世界向けに数多くのタブレット端末をリリースしてきたAlldocube社は、2024年12月20日(金)に、最新モデルの『ALLDOCUBE iPlay60 Pro』をリリースします!
Widevine L1対応、7,000mAh大容量バッテリー内蔵、クアッドスピーカー搭載の11型タブレットです。MediaTek Helio G99 オクタコアプロセッサーを搭載しており、リーズナブルな価格に対して優れた性能を実現。コストパフォーマンスの高いAndroidタブレットとなっています。
今回、メーカー様より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすく紹介していきます!
『ALLDOCUBE iPlay60 Pro』の特徴
今回紹介する『ALLDOCUBE iPlay60 Pro』は、Android 14搭載のタブレットです。
ブランド | ALLDOCUBE |
モデル名 | ALLDOCUBE iPlay60 Pro |
ディスプレイサイズ | 11インチ IPS |
解像度 | 1,920×1,200(FHD+) |
リフレッシュレート | 最高90Hz |
OS | ALLDOCUBE OS Lite(Android 14ベース) |
CPU(SoC) | MediaTek Helio G99 オクタコアプロセッサー |
RAM | 6GB LPDDR4X(最大10GBの仮想RAM拡張が可能) |
ストレージ | 128GB UFS2.2 |
マイクロSDカード | 対応(最大1TBまで) |
SIMカード | デュアルnano SIMカード対応 |
対応通信規格 | 2.4GHz/5GHzデュアルバンドWi-Fi5 (802.11a/b/g/n/ac) Bluetooth5.2 4G LTE |
位置測位 | Beidou、Galileo、Glonass、GPS |
対応バンド | GSM: B2/3/5/8 WCDMA: B1/2/5/8 FDD: B1/2/3/5/7/8/18/19/20/26/28A/28B TDD: B38/40/41 |
搭載カメラ | フロント:5MP(f/2.0) リア:5MP(f/2.0) |
スピーカー | クアッドステレオスピーカー内蔵 |
バッテリー容量 | 7,000mAh(18W急速充電対応) |
本体サイズ | 256.8×168.3×7.95mm |
本体重量 | 約520g |
OSは独自のALLDOCUBE OS Lite(Android 14ベース)を採用。
11インチディスプレイを搭載。筐体サイズは256.8×168.3×7.95mm、重量は約520gであり、ややズッシリ感があるものの、カバンなどに入れて外出先へ持ち運ぶ用途にも適しています。
1920 x 1200(FHD+)解像度に対応したIPSパネルのディスプレイを搭載。鮮明でカラフルな映像を楽しむことが出来ます。リフレッシュレートは90Hzに対応。WidevineはL1をサポートしており、ネットフリックスなどの動画サイトにおいて高画質映像を楽しめます。
▼クアッドスピーカーを内蔵。立体感のあるサウンドでメディア視聴にも適したタブレットです。
CPU(SoC)にはMediaTek G99 オクタコアプロセッサーを、RAMは6GB LPDDR4Xを採用。一般的なタブレット用途は問題なくスムーズにこなせるだけの性能を擁しています。RAMは最大16GBまでの拡張が可能で、よりスムーズなタブレット操作を楽しめるようになります。
内蔵ストレージに関しては128GB UFS2.2が用意。カードスロットを備えており、マイクロSDカードを挿入することで最大1TBまでの拡張が可能となっています。
通信規格は2.4/5GデュアルバンドWi-Fiおよび Bluetooth 5.2、GPSにも対応。デュアルnanoSIMカードの挿入にも対応しており、Wi-Fiのない環境でも4G LTE通信を行うことが可能です。
前面には5メガピクセルのフロントカメラを、背面には5メガピクセルのリアカメラを内蔵しており、風景撮影からテレワーク、オンライン授業などの用途にも活用可能。
▼顔認証をサポート。
バッテリー容量は7,000mAhと大容量であり、長時間の連続使用が可能。外出先でも安心して長時間利用でき、利便性に優れていると言えます。18W急速充電にも対応。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
- 電源アダプタ
- SIMカードピン
タブレット本体の外観
▼本体サイズは256.8×168.3×7.95mm。シンプルかつスタイリッシュなデザインです。
▼正面中央には5MPフロントカメラが内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には5MPリアカメラが内蔵。
▼本体重量は約520gであり、ややズッシリ感はあるものの、持ち運びには十分に適しています。
▼背面は金属特有のサラサラとした手触り。鈍い光沢が見られ、そこそこの高級感もあります。汚れが目立ちづらい点もGOOD。
▼厚みは7.95mm。カバンなどに入れても支障なく持ち運べるでしょう。
本体インターフェース
続いて、インターフェース構成について紹介していきます。
▼本体右側面には電源ボタン、音量調節ボタン、カードスロットが用意。
▼付属のピンでカードスロットを開き、デュアルnanoSIMカードおよびマイクロSDカードの挿入が可能です。
▼上部にはType-Cポート、スピーカー2基が用意。
▼下部にもスピーカー2基が用意。
この通り、必要最低限のポート類が用意された、シンプルなインターフェースとなっています。
上下に内蔵された計4基のクアッドスピーカーにより立体的なサウンドを楽しめます。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『ALLDOCUBE iPlay60 Pro』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約36.7万点 でした!
2万円前後のタブレットとしては、十分に高いスコアを記録できていると思います。
ウェブサイト閲覧や動画視聴からゲーミングまで、たいていのタブレット用途を問題なくこなせる性能となっています。
実際に使用した感想
それでは、『ALLDOCUBE iPlay60 Pro』を実際に使用した感想について紹介していきます。
たいていのタブレット用途を快適こなせる性能
一般的なタブレット用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まずはブラウザアプリを用いて複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合もスムーズかつ迅速にページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもスピーディーに読み込まれます。
▼1920 x 1200(FHD+)高解像度ディスプレイのおかげで、細かな文字まで鮮明に読み取ることが出来ます。
ページスクロール時に読込遅延やラグが発生することもなく、ストレスのないウェブサイト閲覧が可能でした。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生できました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、高画質設定の動画をスムーズに再生できます。
ディスプレイの発色もカラフルで、映画からアニメまで、深みのある色合いで楽しめました。
また、WidevineもL1サポートとなっており、HuluやAmazon Primeビデオ、ネットフリックスなどで高画質設定の映像を楽しめます。
▼仮想メモリも最大10GBまで拡張可能。よりスムーズなタブレット利用が可能となります。
このように、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、一般的なタブレット用途は快適にこなせるだけの性能となっています。
スピーカー品質は及第点
続いて、音楽を再生した際の "サウンド(スピーカー)品質" についても確認してみました。
本機には上下に計4基のクアッドスピーカーが内蔵されています。
中~高音域に関しては比較的クリアに響くため、アニメや映画におけるセリフなどは支障なく聞き取ることが出来ます。一方で低音は完全に潰れてしまっていました。
普通にタブレットを使用するぶんには支障ありませんが、音質に関しては、及第点レベルといったところです。上下にスピーカー穴が空いているため、音にそこそこの立体感は感じられました。
より満足度の高いサウンド体験を望むのであれば、Bluetoothスピーカーやイヤホンの使用をオススメします。
カメラ性能は最低限レベル
続いて、カメラ性能についても確認してみました。
▼フロントカメラで撮影した写真
画質自体はクリアで、人物の輪郭から表情にいたるまで明瞭に映し出すことができていました。激しく動いた場合も気になるほどの残像は発生しなかったため、ウェブ会議やオンライン授業用としても十分に耐えうる品質であると思います。
ただし、発色が薄く、やや暗めな印象を受けます。
続いて、背面(リア)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
リアカメラの撮影性能も、フロントカメラと同様でした。近景に関してはクリアに撮影できるものの、遠景のズーム撮影時には露骨に画質が劣化します。
また、フロントカメラと同様に発色が薄く、やや暗めな印象を受けます。
カメラ性能に関しては、最低限レベルと言わざるを得ません。単純な映像記録用としては使用できるでしょう。
ゲームアプリも設定次第でスムーズにプレイ可能
最後に、いくつかゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスを確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずはオンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "HD" まで設定可能でした。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼HD画質プレイ時。遠くの景色までクリアに描画されます。
激しく動き回ったり視点移動した場合でも、フレームレート低下やラグを感じることはありませんでした。
▼『PUBG』に関しては、終始安定したパフォーマンスでゲームを楽しむことが出来ました。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『統合版マインクラフト』(旧マインクラフトPE)について。
実際にワールドを作成して入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、スムーズで快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで素早く読み込まれます。
▼処理の重めなチャンクを歩き回っても、気になるカクつきは感じられませんでした。
大規模なチャンクを読み込む場合でも、特にフレームレートが低下することも無く、スムーズ動かすことが可能でした。
たくさんのMOD(アドオン)を導入してマイクラPEをバリバリ遊びたい方や、友達と一緒にマルチサーバーで遊びたい場合でも、比較的快適に動作するでしょう。
『原神』プレイ時
そして最後に、激重ゲームとしても有名な『原神』をプレイしてみました。
▼グラフィック設定はデフォルトで "最低" に設定されており、動作はスムーズでした。
▼設定を "低" にすると負荷が上がりますが、依然としてスムーズなゲームプレイが可能です。
▼設定を "中" 以上に上げると、さすがにフレームレートが大幅に低下してカクつきが目立ち、お世辞にも快適なパフォーマンスとは言えませんでした。
最低~低画質あたりに設定を抑えれば、原神クラスの劇重ゲームアプリでも十分快適に遊ぶことが可能でした。
▼低画質設定の原神。そこそこ綺麗なビジュアルで原神の広大な世界を冒険できる!
▼多少のカクつきを感じることはありますが、ゲームプレイ自体に支障をきたすレベルではありませんでした。
以上の通り、原神クラスの激重ゲームアプリでも、画質設定を抑えることである程度スムーズに遊ぶことが可能でした。
長持ちする大容量バッテリー
本製品は7,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。
実際に使用してみたところ、動画視聴、ウェブブラウジング、少々のゲームアプリ起動などを日中に行ってみましたが、2日間ほど(計12時間ほど)は充電なしでも利用し続けることが可能でした。
外出先に持参しても、充電せずとも1日間は余裕でバッテリーがもつでしょう。
また、本製品は18W急速充電に対応しており、わずかな充電時間であっという間にバッテリー残量を回復できる点も魅力的です。
リーズナブルかつ実用的な性能を備えた高コスパモデル
今回紹介した『ALLDOCUBE iPlay60 Pro』について、特徴をまとめると以下の通りです。
良かった点
- AnTuTu36万点超えの優れた性能
- 90Hzリフレッシュレート対応
- Widevine L1サポート
- 一般的なタブレット用途はスムーズ
- 実用的なカメラ性能
- 設定次第ではゲームアプリもある程度快適に遊べる
- 長持ちする大容量バッテリー
- 性能に対してリーズナブルな価格
悪かった点
- スピーカー品質は及第点
- カメラ性能は最低限レベル
以上の通り、2万円前後の格安タブレットの中でも、十分に実用的なパフォーマンスを発揮する高コスパモデルとなっています。
基本性能がそこそこ優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBG、原神などのゲームアプリも設定次第では比較的スムーズに遊ぶことが出来ました。11インチのFHD+解像度で描画される映像には迫力があります。
Widevine L1サポートのため、ネットフリックスやAmazon Primeビデオなどにおいて高画質映像を楽しめます。
そして7,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、外出先でも長時間利用できるでしょう。
リーズナブルな価格で、使い物になる性能のタブレットを求めている方には、現時点で間違いなくオススメの一品です!
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