2020年6月11日(木)発売の、PS4, Xbox One, PC, iOS端末向けシミュレーションゲーム『Beyond Blue』(ビヨンドブルー)。
本作は、近未来を舞台とした海底探索シミュレーションゲームです。
世界屈指のゲームクリエイターや海洋学の専門家らが提携して、海底の生命の美しさを再現した意欲作です。
ハード | PS4, Xbox One, PC, iOS端末 |
開発元 | E-Line Media |
価格 | 19.99ドル(約2,000円) |
ジャンル | シミュレーション |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2020年6月11日(木) |
このゲームについて:
「Beyond Blue」は、この惑星の脈打つ青い心臓を探究するシングルプレイヤーアドベンチャーゲーム。
近未来を舞台にした「Beyond Blue」では、科学者にして深海探検家であるミライの目を通して海の謎を調査する。
新たに結成された研究チームを率いるミライは、革新的な技術を駆使して、これまでにない有意義な方法で海に目を向け、耳をすませ、触れ合っていく。
本作は、科学者にして深海探検家である主人公 "ミライ" の目を通して、 人の手が届かない海底を冒険・探索していくシミュレーションゲームです。
チームを率いて近未来的なツールを活用しつつ、海底の謎に迫っていきます。
美しいグラフィックと魅惑的なサウンドトラックとの組合せて、未知の海底がより一層神秘的なものに感じられる作品となっています。
海洋資源の開拓やゴミの不法投棄といった社会問題についても触れられており、プレイヤーが海のことをしっかり学べるゲームになっているとのこと。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
GameSpew -息を呑むほど美しい世界
Score:80点
非常に多くの生き物が生息する海底の様子は実にリアルであり、本当にそこに生息しているかのような没入感を感じることが出来ます。
ストーリー自体も興味深い内容であり、所々に教育的な要素が散りばめられている点も好印象です。
そして何より、幻想的なサウンドトラックを聴きつつ海底を漂っているだけで、この上なくリラックスすることができます。
幅広いゲーマーにオススメしたいタイトルです。
良かった点
- 多くの生物で活気に満ちた海底
- リラックスできるゲームプレイ
- 興味深いストーリー
- 素晴らしいサウンドトラック
- 教育的な要素
悪かった点
- 再起動が必要なバグに遭遇することがある
- 生物スキャンの面倒くささ
- 頻繁なフレームレートの低下
MondoXbox -ゲームとドキュメンタリーの中間
Score:78点
本作で初めて海中に足を踏み入れると、純粋なインパクトに圧倒されます。
海中の全ての生き物は見た目・動きともにリアルに再現されており、地形なども細かく作り込まれています。
ストーリー自体は短いものの、エコロジー(環境問題)なメッセージを含んだ興味深いものになっており、ドキュメンタリー番組的な印象を受けます。
海の生物に関する知識を付けることも出来るため、海中に興味のある人にはうってつけのゲームです。
良かった点
- 生き物のリアルな外見とアニメーション
- エコロジーなメッセージを訴えかけるストーリー
- 魚に詳しくなれる解説が用意
- 魅力的な海洋世界
悪かった点
- 3時間ほどのコンテンツ量
- ゲームループ自体は同じ
- ストーリー自体に深みがない
Generación Xbox -これまでで最高の海底シミュレーション
Score:75点
本作は非常に没入感の高い体験を提供しており、個人的にはこれまでで最高の海底シミュレーションの1つです。
海の生き物たちは高レベルに再現されており、彼らの動きを見ているだけでも楽しいです。
そして特に音響環境は素晴らしく、ヘッドホンを装着してプレイするとクジラの鳴き声の反響などが聞こえてきます。
ただし、ゲームプレイ自体は単調なため、人を選ぶゲームではあります。
良かった点
- 非常に没入感の高い体験
- 高レベルに再現された海の生き物たち
- 手軽な価格(19.99ユーロ)
- 優れた音響環境(ヘッドホン推奨)
悪かった点
- 単調なゲームプレイ
- 潜水艦はほとんど利用することはない
- 短いストーリー
Vandal -教育的な価値のあるゲーム
Score:70点
本作のゲームプレイは非常にシンプルかつ繰り返し感が強い一方で、壮観な景色とサウンドとで非常にリラックスすることが出来ます。
合間合間には教育的な要素が挟まれており、娯楽ゲーム以上の価値があると思います。
また、すべての生き物をスキャンしようと思えば、それなりにプレイ時間が長くなります。
作業用ゲームとして、何も考えずに楽しむにはうってつけです。
良かった点
- 教育的な価値のあるゲーム
- リラックスできて楽しいゲームプレイ
- 壮観な景色
悪かった点
- 折角の要素がいくつか十分に活用されていない
- 同じようなゲームループ
God is a Geek -ゲーム体験としては微妙
Score:60点
本作で海中を泳ぐのは確かに楽しい体験であり、教育的な要素は共有する価値のあるものです。
一方で、ゲームプレイ自体は面白みに欠けると言わざるを得ません。
基本的に単調であり、コンテンツ自体にやり込み要素はほとんどありません。
また、フレームレートが頻繁に不安定になるほか、潜水艦の運転は非常に酔いやすいです。
込められたメッセージ自体は価値のあるものですが、ゲーム的に刺激を求めるのであれば他の作品の方が選択肢として挙がるでしょう。
良かった点
- 海中を泳ぐのはリラックスできる
- 面白いドキュメンタリー的体験
悪かった点
- 不安定なフレームレート
- ゲーム体験としては微妙
- 酔いやすい潜水艦の操作
- やり込み甲斐の無いコンテンツ
総評:とてもリラックスできる海中探検ゲーム
総合Score:72点
GOODな点
- 多くの生物で活気に満ちた海底
- リラックスできるゲームプレイ
- 生き物のリアルな外見とアニメーション
- エコロジーなメッセージを訴えかけるストーリー
- 素晴らしいサウンドトラック
BADな点
- 生物スキャンの面倒くささ
- 頻繁なフレームレートの低下
- 3時間ほどのコンテンツ量
- ゲームループ自体は同じ
- やり込み甲斐の無いコンテンツ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Beyond Blue』についての海外メディアの感想となります。
メッセージ性のこもったリアルな海中探検
本作に登場する海中生物たちはいずれも動き・外見ともに非常にリアルで、本当に存在しているかのような実在感があるとのこと。
多くの海洋生物が生息する海中環境は実に魅力的で、初めて海中に足を踏み入れたときはいずれのレビュアーも圧倒されたようです。
グラフィックとは別に音響環境も優れており、ヘッドフォンを付けると生き物たちが発する音の反響が聞こえてきて終始リラックスした体験ができます。
また、海洋問題に関するメッセージ性も含まれているほか、海の生き物について詳しくなれるなど教育的な要素も含まれている点が好評でした。
ゲームプレイ自体は単調
一方でゲームプレイ自体は単調であり、最終的には同じことの繰り返しになるとのこと。
コンテンツ量自体も少なく、普通にストーリーをプレイしていれば3時間ほどでクリアできてしまうため、やり込むゲームではないという意見もありました。
リラックスできる海中探検ゲーム
いずれにせよ、リアルに表現された海中を探索するのはとてもリラックスできる体験であり、海洋生物に関する知識を深めることも出来ます。
また本作に込められたメッセージ性も価値のあるものであり、出来るだけ多くのゲーマーに共有してほしいと、いずれのレビュアーからも好評な様子でした。
リアルでリラックスできる海中探検を楽しみたい方は、是非プレイしてみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)
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