新型コロナウイルスの影響により、最近ではオンライン通話ツールを使用したウェブ会議や、自宅学習(オンライン学習)が広く行われるようになってきましたね。
PCやタブレット、スマートフォン端末等を使用してウェブ会議やオンライン授業に参加する際、有ると便利なガジェットが "ペンタブレット" です!
▼文字や絵をペンで直感的に描くことのできる便利なツール。
ウェブ会議やオンライン授業だけでなく、イラストなどを描く絵師の方にとっても重宝するガジェットです。
しかし販売されているペンタブレットの種類は非常に多く、高いものから安いものまでバリエーションが膨大であるため、どの製品を購入すれば良いのか迷ってしまう方も多いと思います。
そこで今回オススメしたいのが、リーズナブルな価格に対して高い性能を誇るペンタブレット(板タブ)『GAOMON M10K PRO』です!
▼高コスパな板タブ
ブランド | GAOMON 日本公式ストア・公式Twitter |
モデル名 | M10K PRO |
対応OS | Windows 7/8 / 8.1 / 10 Mac10.12以降 Android 6.0以降 |
ペン種別 | パッシブペンAP32, 5080LPI |
筆圧 | 8192レベル |
傾き | ±60° |
反応速度 | 266pps |
可読高度 | 10mm |
インターフェース | マイクロUSB |
エクスプレスキー | 11 +タッチリング |
本体サイズ | 360×240×10.5mm |
本体重量 | 約659g |
作業領域 | 255.06 ×159.84mm |
今回紹介する『GAOMON M10K PRO』は、6,000円前後のリーズナブルな価格に対して、高い筆圧感度と精度、そして多くの機能を搭載したコスパ抜群のペンタブです。
筐体サイズは360×240×10.5mm、約659gと持ち運びにも適したコンパクトかつ軽量なサイズ。USBケーブルによる有線接続式であり、PCやスマホ、タブレットなど幅広い端末に接続して使用することが可能です。
▼コンパクトで取り回しやすい筐体サイズを最大限に活かした、255.06 ×159.84mmの広い作業範囲。266ppsの反応速度に対応。
▼WindowsやMac OSに加えて、OTG機能対応のAndroid端末(ver6.0以降)への接続にも対応しています。
筐体には10つのショートカットキーとタッチリング、ラウンドキーが搭載されており、ワンタッチで様々な機能にアクセスすることが出来ます。
▼公式の配布する無料ソフトウェアをインストールして、各キーに割り当てる機能を自由にカスタマイズすることも可能。
▼ズームイン/ズームアウト/スクロール(デフォルト設定)の操作を直感的に行えるタッチリング&ラウンドキー
そして製品には8192レベルの筆圧、±60度の傾き検知機能に対応した高精度のペンも同梱されており、力を入れずとも、思い通りにスラスラと描くことが可能です。
このように、絵師を目指して初めてイラスト制作に挑戦したい方や、オンライン授業用に手軽な価格のペンタブを探している方には、ぜひオススメしたい高コスパなペンタブとなっています!
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点を紹介していきます。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- ペンタブ本体
- AP32ペン
- ペンケース
- Micro USBケーブル
- 替え芯×8本
- 替え芯交換用ツール
- フェルトポーチ
- クイックスタートガイド
- Type-C OTG変換アダプタ
- 収納袋
▼説明書は日本語にも対応しているので、扱い方で困ることはないでしょう。
▼フェルトポーチの中には『替え芯』と『替え芯交換用ツール』が入っています。
▼Type-C OTG変換アダプタは、Androidのスマホ・タブレット端末と接続する際に使用します。
▼そしてこれらの付属品は、同じく付属のポーチ(袋)に入れておくことで簡単に持ち運べます。
このように、付属品が非常に充実している点も嬉しいですね!
ペンタブレットの外観
▼360×240×10.5mmのスタイリッシュな外観。リーズナブルな価格の一方で、安っぽさは感じられません。
▼背面の様子。四隅にゴム製の滑り止めが施されています。
▼正面には各種操作インターフェースが集約されています。
▼公式ソフトウェアで好みの機能を割り当てることのできる、10つのショートカットキー。
▼指のスライドで、ズームイン/ズームアウト/スクロール(デフォルト設定)等の操作を直感的に行えるタッチリング&ラウンドキー。
▼本体重量は約659gと軽く、片手でもラクラク持ち運ぶことが出来ます。
▼厚みは約10.5mmと非常に薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。
▼側面(操作インターフェース搭載側)には、端末と接続するためのUSBポートが用意されています。
▼また、反対側の側面には付属のペンを収納しておけるペンジャケットが用意。
このように、コンパクトかつ軽量な筐体に、必要最低限の機能を実装する洗練されたデザインとなっています。
充電不要の高性能ペン
そして本製品には、充電やバッテリーが不要な高性能ペンが付属しています。
▼ペンを収納しておけるケースも付属。
付属のペンは8192レベルの筆圧に対応しているほか、±60度の傾き検知機能を搭載。
細かい線から大胆な描画まで、指先の繊細な動きに対応して思い通りにスラスラと描くことが出来ます。
▼ペンの先端はゴム製になっており、指が滑りづらく持ちやすい形状。
▼交換用ペン先も付属しており、長期にわたって利用できます。
▼ペン先にも、ショートカット機能を利用できるファンクションボタンが2つ搭載。
前述した通り、ペンの利用にあたり充電や電池、バッテリー等も不要のため、充電残量などを気にせず作業に集中することが出来ます。
▼なお、ペンタブのジャケットにペンを装着しておくことで、一緒に持ち運ぶことが可能です。
▼このようなカタチでスッキリと収まります。
プラグアンドプレイ対応で接続後すぐに利用可能!
本製品はプラグアンドプレイに対応しており、PCやスマホ・タブレット端末と接続後、すぐに利用を開始することが出来ます。
まず付属のUSBケーブルでペンタブとデバイスとを接続します。
▼ケーブル先端はポートに対して90度直角の形となっており、極力邪魔にならないデザインがなされています。
ケーブル接続と同時に、デバイス側で自動的にセットアップが開始されます。
そしてセットアップ完了後、あっという間にペンタブレットの利用が可能となります。
このように、使用開始にあたりドライバやソフトウェアのインストールが不要なため、PC初心者でも簡単に使用を開始することが出来ます。
出勤先の社用PCなどでも、即座に利用を開始できる点は嬉しいですね!
実際に使用した感想
それでは、実際に『GAOMON M10K PRO ペンタブレット』を使用した感想について紹介していきます!
非常に快適な描き心地
本製品を使用して、ペイントソフトやIllustratorで色々と描いてみました。
率直な感想としては、快適な書き心地を実現できていると感じました。
さすがは8192レベルの筆圧感度に対応していることもあり、ペンを握ってペンタブ表面を軽くなぞるだけで、流れるようにスラスラと描くことができます。
▼描画面の手触りも心地よく、指紋等の汚れも付着しづらいため、気持ちよく使用し続けることが出来ます。
▼実際に描いている様子
▼266ppsの反応速度に対応しており、座標も正確に読み取られます
ペン先の動きに対して描画の遅延や位置ズレなどは一切感じられませんでした。
またペンタブの描画領域の可読高度は10mmとなっており、ペン先がペンタブ表面に触れない程度に近づけても認識されます。
▼ペンタブがペン先に対して敏感に反応してくれるため、力を入れずに描くことが出来て手が疲れづらいです。
▼描いている時も、ほとんど腕に力を入れていません。ペン先の沈み込みもほとんど感じられませんでした。
私は今までにいくつか板タブを使ってきましたが、この価格帯でこれほどスムーズに描ける板タブは珍しいです。
残念ながら私には絵心が無いため、今回のレビューでは主に文字を書くだけの用途で試すのみでしたが、これだけ快適な書き心地であれば、高度で詳細なイラストを描く用途でも問題なく対応できると思います。
Android端末でも使用可能
上述した通り、本製品はAndroid端末にも対応しています。
そのため、付属のアダプタを使用することで、Androidのスマホ・タブレットと接続してペンタブの使用が可能です。
▼USBケーブルの先端に付属アダプタを装着。
▼Android端末に接続してペンタブを利用。
Androidのタブレット端末と接続した場合でも、PCの場合と変わらずスラスラと文字を描くことが出来ました。
ただし、Android向けのソフトは存在していないため、Android端末と接続した際に各種ファンクションボタンが使用できない点がやや残念です。
公式の無料ソフトウェアで機能をカスタマイズ
ペンタブ本体およびペンには、各種機能にワンタッチでアクセスできるショートカットボタンが搭載されており、うまく使いこなすことで作業の効率化を図ることが出来ます。
▼ペンのショートカットボタンを利用して、描画に関する各種パラメータの調節を瞬時に行うことが出来ます。
▼またタッチリング&ラウンドキーを利用して、ズームイン/ズームアウト/スクロール等の操作を直感的に行うことも可能です。
これらの機能は、開発元の公式サイトにて配布されている無料ソフトを利用することで細かくカスタマイズすることが出来ます。
上記リンクにアクセス後、M10K PRO対応のソフトウェアをダウンロード&インストールしてください。
▼同モデル用のソフトウェアが複数存在する場合は、最新のバージョンを使用しましょう。
このソフトウェア上では、ペンタブ本体やペンに搭載されている操作ボタンに割り当てる機能をカスタマイズしたり、タッチペンや描画領域に関する調整を行うことが可能です。
ソフトウェアを起動すると、接続しているGAOMONの製品が認識され、以下のような設定インターフェースが表示されます。
▼筆圧感度の調整が可能。
▼各ショートカットボタンに好みの機能を割り当てて、自身が最も使いやすい環境を実現できます。
▼描画領域の調整を行うことで、各種ソフトウェア使用時に最適な描画環境を実現できます。
また、ペンタブの描画領域角度を変更することで、ペンタブの縦使用も可能となります。
▼左利きの方が利用する場合は、角度を180度変更することで操作インターフェースを右手側に持ってくることが出来て利用しやすくなるでしょう。
このように、ただ多機能なだけでなく、扱い方や各種機能を自分好みに細かくカスタマイズできる点は非常に便利ですね!
6,000円前後で本格的に使える高コスパなペンタブレット
- 性能:(☆4.5)
- デザイン:(☆5)
- 扱いやすさ:(☆5)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆5)
今回紹介した『GAOMON M10K PRO ペンタブレット』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- リーズナブルな価格
- 充実した付属品
- スタイリッシュで軽量なデザイン
- プラグアンドプレイ対応で扱いが簡単
- 高感度・電源不要ペン
- 公式ソフトで詳細なカスタマイズが可能
- スムーズで心地よい描き心地
- 汚れの気にならない筐体素材
悪かった点
- Bluetooth(ワイヤレス)接続に非対応
このように、リーズナブルな価格に対して高い性能、柔軟なカスタマイズ性と持ち運びやすいデザイン性を兼ね備えた高コストパフォーマンスなペンタブとなっています。
この価格帯のペンタブとしては、特に書き心地が非常に優れており、反応性も良くペンの沈み込みもほとんど気にならなかったため、実に快適に描くことが可能でした。
PCのみならずAndroidのスマホ・タブレット端末でも利用可能。公式の無料ソフトウェアで、各種機能を詳細にカスタマイズできる点も嬉しいですね。
替え芯やUSBアダプタ、収納ポーチなど付属品も充実しており、プラグアンドプレイ対応で扱い方も簡単。まさに初心者にうってつけのエントリーモデルであると言えます。
イラストを描く絵師さんはもちろん、オンライン授業時やウェブ会議時にちょっとしたメモ書きを行いたい場合にも重宝するでしょう。
初めて購入するペンタブを探している方には、是非オススメしたい一品です!
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