そしてこれらの機能は、開発元の公式サイトにて配布されている無料ソフトを利用することで細かくカスタマイズすることが出来ます。
上記リンクにアクセス後、M1220対応のソフトウェアをダウンロード&インストールしてください。
▼同モデル用のソフトウェアが複数存在する場合は、最新のバージョンを使用しましょう。
このソフト上では、ペンタブ本体やペンに搭載されている操作ボタンに割り当てる機能をカスタマイズしたり、タッチペンや描画領域に関する調整を行うことが可能です。
ソフトウェアを起動すると、接続しているGAOMONの製品が認識され、以下のような設定インターフェースが表示されます。
▼筆圧感度の調整や圧力テストが可能。
▼ペンのショートカットボタンに好みの機能を割り当てることができます。
▼ペンタブ本体の調節画面。
▼ペンタブの各ショートカットボタンにも同様に、好みの機能を割り当てて自身が最も使いやすい環境を実現できます。
▼描画領域の調整を行うことで、各種ソフトウェア使用時に最適な描画環境を実現できます。
また、ペンタブの描画領域角度を90度変更することで、ペンタブの縦使用も可能となります。
左利きの方が利用する場合は、角度を180度変更することで操作インターフェースを右手側に持ってくることが出来て利用しやすくなるでしょう。
このように、多機能なだけでなく、扱い方や各種機能を自分好みに細かくカスタマイズできる点は非常に便利ですね!
扱いやすく初心者にもオススメのペンタブレット
- 性能:(☆4.5)
- デザイン:(☆4.5)
- 扱いやすさ:(☆5)
- 価格(コスパ):(☆5)
- 総合評価:(☆5)
今回紹介した『GAOMON M1220 ペンタブレット』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- リーズナブルな価格
- 充実した付属品
- スタイリッシュで軽量なデザイン
- プラグアンドプレイ対応で扱いが簡単
- 高感度・電源不要ペン
- 公式無料ソフトで詳細なカスタマイズが可能
- スムーズで快適な描き心地
- 汚れの気にならない筐体素材
- Androidデバイス対応
悪かった点
- Bluetooth(ワイヤレス)接続に非対応
- Android向けのソフトは用意されていない
このように、リーズナブルな価格に対して高い性能、柔軟なカスタマイズ性と持ち運びやすいデザインを兼ね備えた高コストパフォーマンスなペンタブとなっています。
特に書き心地が非常に優れており、反応性も良く、実に快適に描くことが可能でした。
PCのみならずAndroidのスマホ・タブレット端末でも利用可能。公式の無料ソフトウェアで、各種機能を詳細にカスタマイズできる点も嬉しいですね。
替え芯やUSBアダプタ、収納ポーチなど付属品も充実しており、プラグアンドプレイ対応で扱い方も簡単。まさに初心者にうってつけのエントリーモデルであると言えます。
イラストを描く絵師さんはもちろん、オンライン授業時やウェブ会議時にちょっとしたメモ書きを行いたい場合にも重宝するでしょう。
初めて購入するペンタブを探している方には、是非オススメしたい一品です!
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