2023年1月24日(火)発売の、PS5, PC向け魔法アクションRPG『FORSPOKEN(フォースポークン)』。
本作は、パルクールを駆使して広大なフィールドを冒険する、オープンワールド型の魔法アクションRPGです。
スクウェア・エニックスの新規IPによる作品であり、開発は『ファイナルファンタジーXV』に携わったスタッフらを中心とした「Luminous Productions」が担当しています。
ハード | PS5, PC |
開発元 | Luminous, Luminous Productions |
価格 | 通常版:9,680円(税込) デジタルデラックスエディション:14,080円(税込) |
ジャンル | 魔法アクションRPG |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2023年1月24日(火) |
このゲームについて:
ニューヨークに住む「フレイ・ホーランド」は、ある日謎の現象に巻き込まれ、 美しくも残酷な異世界「アーシア」へと飛ばされてしまう。そしてその腕には意志を持つ魔法のブレスレット「カフ」が巻かれていた。目覚めた魔法の力とカフの助けを借り、フレイは故郷へと帰る方法を探して広大なアーシアでの旅を始める。
美しくも残酷なオープンワールド
圧巻のグラフィックと最先端の技術によって生き生きと描き出された素晴らしい景観と幻想的クリーチャーたちからなる、「アーシア」に広がるレルムを探索。
カスタマイズ可能な魔法の宝庫
スピード感溢れる爽快なプレイから、緻密且つ戦略的なプレイまで、多種多様なプレイスタイルに対応した強力なアビリティの数々を駆使して、邪悪な魔物たちと華麗に戦おう。
魔法で強化された直感的なパルクール
壁を上り、渓谷を越え、目もくらむような高さから跳び、広大な地を駆け抜ける。フレイ独自の能力によって簡単且つ滑らかにオープンワールドを横断できる。
ニューヨークに住む主人公「フレイ・ホーランド」は、ある日謎の現象に巻き込まれ、 美しくも残酷な異世界「アーシア」へと飛ばされてしまいます。目覚めた魔法の力と、意志を持つ魔法のブレスレット「カフ」の助けを借り、フレイは故郷へと帰る方法を探して広大なアーシアでの旅を始めます。
スクウェア・エニックスは本作を「物語主導のアドベンチャー」と表現しており、アクションだけでなく、ストーリーの内容にも力の入った作品になっているとのこと。
物語の舞台となる広大なオープンワールド「アーシア」には高低差のあるフィールドが広がっており、魔法の力×パルクールを駆使して険しい地形や廃墟などをスピーディかつスタイリッシュに駆け抜けていきます。
オープンワールドには恐ろしいモンスターに加えて、味方・敵対NPCなど様々なキャラクターが存在。探索したり、各地のモニュメントを訪れてフレイの能力をアップさせたり、最深部に大型のボスが待ち受けるダンジョンに挑むなど、多くのコンテンツが用意されています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Gaming Nexus -全体的に満足度の高いコンテンツ
Score:95点
本作における戦闘、アップグレード要素、探索、難易度バランスなどの要素はいずれも高いクオリティで作り込まれています。
メインストーリー以外にも多くの探索、サイドコンテンツが用意されており、ストーリークリアのみなら約25時間、やり込み要素を加えるとさらに+20時間は夢中になって遊べるでしょう。
ゲーム内では難易度をいつでも変更できるため、ユーザーのプレイスキルに応じて柔軟な調節が可能です。
そして移動中や戦闘中にパルクールを駆使して縦横無尽に駆け巡る体験は実にスピーディかつ爽快で、進めるうちに様々な能力を開放できるため、ずっと遊んでいて飽きません。
グラフィックの質が良く、PS5版におけるロード時間はほぼゼロに等しいため、ファストトラベルも快適です。
全体的に満足度の高いコンテンツです。
良かった点
- 満足度の高いコンテンツボリューム(クリアまで約25時間&多くのやり込み要素)
- 難易度のバランスが良い
- 素晴らしいストーリー
- 夢中になるアップグレード要素
- 見栄えの良いグラフィック
- スピーディで爽快感のあるパルクールアクション
- ロード時間がほぼゼロ(PS5版)
悪かった点
- フレイの性格や「カフ」との会話で、たまにイライラさせられる
- 会話をするたびに暗転する
TierraGamer -探索と戦闘が非常に楽しい
Score:80点
本作にはバリエーション豊かな魔法や能力が用意されており、ゲームを進めるごとに次々と新能力を獲得できるため、毎回の戦闘に多様性が生まれて非常に楽しいです。アップグレード要素も充実しており、たくさんのことを試したくなります。
また魔法パルクールアクションにも爽快感があり、険しい地形をスピーディに駆け巡りつつ探索する体験は気持ちよくて夢中になりました。
オープンワールド上にはたくさんのダンジョンが用意されており、攻略して装備品やアクセサリー、能力を獲得できます。メインストーリーとサイドコンテンツを含めたボリュームは膨大で、長時間遊べるコンテンツとなっています。
ストーリーの内容やカットシーンが多すぎるなど問題点もあるものの、非常にユニークで変化に富んだ戦闘を提供しているアクションRPGには違いありません。
良かった点
- 非常に多様性があって面白い戦闘
- 魔法のバリエーションが豊富
- 夢中になるアップグレード要素
- 魔法パルクールを駆使した探索は気持ちが良い
- 多くのコンテンツボリューム
悪かった点
- ストーリーはあまり面白くない
- オープンワールドの密度が薄い
- カットシーンが多い&長い
PlayStation LifeStyle -パルクールアクションによる移動と戦闘は非常に素晴らしい
Score:80点
本作は、実に多様性に富んだ戦闘を楽しめるアクションRPGです。パルクールアクションによる移動と戦闘は非常に素晴らしい出来であり、これだけで本作をプレイする価値はあるでしょう。
メインストーリーに関しては、全体的に壮大ではあるものの、内容がやや不自然で没入感に欠ける部分があります。主人公のフレイに関しても、ちょっとイラつかされる部分があります。
技術面に関して、グラフィックの質は高いですが、設定によってはリフレッシュレートが著しく低下してゲーム体験が損なわれることもありました(PS5版)。
PS5版におけるロード(読み込み)は爆速であり、ゲームをコンテニューしたり、遠隔地にファストトラベルした場合でも平均2秒ほどしかかかりません。
コンテンツボリュームは豊富で、メインストーリーとサイドコンテンツを含めれば優に50~60時間は遊べるでしょう。
確かにいくつか欠点のある作品ではありますが、魔法パルクールと戦闘が、欠点を補って余りあるほど高いクオリティとなっています。
良かった点
- 素晴らしいグラフィックと演出
- 実に多様性に富んだ戦闘
- 壮大なアドベンチャー要素
- 豊富なコンテンツボリューム(サイドコンテンツ含めて50~60時間程度)
- 課金要素が無い
- 驚くほど速い読み込み(ロード)
悪かった点
- 少し不自然に感じ、没入感に欠けるストーリー
- 序盤の展開がスローテンポ
- フレイのキャラにイラつくことがある
GamingBolt -キャラクターが口を開くたびにゲーム体験の質が下がる
Score:70点
本作における戦闘および魔法パルクールアクションは確かに優れた出来であり、全体的には楽しく変化に富んだゲームプレイを楽しむことが出来ます。
多くの探索要素&サイドクエストも用意されており、オープンワールドを縦横無尽に駆け巡って冒険するのも面白い体験でした。
一方で、ストーリーの内容はいたって平凡であり、どこかで見た・聞いたことのあるようなファンタジー物でしかありません。
不必要なカットシーンや会話でゲームが頻繁に中断される点にもイライラします。何より、登場人物同士の会話内容が酷い出来です。必要に感じない内容をベラベラ喋るだけであり、キャラクターが口を開くたびにゲーム体験の質が下がります。
グラフィックに関しては概ね質が高いものの、一部のグラフィックモード(クオリティモード)において、フレームレートが著しく低下します(PS5版)。画質にはある程度妥協して、フレームレート優先のパフォーマンスモードで遊ぶことをオススメします。
酷いストーリーや会話、キャラクターなどの欠点を、素晴らしい戦闘とパルクールアクションがなんとか補っている感じです。
良かった点
- 楽しく変化に富んだゲームプレイ
- ゴージャスなビジュアル
- 優れた戦闘
- 面白い魔法パルクールアクション
- 多くの探索要素&サイドクエスト
悪かった点
- 不必要なカットシーンや会話でゲームが頻繁に中断される
- 平凡なストーリー
- 会話内容の作り込みが酷い
- 一部のグラフィックモード(クオリティモード)において、フレームレートが著しく低下する(PS5版)
Hardcore Gamer -多くの問題を抱えた作品
Score:40点
本作の良い点は、おそらくコンソールの中でも最速レベルの素早いロード時間でしょう。
その他の点に関しては、残念ながら問題だらけと言わざるを得ません。
まずストーリーと物語の脚本が酷く、興味をそそられません。内容はいたって平凡であり、多くの意味のない会話やカットシーンで占められています。
主人公である「フレイ」にも魅力が感じられないどころか、ストーリーを進めるにつれて次第に会話内容や性格に違和感を感じてイライラするようになり、感情移入どころではありませんでした。
オープンワールドはただ広大なだけの平凡なマップであり、似たような風景が広がる平野です。
そして技術的な問題もあります、一見するとグラフィックの質は高いように見えますが、描画距離が短く、中・長距離のオブジェクトは読み込まれないか、ぼやけて描画されます。グラフィックモードではフレームレートが著しく低下し、パフォーマンスモードでは見栄えが悪くなります。
スクウェア・エニックスの新規IPによる魅力的な作品になるはずが、残念ながら退行的で時代遅れなゲームデザインに行き詰っているようでs。
良かった点
- 驚くほど速いロード時間(PS5版)
悪かった点
- フレイを含めたキャラに魅力が感じられない
- 平凡で多様性に欠けるオープンワールドデザイン
- 意味のない支離滅裂な会話内容にイライラする
- 技術的な問題(グラフィック&フレームレート)
- メインストーリー自体は短い
- ストーリーと物語の脚本が酷い(興味をそそられない)
総評:戦闘と魔法パルクールアクションに魅力が集約された作品
総合Score:68点
GOODな点
- 非常に多様性があって面白い戦闘
- 面白い魔法パルクールアクション
- 夢中になるアップグレード要素
- 豊富なコンテンツボリューム(サイドコンテンツ含めて50~60時間程度)
- 驚くほど速いロード時間(PS5版)
- 難易度のバランスが良い
BADな点
- ストーリーと物語の脚本が酷い(興味をそそられない)
- 不必要なカットシーンや会話でゲームが頻繁に中断される
- 平凡で多様性に欠けるオープンワールドデザイン
- 会話内容の作り込みが酷い
- フレイのキャラにイラつくことがある
- 技術的な問題(グラフィック&フレームレート)
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『FORSPOKEN(フォースポークン)』についての海外メディアの感想となります。
優れた戦闘とパルクールアクション
多くのレビュアーが本作の戦闘&魔法パルクールアクションについて、非常に高い評価を付けていました。
魔法や特殊能力を駆使した戦闘は多様性に富んでおり、敵の種類も豊富なため、全体を通して戦闘に退屈することはなかったとのこと。
魔法パルクールアクションの出来も良く、スピーディで爽快なパルクールを駆使して広大なオープンワールドを探索する体験には夢中になることが出来ます。
コンテンツボリュームは豊富で、メインストーリーとサイドコンテンツを含めれば優に50~60時間は遊べるようです。
そしてPS5版におけるロード(読み込み)は爆速であり、ゲームをコンテニューしたり、遠隔地にファストトラベルした場合でも平均2秒ほどしかかかりません。PS5タイトルの中でも最速レベルでは、と述べるレビュアーもいました。
ストーリー・脚本・キャラクターに難あり
一方で、ストーリー・脚本・キャラクター等に関しては、多くの不評が見受けられました。
ストーリーと物語の脚本はどこかで見た・聞いたことのあるような平凡な内容であり、興味をそそられないとのこと。
多くのプレイ時間が意味のない会話やカットシーンで占められており、棒立ちのキャラが延々と意味のない会話を交わす光景を眺めさせられると述べられています。
主人公である「フレイ」にも魅力が感じられないどころか、ストーリーを進めるにつれて次第に会話内容や性格に違和感を感じ、イライラするようになると述べるレビュアーもいました。
オープンワールドはただ広大なだけの平凡なマップであり、似たような風景が広がっているとのこと。
そして技術的な問題も指摘されていました。一見するとグラフィックの質は高いように見えますが、描画距離が短く、中・長距離のオブジェクトは読み込まれないか、ぼやけて描画される。グラフィックモードではフレームレートが著しく低下し、パフォーマンスモードでは見栄えが悪くなるなど、最適化不足を指摘する声も見受けられました。
多くの欠点はあるものの、戦闘とアクションに関しては好評
上述したように多くの欠点があるものの、魔法パルクールアクションによる移動と戦闘は非常に素晴らしい出来であり、「戦闘とパルクールだけでも本作をプレイする価値はある」と述べるレビュアーもいました。
カットシーンや会話が多すぎるという不評が見受けられますが、スキップ機能が用意されているため、不必要に感じたシーンはどんどんスキップして良いと推奨されていました。ストーリーではなく、アクション性に重点を置いて遊びたいプレイヤーはその方が良いかもしれませんね。
PS5版において、一部のグラフィックモード(クオリティモード)ではフレームレートが著しく低下するため、画質にはある程度妥協して、フレームレート優先のパフォーマンスモードで遊ぶことがオススメされています。
一方で、PS5版におけるロード(読み込み)時間は驚くほど速く、新世代機のパワーを最大限に感じられるパフォーマンスになっているようです。
賛否両論な作品ですが、戦闘と魔法パルクールアクションに関しては間違いなく出来が良いため、物語よりもアクション性を重視するゲーマーの方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか!
▼こちらの記事もオススメ!
-
『ファイアーエムブレム エンゲージ』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2023年1月20日(金)発売の、ニンテンドースイッチ向けシミュレーションRPG『ファイアーエムブレム エンゲージ』(Fire Emblem Engage)(FEエンゲージ)。 本作は、人気シミュレー ...
続きを見る
-
『ワンピース オデッセイ』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2023年1月12日(木)発売の、PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC向けRPG『ワンピース オデッセイ』(ONE PIECE ODYSSEY)。 本作は、人気漫画シリーズ『ワン ...
続きを見る