万能な無料動画編集ソフト『Aviutl』ですが、使い始めてまだ間もない方にとっては聞きなれない設定項目が多数登場すると思います。
そこで今回は、Aviutlを使い始める際に、まず一番初めに設定を行う「システムの設定」について、特に重要な設定値の解説と、おすすめの設定方法について簡単に紹介していきます!
ちなみに私も趣味で動画編集を行っており、Youtubeなどに動画を投稿しています!(Youtubeアカウント:FukaFuka295)
Aviutlを使うために最初に確認する「システムの設定」
Aviutlを使うためにまず最初に確認する設定、それが「システムの設定」です。ここで動画編集を行う前提の設定を確認します。
「システムの設定」は、メニューバーの "ファイル" > "環境設定" > "システムの設定" から表示できます。(画像参考)
主な設定項目の説明&おすすめ設定値
初期の状態では、「システムの設定」の各項目は以下の様に設定されていると思います。
初期の設定内容:
色んな設定値が並んでいますね!
初めて動画編集を行う人にとってはチンプンカンプン( ゚q゚) だと思います。
そこで、私が使用しているおすすめの設定内容を以下に載せました。通常の動画編集を行う際はこのように設定すれば問題ないと思います。是非参考にしてみてください!
おすすめの設定内容:
主な設定項目の説明は以下の通りです。(上から順)
主な項目 | 説明 |
---|---|
最大画像サイズ | 扱うことのできるオブジェの最大解像度。編集する動画の解像度より大きな値を入れておきましょう。(例:1920×1080の動画を編集する場合は"幅"に2300、"高さ"に1300あたりを入れる) |
最大フレーム数 | 扱うことのできるフレーム数の最大値。320000 → 30fpsの動画なら約3時間、60fpsなら約1時間半の編集が可能、といった感じ。3時間を超える動画を編集しないのなら320000のままでOK。 |
キャッシュフレーム数 | 使用するメモリの多さ。3~128の間で設定できますが、あまり大きな値にすると重すぎるので32あたりがベスト。 |
リサイズ設定の解像度リスト | メニューバーの "設定" > "サイズの変更" から、変更後のサイズの選択肢を増やすことができます。私はフルHD解像度である「1920x1080」を追加していますが、場合に応じてお好みの値を入れてください。 |
LargeAddressAwareを有効にする | Aviutlは初期の状態でメモリを2GBまでしか使用しませんが、ここにチェックを入れることで4GBまで使用可能になります。OSが64bitかつメモリを4GB以上積んでいる方はチェックを入れてください。 |
編集ファイルが閉じられる時に確認ダイアログを表示する | Aviutlを閉じる際に保存の確認などを促すウィンドウが表示されます。折角編集した内容をミスで台無しにしないためにも、チェックを入れることを強くおすすめします。 |
以上が特に重要な項目の説明です。設定について悩んでいる方は是非とも参考にしてみてください!
※なお、上で説明した"LargeAddressAware"にチェックを入れた後でAviutlが「応答なし」になってしまう場合は、Aviutlを右クリック → 「管理者権限として実行」から立ち上げてみてください。