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GEEKOM Air12 Liteレビューのメイン画像
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ガジェットレビュー

最高のオフィス用ミニPC!コスパ最強のAir12 Lite

2024年11月12日

数多くのPC関連商品を手掛けるメーカー「GEEKOM」(台湾)は、リーズナブルな価格の小型デスクトップパソコン(ミニPC)である『GEEKOM Air12 Lite』を販売しています。

Windows 11 Proを採用。CPUにはAlder Lake N100を、RAMとストレージにはそれぞれ8GB DDR4と256GB SSD M.2 2280 GEN3を搭載しつつ、価格を2万円台におさえた、高コスパなモデルとなっています。

今回、メーカー様より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすく紹介していきます!

GEEKOM Air12 Liteのアイコン画像

ブランド GEEKOM
型名 Air12 Lite
OS Windows 11 Pro (64bit)
CPU Alder Lake N100
RAM 8GB DDR4 ※最大16GBまでの拡張をサポート
ストレージ 256GB SSD M.2 2280 GEN3 NVMe ※最大1TBまでの拡張をサポート
対応通信規格 デュアルバンドWi-Fi 5
Bluetooth 5.1
有線LAN
グラフィック ‎Intel UHD Graphics
インターフェース 【前面】
・電源ボタン
・USB 3.2 Gen 1 ×2
・9ピンフロントパネルヘッダー
・3.5mmマイクジャック
・3.5mmヘッドフォンジャック
【右側面】
・ケンジントンロック穴
【背面】
・AC電源ポート
・HDMI 2.0
・USB 3.2 Gen2 ×2
・USB 2.0 ×2
・有線LANポート
・ディスプレイポート(DP)1.4
本体サイズ 135.5×115.5×34.5mm
本体重量 約376g

GEEKOM Air12 Liteのスペック説明画像

『GEEKOM Air12 Lite』は、Windows 11 Pro(64bit)を搭載したミニデスクトップPCです。

Alder Lake N100」を搭載しており、RAMは8GB DDR4を採用。一般的なPC作業であればスムーズにこなせるだけの性能を備えています。RAMは最大16GBまでの拡張をサポート。

Alder Lake N100

内蔵ストレージには256GB SSD M.2 2280 GEN3 NVMeを用意。最大1TBまでの拡張をサポートしており、大量のデータを保存しておけます。

ストレージ&RAMの仕様

通信規格は有線LANに加え、デュアルバンドWi-Fi 5とBluetooth5.1に対応。

対応通信規格

そして135.5×115.5×34.5mm、約376gのコンパクトかつ軽量な筐体には充実のインターフェースが用意。USB 3.2 Gen 2をはじめとするUSBポートを複数搭載しており、高速データ伝送に対応しています。

コンパクトな筐体デザイン

GEEKOM Air12 Liteのインターフェース構成

インターフェース構成

【前面】

  • 電源ボタン
  • USB 3.2 Gen 1 ×2
  • 9ピンフロントパネルヘッダー
  • 3.5mmマイクジャック
  • 3.5mmヘッドフォンジャック

【右側面】

  • ケンジントンロック穴

【背面】

  • AC電源ポート
  • HDMI 2.0
  • USB 3.2 Gen2 ×2
  • USB 2.0 ×2
  • 有線LANポート
  • ディスプレイポート(DP)1.4

▼HDMIポートとディスプレイポート(DP)を併用したデュアルディスプレイ出力をサポート。

HDMIポートとディスプレイポート(DP)を併用したデュアルディスプレイ出力をサポート

その他、効率的な熱循環機構により、長時間の使用時にも内部に熱がこもりづらく、パフォーマンス低下を抑えることが可能となっています。

優れた冷却システムの説明画像

以上の通り、手のひらサイズのコンパクトな筐体サイズに対して、実用的なスペック構成を実現したリーズナブルな価格のミニデスクトップPCとなっています。仕事からクリエイティブな作業、ゲーミング、動画視聴にいたるまで、幅広い用途に適しています。

製品本体および付属品

製品本体および付属品について紹介していきます。

▼製品外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

内容物一覧

  • Air12 Lite本体
  • ユーザーマニュアル
  • VESAマウント&ビス
  • 電源アダプタ
  • 電源ケーブル
  • HDMIケーブル

▼VESAマウント&ビスが付属しており、モニター裏への取り付けが可能です。

VESAマウント&ビス

▼電源アダプタは比較的コンパクトなサイズ。

電源アダプタを手に持つ様子

電源アダプタの仕様

▼付属電源ケーブルは3P形状のため、自宅コンセントの形状が対応していない場合、3P⇔2P変換アダプタが必要となるので注意してください。

3P形状の電源ケーブル

PC本体の外観

▼PC本体の外観。黒を基調としたスタイリッシュなデザイン。

Air12 Liteの外観

▼手触りはサラサラしています。ただ、筐体に手脂などの汚れが目立ちやすいのがネック。

Air12 Liteの外観-真上

Air12 Liteの外観-手前視点

▼135.5×115.5×34.5mm、約376gの軽量かつコンパクトな筐体サイズで持ち運びにも適しています。

Air12 Liteを手に持つ様子

▼厚みは3.45cmほどのため、カバンなどに入れても支障なく持ち運べるでしょう。

Air12 Liteを手に持つ様子-側面

▼底面の様子。ゴム製の滑り止めが施されています。

Air12 Liteを手に持つ様子-裏面

最大16GBまでのRAM換装、最大1TBまでのSSD増設をサポート

本製品は、最大16GBまでのRAM換装、および最大1TBまでのSSD増設をサポートしています。

RAMとストレージの増設を行うには、底部のカバーを取り外す必要があります。

▼底部のネジをドライバーで外し、フタを取り除きます。

底部のネジをドライバーで外す様子

底部のネジをドライバーで外した様子

▼PC内部の様子

PC内部の様子

内蔵RAM

PC内部の端子

インターフェース構成

続いて本体インターフェースについて紹介していきます。

▼筐体正面には、電源ボタンUSB 3.2 Gen 1 ×29ピンフロントパネルヘッダー3.5mmマイクジャック3.5mmヘッドフォンジャックが用意。

インターフェース構成-正面

9ピンフロントパネルヘッダーのカバーを外した様子

▼右側面にはケンジントンロック穴が用意。

インターフェース構成-右側面

▼左側面の様子。

インターフェース構成-左側面

▼背面の様子。AC電源ポートHDMI 2.0USB 3.2 Gen2 ×2USB 2.0 ×2有線LANポートディスプレイポート(DP)1.4が用意。

インターフェース構成-背面

インターフェース構成

【前面】

  • 電源ボタン
  • USB 3.2 Gen 1 ×2
  • 9ピンフロントパネルヘッダー
  • 3.5mmマイクジャック
  • 3.5mmヘッドフォンジャック

【右側面】

  • ケンジントンロック穴

【背面】

  • AC電源ポート
  • HDMI 2.0
  • USB 3.2 Gen2 ×2
  • USB 2.0 ×2
  • 有線LANポート
  • ディスプレイポート(DP)1.4

以上の通り、限られたスペースに充実のポート類が集約されたインターフェース構成となっています。作業用PCとしても十分に実用性の高い構成と言えます

USBポートが複数用意されているおかげで、多台数デバイスに対して高速伝送を行うことができます。

実際に使用した感想

それでは、『GEEKOM Air12 Lite』を実際に使用した感想を紹介していきます!

▼ウルトラワイドモニターに接続。

GEEKOM Air12 Liteをウルトラワイドモニターに接続した様子

コンパクトで場所を取らない筐体サイズ

本製品はとにかくコンパクトで場所を取りません。場所の狭いデスク上にも問題なく設置できます。

▼省スペース化にはうってつけ!スッキリとした作業環境を実現したい方にもオススメです。

PCをデスク上に設置した様子

PCをデスク上に設置した様子-ズーム

▼マウスと並べると、筐体のコンパクトさがより一層際立ちます。

PCとマウスを並べた様子

▼デバイスの仕様。

デバイスの仕様表

▼映像出力情報。3440×1440解像度のウルトラワイドモニターに接続した場合でも、100Hzの高リフレッシュレートで滑らかに描画されます。

ディスプレイの詳細設定画面

▼256GB SSD搭載モデルでは、初起動時に188GB分が使用可能領域として割り当てられていました。

ストレージスペック

各種ベンチマークテスト結果

▼CrystalDiskMarkでのテスト結果。

CrystalDiskMarkでのテスト結果

▼Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果。一番低いサブスコアこそ6.9点を記録していますが、他のスコアに関してはそこそこの点数となっています。

Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果

▼PC MARK10(無料版)のテスト結果。3,215点を記録。

PC MARK10のテスト結果

一般的なPC作業は快適

最初に、一般的なPC用途として考えられるウェブブラウジング(Webサイト閲覧)や、動画視聴時のパフォーマンスを確認してみました。

ウェブブラウジングに関しては、画像多めのサイトからスクリプトが多用されたサイトまで、いずれもスムーズに読み込むことが可能でした。

▼ページスクロール時にも画面がカクついたり、遅延の発生などはほとんどありません。

ウェブサイト閲覧の様子

▼画像や動画といった埋め込みファイルもスピーディに描画されます。

ウェブサイト閲覧の様子2

また、YouTuberなどの動画サイトにて動画を再生した場合でも、高画質映像を問題なく視聴することが出来ました。

4K動画もスムーズに視聴可能!ただし再生時の快適さは通信速度に依る部分もあります。

ゲーム動画視聴の様子1

▼4K画質動画を再生中に多少のカクつきを感じることはありましたが、視聴に支障をきたすレベルではありませんでした。

ゲーム動画視聴の様子2

ゲーム動画視聴の様子3

また、Microsoft Officeなどの作業用ソフトウェアを使用して、様々な作業を行ってみました。

オフィスデータ視聴の様子

この場合においても、計算処理や描画処理、ファイル出力などがスムーズに行われ、ストレスを感じることなく作業を行うことが出来ました。

▼複数ウィンドウを同時表示した場合でも、快適に作業をこなすことが可能です。

2ウィンドウを同時表示した様子

このように、根本的なスペック自体がそこそこ優れているため、一般的なPC用途に関しては何の問題も無く動作することが確認できました。8GB RAMのおかげで、いくつかの作業を並行して行った場合もスムーズに動作します。

リモートワーク(仕事)用や、オンライン授業用のメインPCとしても、オススメできる性能となっています。

ゲーミングは厳しい

本製品のゲーミングパフォーマンスについても確認してみました。

ドラゴンクエスト10

DQ10のベンチマークテスト画面

最初に「ドラゴンクエスト10」のベンチマークテストを行ってみました。

ベンチマークテスト条件

  • グラフィック設定:標準品質
  • 解像度:1920×1080
  • 表示方法:フルスクリーン

▼ベンチマークテスト結果

DQ10のベンチマークテスト結果

DQ10の場合、FHD解像度の標準品質でも、スムーズな動作は期待できないという結果になりました。

ファイナルファンタジー14(FF XIV)

FF14のベンチマークテスト画面

続いて、「ファイナルファンタジー14(FF XIV)」のベンチマークテストを行ってみました。

ベンチマークテスト条件

  • グラフィック設定:標準品質
  • 解像度:1920×1080
  • 表示方法:ウィンドウモード

▼ベンチマークテスト結果

FF14のベンチマークテスト結果

FF14の場合も、FHD解像度で標準品質に設定しても、動作は厳しいという結果に。

以上の通り、よほど軽めのブラウザゲーム等でなければ、PCゲームを快適にプレイすることは難しいことがわかりました。

本製品は、あくまでウェブサイト閲覧や動画視聴、軽作業用に運用することが最適だと言えるでしょう。

優れた廃熱性&静音性

本製品は、発生する熱を内蔵ファンによって外部へ逃がします。

高負荷時にはファンが高速回転してPC動作音がフォーンと大きくなりますが、それでも耳を近づけない気にならないほどの動作音でした。

▼耳を近づけると、かすかにフォーンという排気音が聞こえてくる程度

PC稼働音の確認

▼稼働音を確認している様子

静音性に関しては優れていると言えます。

ちなみに、レビュー時には重めの処理を実行するなどして、本製品を3時間ほど連続使用して、本体に負荷を与えてみました。

それでも、ファンの音は気にならず、本体もほとんど熱を持ちませんでした。

▼数時間連続使用しても、全然熱くならない。

PC発熱の確認

▼背面に手を当てると、わずかに暖かさを感じる程度。

PC発熱の確認-背面

▼高負荷状態で、3時間連続使用した後の内部温度(CPUID HWMonitor計測値)。最大値でも50度を超えることはなく、基本的に30度台~46度台で温度は安定していました

CPUID HWMonitor計測値

以上の通り、優れた静音性・排熱効率を実現できていると言えます。

長時間の作業用途を前提にミニPCを探している方でも、安心して利用することができるでしょう。

コスパ最強のミニPC

GEEKOM Air12 Liteのアイコン画像

今回紹介した『GEEKOM Air12 Lite』について、特徴をまとめると以下の通りです。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量で持ち運びにも適したサイズ
  • VESAマウントをサポート
  • 充実したインターフェース構成
  • USBポートを複数搭載
  • 一般的なPC作業をスムーズにこなせる実用的な性能
  • 優れた静音性と廃熱性能
  • リーズナブルな価格
  • RAM&ストレージ拡張をサポート

悪かった点

  • 付属ケーブルが3P形状(2P変換アダプタが必要になる可能性がある)
  • ゲーミングには向かない

以上の通り、2万円台というリーズナブルな価格に対して、一般的なPC作業を快適にこなせる性能を備えた、高コストパフォーマンなミニPCとなっています。

前後に充実したポートを備えており、多台数のデバイスに同時接続可能。HDMIとDPを併用することでデュアルモニターへの出力にも対応しています。

十分に実用的な性能を備えており、ゲーミング用途にこそ向かないものの、ウェブサイト閲覧や仕事などの軽作業であれば、支障なくスムーズにこなすことができます。

そして何より、静音性と廃熱性能が実に優れており、安心して長時間利用し続けることができます。

メインPCとしての運用は厳しいかもしれませんが、ちょっとした軽作業用のサブPCを自宅に用意したい場合や、オフィスに大量のPCを設置する必要がある場合などには、非常に適したミニPCだと言えます。

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ふかふか

SNSフォロワー13万人以上、ウェブコンテンツクリエイターとして活動しています!国内・海外の多数の企業と提携し、年間250以上のガジェットレビューを行っています。見やすく・分かりやすくがモットー!

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