地震や津波、台風や大雪など天災に見舞われることの多い災害大国日本では、停電時にも電気を利用することのできる『ポータブル電源』(家庭用蓄電池)の需要が高まりつつあります。
最近では、電力需要に対する供給のひっ迫により、計画停電などの言葉も耳にするようになりました。
現代社会において、電気はいつでも使えるようにしておきたいですよね。
そこで今回オススメするのが、スマートフォンやタブレットをはじめとする電子機器を、何回でも満充電できる大容量バッテリーを内蔵した家庭用蓄電池『Oscal Power Max 700 ポータブル電源』です!
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ブランド | Oscal |
モデル名 | Power Max 700 |
バッテリー容量 | 666wh |
定格出力周波数 | 50/60Hz |
定格出力電力 | 700W |
入力ポート | ソーラー入力(最大150W) DC入力(最大150W) |
出力ポート | USB Type-C(100W) USB Type-C(30W) シガーソケット出力(最大120W) DC出力(最大347W)×2 AC出力(700W)×2 USB-A ×2 USB急速充電(22.5W)×2 ワイヤレスチャージ |
LEDライト | 搭載(3W) |
本体サイズ | 312×191×245mm |
本体重量 | 約6.5kg |
『Oscal Power Max 700』は最大700Wの出力に対応した、大容量ポータブルバッテリー(蓄電池)です。
筐体サイズは312×191×245mm、約6.5Kgとやや重めですが、充実したポート類が搭載されており、スマホやタブレット端末はもちろん、扇風機や車載冷蔵庫といった家電に対しても安定した電力供給を行うことができる電気容量を誇っています。
ワイヤレス充電にも対応しており、スマホなどの対応デバイスを筐体上部に置くだけで充電が可能。
▼同時に最大12台のデバイスへの給電が可能。搭載する液晶ディスプレイで充電・給電の状況をリアルタイムに把握できます。
【デバイス毎の給電例】
- スマートフォン(3055mAh):約47回
- ドローン(77W):約6.5回
- タブレット端末(19Wh):約27回
- ノートPC(50Wh):約10回
- デジカメ(13Wh):約39回
内蔵されている電池には「リチウムイオン電池」が採用。熱分解温度が高く、熱安定性が非常に優れています。バッテリーの充放電サイクル寿命も長く、800回繰り返し使用しても85%のバッテリー容量をキープできます。
▼BMSバッテリー保護システムも備えており、安心して利用可能。
そしてポータブル電源自体には、自宅コンセント以外にも車載シガーソケット経由や、ポータブルソーラーパネルを用いて充電を行うことも可能です。停電などにより電気が利用できない場合でも、自然エネルギーを利用して電気を溜めることが出来ます。
本体正面にはLEDライトも搭載。SOS点滅機能に対応するなど、実用的な機能を擁した設計となっています。
以上のように、実用的な電気容量とインターフェースを備えつつ、持ち運び可能な筐体サイズを実現したオススメのポータブル電源となっています。
災害時における停電のみならず、キャンプなどのアウトドアな場面でのバッテリーとしても重宝するでしょう!
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
見出し(全角15文字)
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応しています。
▼カーシガーソケット用プラグ付きケーブルも付属。
▼電源アダプタは結構大きめです。
ポータブル電源 本体外観
▼ポータブル電源の外観。大容量バッテリーに対して、312×191×245mmと比較的コンパクトなサイズ。
▼真上から見た様子。
▼持ち運びに便利な取っ手が付いています。
▼本体重量は約6.5kg。片手でも持ち運べるレベルです。ややズッシリ感はあるため、子供やお年寄りが持ち運ぶ際は苦戦するかもしれません。
▼また、取っ手の下には「ワイヤレス充電ポート」が用意されています。
▼正面にはディスプレイおよび主要ポート&ボタン類が集約されています。
▼右側面の様子。
▼右側面下部にはAC出力ポート(110V/700W)が2つ用意されています。
▼左側面の様子。
▼背面の様子。
▼底部の様子。四隅にゴム製の滑り止めが施されています。
搭載インターフェース
続いて、ポータブル電源本体に搭載されているインターフェースを紹介していきます。
▼本体正面に機能が集約。中央にはディスプレイが搭載されています。
▼ソーラー入力(最大150W)ポート、DC入力(最大150W)ポート。
▼USB Type-Cポート(100W)、USB Type-Cポート(30W)、シガーソケット出力ポート(最大120W)、DC出力ポート(最大347W)×2、USB-Aポート ×2、USB急速充電ポート(22.5W)×2が用意。
▼シガーソケット出力ポートはキャップで保護されています。
▼電源ボタン、LEDライトが搭載。
▼そして上述した通り、右側面下部にはAC出力ポート(110V/700W)×2が用意されています。
電源ボタンを長押しするとポータブル電源が起動し、ディスプレイが表示されます。
ディスプレイにはバッテリー残量や入出力情報などが表示されます。
▼残り使用可能時間も表示。
以上のように、比較的コンパクトな筐体に、入力・出力の両方で充実したポート類が集約されています。
幅広い電気機器への充電に対応できるため、利便性・汎用性に優れていると言えます。
また、自宅コンセントだけでなくソーラーパネルやPCポート、シガーソケットなど、ポータブル電源自体への充電方法も複数用意されているため、災害用電源としても優秀です。
非常灯・モールス信号機能を搭載したLEDライト
本体背面には LEDライトが搭載されており、点灯ボタンを押すことで暗所を照らすことが出来ます。
▼点灯ボタン
▼強力な光で周囲を明るく照らすことが可能。
そして点灯ボタンを複数回押すことで、点灯パターンを以下のように切り替えることが出来ます。
- 1回クリック:弱点灯
- 2回クリック:強点灯
- 3回クリック:点滅モード
- 4回クリック:SOS点滅モード
▼点灯の様子 ※強い光の点滅に注意
このように、単なる照明以外にもSOSモールス信号を発信する機能も搭載されているため、キャンプなどで遭難した時などにも安心な機能となっています。
高速かつ安定した給電が可能
実際に本製品を使用して、所有する電気機器に対して充電(給電)を行ってみました!
まずはスマホをUSBポートに接続して充電をテスト。
USB出力ボタンを長押しするとディスプレイにUSBポートのアイコンが表示され、出力が開始されたことを示します。この状態でUSBケーブルを繋ぐだけで給電が行われます。
スマホのバッテリー残量が100%になるまで充電を行ってみましたが、途中で充電が途切れることも無く、終始安定した給電が可能でした。
100W出力対応のUSB Type-Cポートも用意されているため、高速給電であっという間に充電を完了できます。所有するAndroidスマホで試した場合、30分ほどで50%分の充電が可能でした。
通常の家庭用コンセントに引けをとらないくらいの充電速度であり、十分に実用的であると言えるでしょう!
▼出力W数はディスプレイへリアルタイムに表示されます。
USB出力の場合と同様に、AC(コンセント)出力の場合も、AC出力ボタンを長押しした後、ACポートにコンセントを接続しデバイスに挿すだけで給電が行われます。
▼60HzのAC出力が可能。
ACポートの方が、USBポートよりも30~40%ほど速い速度で充電を行うことが可能でした。充電速度を重視するのであれば、意識して出力の大きいACポートを利用すると良いでしょう。
そしてもちろん、各ポートに複数の電気機器を同時接続した場合でも、安定した充電を行うことが出来ます。
▼USBポートおよびAC出力ポートに多数台接続した様子。
複数のポートを利用した場合でも、安定性が損なわれたり、1つ1つの出力が落ちることはありませんでした。
多数の電気機器を一気に充電したい場合でも、問題なく対応できるポータブル電源となっています!
ワイヤレス充電に対応
DC出力ボタンをONにした状態で、筐体上部のポートに対応デバイスを置くだけで、ワイヤレス給電を行うことが出来ます。
いちいちケーブルを繋ぐ必要が無いため、実に便利な機能です。
また、ワイヤレス給電を行うことで、ポートを1つ分節約できる(空けておける)というメリットもあります。
ポータブル電源への充電
続いてポータブル電源自体への充電方法について紹介していきます。
AC(コンセント)入力
最も一般的な充電方法は、ACケーブルを使用して自宅コンセントから充電する方法でしょう。
▼電源ケーブルをDC入力ポートに接続します。
▼入力W数。
充電中はディスプレイで残量をリアルタイムに確認できます。
▼バッテリー残量だけでなく、満充電までの目安残り時間も表示される点は便利。
車載シガーソケット入力
付属のシガーライタープラグコードを利用することで、自家用車のシガーソケットから電気を取り出すことが可能です。
▼シガーソケット
災害などに見舞われて自宅コンセントが利用できなくなった場合などは、車から電気を取り出すことが出来ます。
災害用電源として優秀な設計であると言えるでしょう!
ソーラーパネル入力
そして本製品はソーラーパネルを用いた充電も可能です。
今回は私が所有している120Wソーラーパネルを使って、実際に太陽光充電を行ってみました!
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▼快晴の日、自宅ベランダにソーラーパネルを設置。
パネルに太陽光が当たっていれば、ケーブルを接続した途端に充電が開始されます。
災害による停電時でも、『ポータブル電源』と『ソーラーパネル』の2つのアイテムを所有していれば、電子機器の充電への心配がある程度は緩和されるでしょう。
▼太陽が存在している限り、ほぼ無尽蔵に充電を行うことが可能です。
有事のための備えとしては、まさに必要不可欠なセットであると言えますね!
アウトドアアクティビティにも災害時にも活用できる高性能ポータブル電源
今回紹介した『Oscal Power Max 700』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 実用的な大容量バッテリー
- 充実した入出力インターフェース
- SOS機能付きの強力なLEDライトを搭載
- コンセント、シガーソケット、ソーラーパネルからの充電に対応
- 多数機器同時接続時でも、安定した給電が可能
- ワイヤレス給電に対応
悪かった点
- 充電用アダプターがでかい
以上のように、比較的コンパクトな筐体に、実用的な大容量バッテリーと様々なデバイスとの互換性を擁するインタフェースを備えた、実用性の高いポータブル電源となっています。
給電の速度・安定性はともに良好であり、ACポートなどは自宅コンセントと同様の感覚で利用できました。複数ポートを同時使用した場合でも、給電能力に支障をきたすことはありませんでした。
ワイヤレス給電に対応している点もGOOD。コードレスで手軽にスマホを充電できます。
そしてポータブル電源自体への充電方法も充実しており、もし完全に停電してしまった場合でも、自家用車のシガーソケットや太陽光(ソーラーパネル)を利用して充電できるため、災害用電源としては非常に重宝するでしょう!
ただ、充電用アダプターのサイズがでかいため、持ち運び時にやや邪魔に感じるかもしれません。
何はともあれ、自宅に1台は非常用電源を備えておきたい場合には、是非オススメしたい一品です!
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