2020年2月27日(木)発売の、PS4, Xbox One, PC向け対戦アクションゲーム『ONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS』(ワンパンマン)。
※PC版は海外のみのリリースとなっており、日本向けの配信日は現時点(記事執筆時点)で未定です。
本作は、強すぎてどんな敵でも一撃(ワンパン)で倒してしまう "サイタマ" が主人公の、人気漫画シリーズ『ワンパンマン』を対戦アクションゲーム化したものです。合計25体以上のヒーローや怪人が参戦し、3vs3の白熱したバトルを繰り広げることが出来ます。
ハード | PS4, Xbox One, PC |
開発元 | BANDAI NAMCO |
価格 | パッケージ版・ダウンロード版:7,600円+税 デラックスエディション:10,670円+税 |
ジャンル | 対戦アクション |
プレイ人数 | 1~2人(マルチプレイ対応) |
リリース日 | 2020年2月27日(木)※PC版の日本向けリリース日は未定 |
このゲームについて:
本作のメインモードでは、プレイヤー自身がヒーロー協会のプロヒーローに!
君の視点で、アニメのストーリーを追いながらS級ヒーローを目指せ!バトル中に他のキャラクターが合流し、リアルタイムに状況が変化する
「ヒーローアライバルシステム」でバトルは更に白熱する!合計25体以上のヒーローや怪人が参戦!
超個性的なキャラによる常識破りのバトルが開幕!オンラインに接続すれば、世界中のヒーローたちがタウンマップに集う!
コミュニケーションをとったり、バトルをしたり、一緒にイベントに参加して盛り上がろう!
本作のコンテンツは、主に以下の3種類に分かれています。
ストーリーモード
プレイヤー自身が作成したオリジナルキャラ(アバター)の視点で描かれる、原作一期のストーリーを追っていくモード。
ヒーロー協会のC級ヒーローとしてスタートした主人公は、街中を歩き回り、教会や市民から依頼される様々なミッションをこなして、評価アップを目指します。
※画像参照:公式ページ
バトルモード
様々な技を駆使し、最大3vs3で敵と戦うモード。キャラごとにユニークで多彩なコンボ技が用意されています。
また、バトルによっては戦闘の途中に強力な仲間キャラが合流し、一緒に戦ってくれる『ヒーローアライバルシステム』も搭載。
なお、バトル中には隕石が降ってくるなどのハプニングが起きることもあります。
※画像参照:公式ページ
オンラインモード
オンラインに接続した世界中のプレイヤー達と、タウン(街)で交流したり、バトルすることができるモード。
ルールを自由に設定してフリーバトルを挑むことができるほか、公式が開催する期間限定イベントにも参加することが可能。
▼エモートやチャットで、他プレイヤーと交流を図ることも出来ます。
※画像参照:公式ページ
以上3種類のモードで、1人の名もなきヒーロー視点として、ワンパンマンの世界を体験することができます。
なお、原作一期の主要キャラクター達が登場するほか、有料DLCで追加キャラクターが配信予定とのこと。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
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海外メディアの評価スコア&レビューコメント
The Games Machine -自分だけのヒーローを作り上げることができる
Score:70点
本作のキャラクターエディットでは非常に細かな点までカスタマイズすることができ、自分だけのオリジナルヒーローを作り上げることが出来ます。
物語を進めるにつれて、お金でカスタムマイズ用のアイテムを購入したり、スキルポイントで能力を高めたりと、やりがいのあるプチRPG要素が多く用意されています。
対戦では画期的な3vs3の対戦を楽しめることに加え、様々なキャラクター達が原作を忠実に再現した戦闘スタイルを見せてくれます。
また、オープンワールド自体はあまり刺激的なものではありませんが、多くのファンサービスが隠されています。
ワンパンマンのファンであれば、きっと楽しめる作品となっています。
GOODな点
- 細部までカスタマイズできるキャラクターエディット
- いくつかの興味深いアイデア
- 楽しいファンサービスが多数登場
BADな点
- 同じことの繰り返しに感じるゲームプレイ
- 技術的には最先端ではない(フレームレートの低下、テクスチャの貼り遅れなど)
Screen Rant -多種多様なミッションをプレイできるオープンワールド
Score:70点
本作ではタウン(街)と呼ばれる箱庭系オープンワールドにて、手紙を届けるような手伝いから、犯罪者と闘うことまで、多種多様で楽しいミッションをプレイすることが出来ます。
そして自身が操作するカスタムキャラクターについては、外見から戦闘スタイルまで、自分好みにカスタムすることができます。
バトルに関しても操作性が良く、ボタンを連打してコンボを繋ぐ、楽しい戦闘を体験することが出来ます。
原作アニメのファンにとっては、実にうってつけのタイトルです。
GOODな点
- 原作キャラとの激しいバトルを楽しめる
- 自由な戦闘スタイルを構築できるカスタムキャラクター
- 多種多様なミッションをプレイできるオープンワールド(箱庭系)
- 激しくて楽しい戦闘
BADな点
- フレームレートが不安定
- キャラの動きがぎこちない
SpazioGames -オリジナルに忠実なファンサービスの数々
Score:60点
本作では、原作で見られたユニークなシーンの数々や、個性豊かなキャラクター達が忠実に再現されています。
オープンワールド上で受けられるミッションも、ファンサービスを意識したものが多く用意されています。
逆に言えば、原作ファンでなければ、退屈な作業の繰り返しに感じてしまうかもしれません。
またショップではキャラの外観を彩るアイテムなどを購入することができ、外観・戦闘スタイルともに、自分だけのキャラクターを作り上げることが出来ます。
ただ、本作には数多くの面白いアイデアが含まれているものの、技術的に不足している点が多々見受けられるのが残念です。
GOODな点
- オリジナルに忠実なファンサービスの数々
- アニメ版のキャラクターデザインを忠実に再現
- 多くの収集品の数々
- 戦闘スタイルを自由にカスタマイズ&強化可能
BADな点
- 流れ自体は同じようなことの繰り返し
- いくつかの点において、技術的に不足している
- 退屈な強化フェーズ
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Everyeye.it -遊び心のあるコンテンツ
Score:60点
原作キャラの技を忠実に再現、オープンワールド上に隠されたファンサービス、そして戦闘中に起こるランダムイベントなど、遊び心のあるコンテンツが多く含まれているソフトとなっています。
戦闘の操作性は良く、初心者でもバリエーション豊かなコンボの数々をキメることが出来ます。
ただ、戦闘は激しくてエキサイティングなものになる一方で、フレームレートの遅延が発生することがあります。
また、ミッションは何度も同じようなものが繰り返されるほか、進行ペースも遅いため、原作ファンでなければイライラするのではないでしょうか。
GOODな点
- 遊び心のあるコンテンツ
- RPG要素と格闘ゲームの融合
- 多くのファンサービス
- 激しい戦闘シーン
- 試合中に起こるランダムイベント
BADな点
- ミッションは繰り返し感が強く、退屈
- 激しい戦闘シーンで遅延が発生することがある
- メインクエストとサブミッションの進行ペースが悪い
Multiplayer.it -技術的・グラフィック的に時代遅れ
Score:60点
本作は原作を忠実に再現したキャラクター・シーンの数々が登場するほか、自分だけのオリジナルキャラを作成することができます。
ストーリー・探索・オンラインを含めると、何時間も遊び続けられるだけのコンテンツ量があり、原作ファンにとっては満足のいく内容となっています。
一方で、技術的・グラフィック的には昨今のタイトルと比べて時代遅れであると言えます。
街中に用意されているミッションも似たような内容のものが多く、非常に強い反復性を感じて退屈になります。
ストーリー自体も、一部オリジナルコンテンツが含まれているだけで、基本的に原作を追従するだけのものなので、内容的には薄いと言わざるを得ません。
GOODな点
- 原作のキャラクター・ストーリーに忠実
- 何時間もプレイし続けられるコンテンツ量
- 優れたキャラクターカスタマイズ要素
BADな点
- 非常に反復的(繰り返し感が強い)
- 技術的・グラフィック的に時代遅れ
- 一部にオリジナル要素が含まれるだけで、全体的に薄い内容
総合評価(トータルスコア)
総合Score:64点
GOODな点
- 細部までカスタマイズできるキャラクターエディット
- 戦闘スタイルを自由にカスタマイズ&強化可能
- 楽しいファンサービスが多数登場
- 原作キャラとの激しいバトルを楽しめる
- 多種多様なミッションをプレイできるオープンワールド(箱庭系)
- RPG要素と格闘ゲームの融合
- 試合中に起こるランダムイベント
- 何時間もプレイし続けられるコンテンツ量
BADな点
- フレームレートが不安定
- キャラの動きがぎこちない
- ミッションは繰り返し感が強く、退屈
- 技術的・グラフィック的に時代遅れ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS』についての海外メディアの感想となります。
本作では、自分だけのオリジナルキャラクターを作成して、ワンパンマンの世界を堪能することが出来ますが、外見および戦闘スタイルのカスタマイズの自由度が高い点について、高評価を得ています。
また、原作のキャラクターやシーンの数々を忠実に再現している点や、所々に見られるユニークなファンサービスの数々も、原作ファンのレビュアー達からは好評です。
戦闘自体も、激しい演出によって描かれるバトルは見ごたえがあり、操作性も良いため、初心者でも簡単にコンボを繋ぐことができるようになっています。
オープンワールドとなっているタウン(街)では、多くのお手伝い・サブミッションを受けることができ、稼いだお金や経験値で外見のカスタマイズパーツを購入したり、自身のスキルを高めるなど、RPG要素が含まれている点についてやりごたえを感じるレビュアーも多くいました。
一方で、ミッションの数々は似たような内容が多く、強い反復感(同じことの繰り返し)を感じると、不満を述べるレビュアーもいました。
また、激しい戦闘中に処理落ちが生じるといった技術的な問題や、他ゲームと比べてグラフィックのクオリティが低い点を指摘する声も多い印象です。
しかし、全体的にはコンテンツ量は豊富であり、オンラインでの対戦要素も含まれているため、長時間プレイし続けることが可能なようです。
登場キャラの技や、ストーリー中のシーンの数々も原作を忠実に再現しており、ワンパンマンのファンであれば嬉しいファンゲームとなっています。
原作とは異なった視点で、ワンパンマンの世界をより深く体験してみたい方には、是非オススメしたい一本です!
ちなみに私もワンパンマン大好きです(゚∀゚)!