中国のスマートフォンブランドである「Blackview」は、同ブランドからリリースするミニデスクトップPCとしては2機種目となる『Blackview MP200』を2023年6月に販売開始します。
手のひらサイズのコンパクトな筐体に対して、実用的な性能と優れた静音性を実現したWindows 11 Pro搭載モデルとなっています。
今回はこの『Blackview MP200』について提携先より提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすくレビューしていきます!
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- 開始日:2023年6月20日(火)00:01 ※日本時間
- 終了日:2023年7月2日(日)23:59 ※日本時間
ブランド | Blackview |
型名 | MP200 |
OS | Windows 11 Pro (64bit) |
CPU | Intel Core i5-11400H |
RAM | 16GB DDR4, 3200Mhz(最大128GBの拡張可能) |
ストレージ | 512GB M.2 SSD(最大2TBまで2.5インチHDD増設可能) |
対応通信規格 | Dual-Band Wi-Fi 2.4G+5G Bluetooth 5.2 有線LAN |
グラフィック | Intel UHD Graphics |
インターフェース | USB 3.2 Gen2 ×4 USB Type-Cポート(15W)×1 3.5mmオーディオジャック ×1 電源ボタン ×1 HDMI 2.0 ×1 ディスプレイポート(DP)×1 LANポート ×1 CMOSボタン ×1 5.5mm DC電源ポート ×1 |
本体サイズ | 183.2mm×150mm×75.5mm |
本体重量 | 約690g |
今回紹介する『Blackview MP200』は、最新のWindows 11 Pro(64bit)を搭載したミニデスクトップPCです。
CPUには "Intel Core i5-11400H"、RAMは16GB DDR4を搭載しており、大抵の作業を快適にこなせるだけのスペック構成となっています。なおRAMは最大128GBまで拡張可能です。
ストレージには512GB SSDを採用。大量のデータを保存できるほか、本体起動からデータ転送まで高速で行うことが可能です。拡張性にも優れており、最大2TBまでの2.5インチHDD増設が可能です。
通信規格は有線LANに加え、デュアルバンドWi-Fi(2.4G+5G)とBluetooth 5.2に対応。
そして183.2mm×150mm×75.5mm、約690gのコンパクトかつ軽量な筐体には充実のインターフェースが用意されており、HDMIポート、Type-Cポート、ディスプレイポートを利用した3画面同時出力も可能です。
【搭載インターフェース】
- USB 3.2 Gen2 ×4
- USB Type-Cポート(15W)×1
- 3.5mmオーディオジャック ×1
- 電源ボタン ×1
- HDMI 2.0 ×1
- ディスプレイポート(DP)×1
- LANポート ×1
- CMOSボタン ×1
- 5.5mm DC電源ポート ×1
そして筐体内部には優れた廃熱機能が備わっており、高負荷での連続使用時にも内部に熱がこもりにくい構造となっています。
持ち運びにも適した筐体サイズに対して、実用的なスペック構成を実現したミニデスクトップPCとなっています。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- PC本体
- スタンド
- 電源アダプタ
- 電源ケーブル
- モニター裏取り付け金具&ビス一式
- ユーザーマニュアル
- HDMIケーブル
▼電源アダプタのサイズは大きいです。
▼付属金具を用いてモニター裏等へ設置することも出来ます。
PC本体の外観
▼PC本体の外観。黒を基調としたスタイリッシュなデザイン。
▼183.2mm×150mm×75.5mm、約690gの筐体は軽くて、持ち運びにも適しています。
そのままデスク上に置いても良いですが、付属のスタンドを利用することで設置時の安定性が増します。
▼スタンドに設置した様子。
底部のビスをドライバーで外すことで、側面カバーを取り外すことが出来ます。
▼内部の様子。
▼SATAコネクタが用意されており、最大2TBまでの2.5インチHDDを増設することが出来ます。
▼512GBのSSDが内蔵。
▼16GBのRAMも搭載されています。
▼RAMに関しては、最大128GBまでの拡張に対応できるスペースが用意されています。
このように、拡張性に優れた設計がなされています。
インターフェース構成
続いて本体インターフェースについて紹介していきます。
▼前面の様子。
▼画像上から電源ボタン、3.5mオーディオジャック、USB 3.2 Gen2ポート×2、USB Type-Cポート(15W)が用意。
▼背面の様子。
▼画像上からUSB 3.2 Gen2ポート×2、ディスプレイポート(DP)、HDMI 2.0ポート、LANポート、DC電源ポートが用意。
このように、一般的なデスクトップPCに負けず劣らずの充実したインターフェース構成となっています。
HDMIポート、Type-Cポート、ディスプレイポートを利用した3画面同時出力が可能です。
また、USB 3.2 Gen2ポートが4つも用意されており、高速伝送に対応している点も嬉しいですね!
実際に使用した感想
それでは、『Blackview MP200』を実際に使用した感想を紹介していきます!
▼今回のレビューではウルトラワイドモニター(3440×1440)に接続して使用しました。
▼HDR描画にも対応。
▼実際に接続した様子。スタイリッシュに利用したい方は、Bluetooth対応マウス&キーボードを接続すると良いでしょう。
ただ電源アダプタが大きめのため、設置場所にはやや気を遣う必要があるかもしれません。
▼デバイスの仕様。
▼475GB分が利用可能領域として割り振られています。
▼CrystalDiskMarkのスコア。
大抵の作業を快適にこなせる性能
最初に、一般的なPC用途として考えられるウェブブラウジング(Webサイト閲覧)や、動画視聴時のパフォーマンスを確認してみました。
ウェブブラウジングに関しては、画像多めのサイトからスクリプトが多用されたサイトまで、いずれもスムーズに読み込むことが可能でした。
▼ページスクロール時にも画面がカクついたり、遅延の発生などはほとんどありません。
▼画像や動画といった埋め込みファイルもスピーディに描画されます。
また、YouTuberなどの動画サイトにて動画を再生した場合でも、高画質映像を問題なく視聴することが出来ました。
▼4K動画もスムーズに視聴可能!ただし再生時の快適さは通信速度に依る部分もあります。
▼4K画質動画を再生中に固まったり、カクつくこともありませんでした。
そして Microsoft Officeなどの作業用ソフトウェアを使用して、様々な作業を行ってみました。
この場合においても、計算処理や描画処理、ファイル出力などがスムーズに行われ、ストレスを感じることなく作業を行うことが出来ました。
▼複数ウィンドウを同時表示した場合でも、快適に作業をこなすことが可能です。
このように、根本的なスペック自体がそこそこ優れているため、一般的なPC用途に関しては何の問題も無く動作することが確認できました。16GB RAMのおかげで、いくつかの作業を並行して行った場合も、いたってスムーズに動作します。
リモートワーク用や、オンライン授業用のメインPCとしても、オススメできる性能となっています。
コンパクトで場所を取らない
本製品はコンパクトで場所を取りません。
▼省スペース化にはうってつけ!スッキリとした作業環境を実現したい方にもオススメです。
ゲーミングはやや厳しい
本製品のゲーミング性能についても確認してみました。
『FF14ベンチマークテスト』を実行してみます。
テスト条件①
- 1920×1080
- 高品質(デスクトップPC)
- ウィンドウモード
- DirectX 11
上記①の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア1176点、評価は "設定変更が必要" でした。
高画質設定ではスムーズなパフォーマンスは期待できないという結果です。
続いて、品質設定を落として再テストを行ってみました。
テスト条件②
- 1920×1080
- 標準品質(デスクトップPC)
- ウィンドウモード
- DirectX 11
上記②の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア2393点、評価は "設定変更を推奨" でした。
コチラの場合も、プレイ中にカクつきやフレームレート低下が頻発して、快適とは言えないパフォーマンスとなるでしょう。
他にはPC(java版)マインクラフトをプレイしてみましたが、軽量化MODを導入した場合であれば、30~40fps以上は確保することができ、比較的スムーズに遊ぶことができるようになりました。
重めのPCゲームを遊ぶことには適していませんが、マイクラ(軽量化MOD導入状態)など、軽めのタイトルであれば画質設定を妥協することで、ある程度スムーズに遊べるようになります。
ゲーミング用端末としてはオススメできませんが、ちょっとした息抜きに軽めのゲームを楽しむことは可能でしょう。
ミニPC最新モデル FF14ベンチマークスコア比較表
当サイトで今まで紹介したミニPCの最新モデルについて、FF14ベンチマークテストを実行した際のスコアを一覧で紹介しています。
ミニPCのゲーミング性能に興味のある方は、是非参考にしてみてください!
※いずれもレビュー時点で配布されていたベンチマークテストツールによる、1920×1080ウィンドウモードでの実測値です。
モデル名 | スコア | |
標準品質 | 高品質 | |
MINISFORUM TL50 | 6719 | 4002 |
Beelink GTR5 | 6161 | 3805 |
MINISFORUM EliteMini HX90 | 5144 | 3053 |
Beelink SER4 | 4962 | 3190 |
Minisforum EliteMini HM90 | 4680 | 2980 |
GMK NucBox2 | 3640 | - |
Beelink SEI 8 | 3282 | 1738 |
Beelink SER3 | 2201 | 1381 |
NiPoGi Radeon Vega 3 | 1883 | - |
Beelink U59 | 1190 | - |
ACEPC Mini PC AK2 | 1184 | - |
Beelink MINI S | 1137 | - |
CHUWI LarkBox | 1052 | - |
なお、スコア値の目安は以下の通りです。
引用元:ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークとは
優れた廃熱性、一方ファンの音はやや大きめ
本製品の排熱機構は優れており、長時間の連続使用時にも筐体自体はほとんど熱を持ちませんでした。
▼数時間連続使用しても、全然熱くならない。
▼底部に近い場所を触ると、やや温かさを感じる程度。
優れた廃熱機構を実現できていると言えます。長時間連続使用したい場合にも安心でしょう。
一方で、低負荷動作時の動作音はいたって静かですが、ちょっとでも負荷が大きくなると内部ファンの回転数が上がり、結構大きなフォーンという音が筐体から聞こえてくるようになります。
そこまで大きな音ではないものの、間近のデスク上に設置している場合、作業の集中力をやや削ぐかもしれません。この点は改善の余地があると感じました。
充実したインターフェースと実用的なスペックを兼ね備えたミニPC
今回紹介した『Blackview MP200』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトかつ軽量で持ち運びにも適したサイズ
- 優れた拡張性
- スタイリッシュな見た目
- 充実したインターフェース構成
- USB 3.2 Gen2ポート搭載
- 3画面同時出力に対応
- 一般的なPC作業をスムーズこなせる実用的な性能
- 優れた廃熱性能
悪かった点
- ゲーミングやクリエイティブ用途には向かない
- 高負荷時のファンの回転音が大きい
以上のように、ウェブサイト閲覧・動画視聴・データ作業など、幅広い用途をスムーズこなすことのできる、実用的な性能を擁するミニデスクトップPC となっています。
この性能と充実したインターフェース構成にもかかわらず、本体サイズおよび重量は実にコンパクトかつ軽量なため、ディスプレイ裏に取付けるも良し、外出先に持参するも良しの、汎用性に優れたモデルと言えます。高速伝送に対応したUSB 3.2 Gen2ポートを4つも搭載している点は嬉しいですね。
また廃熱性能も優れており、長時間の連続使用時でもパフォーマンスへの顕著な影響は見られませんでした。
ただしオンボードグラフィックのため3D処理能力は低く、ゲーミングやクリエイティブ用途にはあまり向かないので注意してください。また、高負荷時のファンの回転音が大きい点も気になりました。あまり身近に設置せず、モニター裏等へ設置することをオススメします。
何はともあれ、ちょっとした作業用に実用的なミニデスクトップPCの購入を検討している方は、ぜひ本製品を検討してみてはいかがでしょうか!
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- 限定クーポン割引額:10,000OFF(商品ページ配布クーポン)
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- 割引後価格:54,216円(税込)
- 合計割引率:約23%
- 開始日:2023年6月20日(火)00:01 ※日本時間
- 終了日:2023年7月2日(日)23:59 ※日本時間
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