動画を制作する際、使用している素材によっては誤解を避けるために著作権の表記を行う必要がある場合もあります。そこで、フリーのBGMや画像を使用する際の正しい著作権の表記方法について解説しようと思います!
"著作権表記"の必要性
"著作権表記"というのは、映画や音楽のみならず様々な商品に見られる、著作権者を明記し主張することで無断利用を防ぐためのものです。
みなさんもいろんなところで以下のような著作権(コピーライト)表記を目にしたことがあると思います。
Copyright © 2015 FukaFuka295.jp All rights reserved.
ある"物"を創った人には、その"物"を創作し、なおかつ所有する権利を有しているという「著作権」という権利が与えられます。
この権利が無いと他人に自分が創ったものをコピーされたい放題になってしまうわけです。Youtubeで例えると自分の投稿した動画を転載され放題になるわけです。
そこでそういった事案を防ぐため、"著作権表記"をして「この創作物は自分のものだから勝手にコピーしたら違法だぞ!」と周りに知らしめるわけです。
他人の著作物を使用した際の著作権の表記
しかし、著作権表記が必要となるのは自分の著作権を明示したい時だけでなく、 他人の著作物を使用したコンテンツを作成した時にも表記が必要になります。
例えば動画を作成した過程でフリーのBGMサイトの曲を使用した際、動画説明文もしくは動画内に その曲の著作権を所有するサイトの著作権表記を載せることにより、
「私は動画内で流した曲を勝手に使用したワケではありません」
「その証拠にその曲の著作権を表記します!」
といった感じに、自分がその曲を勝手に使用しているワケでなく著作権者は他にいるという事を明記する必要があります。
もし著作権を明記しなかった場合、視聴者や動画投稿サイトの管理者は、そのBGMが果たして合法的に使用されているものなのか、 それとも違法にコピーして使用されているものなのかの区別がつかず、最悪の場合投稿者のアカウントが停止させられたりする可能性があるのです。
そういった馬鹿馬鹿しい事態を避けるためにも、特にフリーのBGMや動画素材を動画で使用した際は著作権の表記を必ず行うようにしましょう!
正しい著作権の表記方法
それでは正しい著作権表記とはどのように書けばよいのかを解説していきます。
まず、以下に正しい著作権表記を示します。
- 最初の"Copyright(c)"は、この文は著作権表記ですよ という宣言みたいなものです。なおCopyrightの文字の後の(c)は©としても、どちらでも良いです。
- 2番目の数字はその著作物が創られた年(発行年)を表します。たまに 2007-2015 のように著作権の続く期間で 明記してある場合もありますが、基本的に発行年のみでOKです。
- 3番目には著作物の制作者の名前(もしくはダウンロードしたサイトのトップページのドメイン名)を明記します。
- そして最後の"All right reserved"という記述は著作権表記の決まり文句的な感じで、あっても無くてもどちらでも良いですが、 合った方が個人的には一目で著作権表記と分かり易く、しっくりくると思ったので私は毎回記述しています。
では次に例を示します。
例:「MusMus.jp」というフリーBGMサイトで2014年に作成された音楽を使用した場合の著作権表記↓
Copyright © 2014 MusMus.jp All rights reserved.
といった感じになります。
おわりに
最近日本では著作物に関する法令が厳しくなっており、Youtubeやニコニコ動画などの動画サイトにおける著作物の取り締まりも強化 されています。
なので動画を作ったときは、「ちゃんとフリー素材を使って動画を作ったのに不当に通報 or 処罰された;」なんて ことにならないように、面倒くさがらず、日ごろから使用した素材の著作権表記をしっかり明記することを心がけましょう!