2023年2月17日(金)発売の、PS5, XSX|S, PC向けハンティングアクションゲーム『WILD HEARTS』(ワイルドハーツ)。
本作は、古の技術を駆使し、巨大な獣に立ち向う、技と創造力が求められるハンティングアクションゲームです。
モンスターハンターライクな狩猟アクションとオープンワールドのゲーム性とが融合した作品であり、発表時点で国内外から大きな注目を集めていました。
ハード | PS5, XSX|S, PC |
開発元 | Omega Force |
価格 | 通常版:9,700円(税込) Karakuri Edition:12,000円(税込) |
ジャンル | ハンティングアクション |
プレイ人数 | 1~3人(オンラインマルチプレイ対応)※クロスプレイ対応 |
リリース日 | 2023年2月17日(金) |
このゲームについて:
生きろ、立ち向かえ。『WILD HEARTS™』は、技と創造力が求められるハンティングアクションゲーム。多彩な武器、いにしえの技術"からくり"、そのすべてを駆使して、巨大な獣に挑む戦いが幕を開ける。
長きにわたり、獣たちの圧倒的な力に立ち向かえる者はいなかった。しかし、強力な武器を携え、"からくり"と呼ばれる古の技術を操る獣狩の出現が希望をもたらす。ついに反撃の時が訪れたのだ。
本作では、自然の力を取り込んだ巨大な獣たちを相手に、古代テクノロジーを駆使して狩りを行います。
和の雰囲気が漂う「あづまの国」を舞台に、プレイヤーは「獣狩(ししがり)」となって、武器や防具、道具を強化しつつ狩猟に挑んでいきます。
「からくり」というクラフト要素が用意されており、移動中に足場を作って高台に登ったり、戦闘中にすばやく壁を作ったりするなど、上手く使いこなすことで狩猟を有利に進めることが出来ます。
▼ユニークでバリエーション豊かな「からくり」が登場。
武器や道具を駆使して巨大モンスターを狩るというゲーム性はモンハンシリーズに似ていますが、WILD HEARTSの世界は巨大なゾーンで分けられており、プレイヤーは自分の好きな場所に拠点を立てることが出来ます。
▼鍛冶台を制作すれば、武器の鍛造や強化を行うことが可能。
これにより、狩猟の度にいちいち街と狩場を往復する必要がありません。
このように、モンハンライクな作品でありつつ、モンハンとはしっかり差別化がなされた和風ハンティングアクションゲームとなっています。
なお、最大3人でのオンライン協力マルチプレイにも対応しています。クロスプレイも可能なため、異なるプラットフォームのプレイヤーとも一緒に遊べます。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Noisy Pixel -友人と協力プレイを楽しむには最適なゲーム
Score:90点
本作は、印象的なモンスター達のデザイン、独特な武器・道具の数々、スピーディで魅力的な戦闘など、優れた要素を多く含んだハンティングアクションゲームです。クロスプレイにも対応しており、友人と協力プレイできる作品を探している場合にはうってつけでしょう。
多くのモンスターは畏怖を抱かせるような幻想的な見た目をしており、周囲の環境の見事さも相まって没入感のある狩猟体験を提供しています。
戦闘のペースは速く、バリエーション豊かな武器・道具を活用して狩りを行うのは実に楽しい体験です。特にクラフト要素「からくり」がユニークで、足場やジャンプ台を作ったり、グライダーを生成したりなど、狩猟がワンパターンになるのを防ぐことが出来ています。
トラップや武器の使い方に慣れると新たな戦略をどんどん思いつき、狩猟体験がさらに楽しくなっていきました。
ハンティングアクションというジャンルに、新たな風を吹き込んだ作品となっています。
良かった点
- 印象的なモンスター達のデザイン
- 独特な武器・道具の数々
- ペースの速い、魅力的な戦闘システム
- 楽しいマルチ協力プレイ
- クロスプレイ対応
- ユニークなクラフト要素「からくり」
悪かった点
- 次第に繰り返し感が強くなっていく
Stevivor -モンハンから差別化された新ハンティングアクション
Score:85点
本作は狩猟のゲームループから武器の扱い方に至るまで、モンスターハンターシリーズを彷彿とさせる部分を多く含む作品です。
しかし本作にはユニークな「からくり」システムが用意されています。現地で素材を収集して戦闘時に使えるトラップや構造物を構築したり、広大なエリアをスムーズに移動するためのジャンプ台やグライダーを制作するなど、退屈な狩猟作業に新鮮味を与える機能となっています。
狩場に仮拠点を設置することも可能であり、いちいち街へ戻る煩わしさがありません。何より素晴らしいのは、最大3人でのオンラインマルチプレイ時でも、各プレイヤーが設置した拠点が他者にも反映され、残り続ける点です。これにより、協力プレイの意義が高まっています。
オンラインマルチプレイではスムーズにマッチングし、スリリングで興奮する素晴らしい協力狩猟を楽しむことが出来ました。ゲームは徐々に難易度が上がっていくため、チャレンジし続けていれば優に100時間以上は遊べるでしょう。
今ではお馴染みとなったハンティングアクションジャンルですが、本作はきちんと差別化が図られた新たな狩猟ゲームとなっています。
良かった点
- どんどん難易度が上がっていき、やり甲斐がある
- 100時間以上のコンテンツボリューム
- 興奮する素晴らしいマルチプレイ体験
- モンハンから差別化されたゲームシステム
- ユニークで戦略性のある「からくり」要素
悪かった点
- グラフィックモードではフレームレートが著しく低下する(PS5版)
- たまにカメラワークが悪くなる
- PS5でもロード時間がそこそこ長い
Wccftech -ハンティングアクション好きが十分に満足できる作品
Score:85点
モンスターを狩猟して素材を採取、武器や装備を強化すると言った一連の流れは、モンスターハンターシリーズに酷似しています。
しかし戦闘と移動の両方に作用する巧妙な「からくり」システムや、拠点を構築し連続的に狩に出ることの出来るシステム、そして独自のビジュアルデザインが施された素晴らしいモンスター達などが用意されており、長らくハンティングアクションゲームを遊び続けてきたプレイヤーでも十分に満足できるコンテンツへと仕上がっています。
「からくり」や豊富な種類の武具を活用した戦闘は楽しい体験であり、仕掛け・トラップを活用することで戦略性の高い狩猟を楽しむことも出来ます。
コンテンツボリュームは膨大であり、約45時間かけてメインキャンペーンをクリアした後にも、長く夢中になれるエンドコンテンツが用意されています。
一部パフォーマンスの問題等も見受けられましたが、全体的にうまくまとまった作品であると言えるでしょう。
良かった点
- 戦闘と移動の両方に作用する巧妙な「からくり」システム
- 武器の種類が豊富
- 優れた戦闘システム
- 膨大なコンテンツボリューム
- 素晴らしいビジュアルデザイン
- クロスプレイに対応
悪かった点
- 低品質のテクスチャが多い
- テクスチャのポップアップなど、不具合が多発する
- 戦闘時にフレームレートが顕著に低下する
Push Square -協力プレイが最高に楽しい
Score:80点
ゲーム体験の核はモンスターハンターに基づいていますが、「からくり」システムを取り入れた戦略性の高い戦闘や、素晴らしいモンスター達のデザインなど、本作でなければ体験できない要素を多数含んでおり、差別化が出来ています。
巨大なモンスターの狩猟は迫力と緊張感があり、相手の行動パターンを学習し、攻撃・回避・からくりを駆使して倒すことが出来ると、この上ない満足感と達成感を味わうことが出来ます。
本作の目玉は、間違いなくマルチプレイです。友人やフレンドと協力して狩猟に挑むのは最高に楽しく、一人では敵わなかったモンスターでも、協力して戦略的に挑むことで攻略できました。クロスプレイに対応しており、協力プレイへの参加手順もスムーズなため、終始ストレスなくマルチプレイを楽しめます。
フレームレート低下やバグなど技術的な問題を含んでいることも確かですが、不満よりも満足度の方が勝っており、十分に素晴らしいハンティングアクションを体験できる作品となっています。
良かった点
- 優れた戦闘
- 素晴らしいモンスターデザイン
- 驚くほど見事な光景の数々
- 細部まで凝ったキャラクタークリエイト機能
- スムーズなマルチプレイ体験
- 見事な「からくり」システム
- 最高に楽しい協力プレイ
悪かった点
- フレームレート低下が頻発
- 繰り返し感の強いコンテンツ(後半の敵が同じものばかり)
- 軽微なバグの数々
Guardian -ソロプレイだけでは飽きやすい
Score:60点
本作に登場する巨大なモンスター達はいずれも迫力があり、見た目的にも動き方的にも記憶に残るものばかりです。
様々な構造物を生成する「からくり」システムは面白いものであり、狩猟に多様性と戦略性を生むことに成功しています。
そしてオンラインマッチングはモンハンよりもスムーズで繋がりやすく、ボタンを押すだけで見知らぬ人とすぐにでも協力プレイを開始できます。
しかし逆に、ソロプレイのみでは次第に繰り返し感が強くなっていき、飽きやすいです。
登場NPC達は魅力に欠ける存在であり、クリア後でも彼ら・彼女らの名前をほとんど覚えていません。その割には固有名詞でいっぱいの面倒で長い会話が頻繁に挟まれるため、毎回早くスキップしたくなりました。
カメラが操作キャラに近すぎる点も問題です。キャラに焦点を当てすぎているせいで一度に映る範囲が狭く、特に巨大なモンスター達との戦いで苦労します。
これらの欠点がありますが、30時間プレイしてもなお、もっと遊び続けたいくらいには中毒性の高い作品です。
良かった点
- 長持ちするコンテンツボリューム
- スムーズなオンラインマッチング
- 記憶に残るモンスター達
- 楽しい「からくり」システム
悪かった点
- カメラがキャラに近すぎて見づらい
- 面倒で長い会話が頻発する
- ソロプレイだけでは飽きやすい
- 登場NPC達は魅力に欠ける
- 新たなゾーンへの移動距離が長い
総評:マルチプレイが楽しすぎる和風ハンティングアクションゲーム
総合Score:80点
GOODな点
- 100時間以上のコンテンツボリューム
- 戦闘と移動の両方に作用する巧妙な「からくり」システム
- ペースの速い、魅力的な戦闘
- 素晴らしいモンスターデザイン
- 最高に楽しい協力プレイ
- クロスプレイに対応
- 楽しい「からくり」システム
BADな点
- フレームレート低下が頻発
- 繰り返し感の強いコンテンツ(後半の敵が同じものばかり)
- 軽微なバグの数々
- ソロプレイだけでは飽きやすい
- 登場NPC達は魅力に欠ける
- カメラがキャラに近すぎて見づらい
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『WILD HEARTS』についての海外メディアの感想となります。
「からくり」を活用した戦略性の高い戦闘
本作はモンハンに酷似していると話題でしたが、フタを開けてみると、「からくり」システムや拠点を構築できるエリアシステムなど、独自性の強い要素が多数用意されており、従来のハンティングアクションゲームとはしっかり差別化が図られていると好評でした。
登場するモンスター達はいずれも畏怖を抱かせる幻想的な見た目をしており、緊張感と迫力のある狩猟体験が演出されているとのこと。「からくり」や豊富な種類の武具を活用した戦闘は楽しい体験であり、仕掛け・トラップを活用することで戦略性の高い狩猟を楽しむことも出来ます。
コンテンツのボリュームは膨大であり、メインシナリオクリアまで約40~45時間ほど、その後のエンドコンテンツを含めると、優に100時間以上は遊べる内容となっているようです。
そして何より、友人やフレンドと協力して狩猟に挑むマルチプレイが非常に楽しく、強大な敵を一緒に倒すことが出来ると、この上ない満足感と達成感が味わえるとのこと。プレイヤーが設置した拠点が他者にも反映され、残り続けるため、協力プレイの意義が高まっています。
後半は徐々に繰り返し感が強くなっていく
一方で、遊び続けているうちに、徐々に繰り返し感が強くなっていくとも指摘されていました。特に後半は同じ見た目で強さのパラメータのみが変更されたモンスターが多々登場するため、新鮮味が薄れるとのこと。そのため、ソロプレイだけでは飽きやすいとも述べられています。
また、巨大なモンスターが暴れまわる場面などではフレームレート低下が頻発するようです。テクスチャの一部が汚くなったり、テクスチャ抜けが生じたりなど、軽微なバグも指摘されています。
その他には、カメラがキャラに近すぎて見づらい、登場NPC達は魅力に欠ける等の意見が見受けられました。
モンハンとはしっかり差別化が図られた、新たな狩猟体験を楽しめる作品
いずれにせよ、『モンハンとはしっかり差別化が図られた、新たな狩猟体験を楽しめる作品』であるとして、多くのレビュアーが高い評価を付けていました。
戦闘と移動の両方に作用する巧妙な「からくり」システムや、拠点を構築し連続的に狩に出ることの出来るシステム、そして独自のビジュアルデザインが施された素晴らしいモンスター達などが用意されており、長らくハンティングアクションゲームを遊び続けてきたプレイヤーでも十分に満足できるコンテンツへと仕上がっています。
特にマルチプレイは間違いなく楽しい体験であり、一緒に拠点を構築してシームレスに狩猟を行うことができるため、時間を忘れて没頭できるとのこと。
モンハンのようなハンティングアクション好きや、フレンドと協力プレイできるゲームを探している方は、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
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