2023年4月20日(木)発売の、PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, Xbox One, XSX|S, PC向けノベルゲーム『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』(Coffee Talk Episode 2: Hibiscus & Butterfly)。
本作は、2020年にリリースされ世界中で高い評価を獲得した『コーヒートーク(Coffee Talk)』の続編にあたる作品です。
コーヒーショップのマスター兼バリスタである主人公が、人間やオーク、エルフなどのさまざまな種族が訪れる店で、彼らの話に耳を傾け、最高の一杯を提供し、各々の人生に変化を与えていきます。
ハード | PS4, PS5, Nintendo Switch, Xbox One, XSX|S, PC |
開発元 | Toge Productions |
価格 | 2,200円(税込) |
ジャンル | アドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2023年4月20日(木) |
このゲームについて:
誰もが孤独を抱えている時代──“コーヒートーク”で温かな一杯を飲みながら、心と心を結びつける会話に浸りませんか。
深夜にしか開かないコーヒーショップを再び訪れ、心癒される飲み物と共に、幻想世界の友人たちと旧交を温めましょう。マスターであるあなたが接客するのは、人間だけとは限りません。彼らの話に耳を傾け、心を揺さぶる自慢の一杯を提供してください。
一杯のコーヒーと共に語られる、様々な種族の人生ドラマが新章へ。『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』で再びコーヒーマシンの電源を入れ、最高の笑顔を作って、個性的なお客たちを出迎えましょう。
2020年リリースの『コーヒートーク(Coffee Talk)』の続編ですが、1作目とは異なる新しい物語が展開されます。
ゲームシステム自体は前作とほぼ同様ですが、客からアイテムを受け取ったり、新たな飲み物を作ることで物語が分岐するなどの新規要素が実装されています。
前作同様、訪れる人々との会話を楽しみ、コーヒーを提供する癒やしのゲームである事はそのままに、ストーリー分岐やキャラクター等のボリュームアップ、オーディオビジュアルエフェクトの臨場感アップなど基本機能が強化されているとのこと。
それぞれのキャラクター同士が繰り広げるドラマ、人間関係の繋がりをプレイヤーが作る事で、それぞれの人生が進んでいきます。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
NintendoWorldReport -非常にリラックスした雰囲気が魅力的な作品
Score:85点
本作はエピソード1に続く物語であり、お馴染みのキャラクターと新たな顔ぶれを登場させ、新たな物語を楽しめます。第1作目が好きなら、この続編もきっと気に入るでしょう。新しい飲み物の材料や、提供する飲み物と一緒にアイテムを渡す機能が追加され、楽しみの幅が広がっています。
飲み物作りに関しては革新的な変化はありませんが、新しい材料が追加され、客の心を癒す美しいカクテルが作れます。
全体的に登場人物は深みのあるキャラとして描かれており、彼らとのつながりを楽しむことができます。エピソード2の物語はエピソード1ほど魅力的ではないものの、素晴らしいサウンドトラックが依然として大きな魅力を醸し出しています。
非常にリラックスした雰囲気が魅力で、心から称賛できる作品となっています。
良かった点
- お馴染みのキャラクターや新しいキャラクターが登場
- 惹き込まれる会話
- 新しい飲み物の材料が追加されている
- ゲームプレイに新しい要素が実装
- サウンドトラックが素晴らしい雰囲気を醸し出す
悪かった点
- ゲームプレイに大きな変化はない
- 新キャラクターがエピソード1ほど魅力的ではない
- ゲームプレイに革新的な変化が少ない
- エピソード2の物語はエピソード1ほど魅力的ではない
Finger Guns -ビジュアルノベルが好きな人にはおすすめの作品
Score:80点
本作では、前作と同じローファイな雰囲気で、軽いタッチのゲームプレイから味わい深い会話が繰り広げられます。
シアトルのダウンタウンを舞台に、魅力的なキャラクターたちとの会話を楽しみましょう。新キャラ達が登場し、新しい飲み物に挑戦する機会もあります。前作から革新的な変化はないものの、良い意味で安定感があります。
息を呑むほど美しい会話が特徴的で、ビジュアルノベルが好きな人にはおすすめの作品です。ゆったりプレイできるこのゲームは、まさに心地よい別れを惜しむかのようなひと時を過ごせる作品となっています。
良かった点
- 世界観が魅力的
- 美しいピクセルアートと素晴らしい音楽
- 感動的なストーリー
- ユニークで魅力的なキャラクター達
- カフェの飲み物作りが楽しい
- 落ち着いた雰囲気でリラックスできるゲーム
悪かった点
- ビジュアルノベルが苦手な人には向かない
- 人々が実際のコーヒーショップでこんなに話すことはないと感じる
- 前作をプレイしていないと、登場人物の進行が理解しにくい
- 一部の登場人物が影が薄い
- ゲームプレイの進化があまり感じられない
Screen Rant -深みのある物語と魅力的なキャラクターを求めるプレイヤーには最適な作品
Score:80点
本作は、前作の良かった点を継承しつつ、新しい要素を追加することでゲームの幅を拡張した理想的な続編です。ビジュアルノベルとして、深みのある物語と魅力的なキャラクターを求めるプレイヤーには最適な作品と言えます。
前作と同様に、プレイヤーはシアトルの深夜のバリスタとなり、今回はハイビスカスとバタフライピーという2つの新しい成分を使ったドリンクを提供します。アイテム提供の新機能が追加され、それがストーリーにさらなる深みをもたらしています。
本作では物語のペーシングが改善されており、キャラクターが成長する様子を体感できます。さらに、陽気な会話や興味深い世界観が織り交ぜられ、差別や格差といったテーマもより繊細に扱われています。
魅力的なグラフィックとローファイサウンドトラックが組み合わさり、リラックスできるゲーム体験を楽しめました。前作のファンや、居心地の良い雰囲気のゲームが好きな方にとって、最適な作品と言えるでしょう。
良かった点
- 前作の良かった点を継承しつつ、新しい要素を追加
- 深みのある物語と魅力的なキャラクター
- シンプルな操作
- 飲み物を作るのが楽しい
- 新しいアイテム渡し機能がストーリーに深みをもたらす
- キャラクターの成長が感じられる
- 低価格でリプレイ性が高い
悪かった点
- 一部の物語が完全に解決しない
- 全てのプレイヤーには向かないかもしれない
Pocket Tactics-ドリンク作りのミニゲームや深い会話に何時間も没頭できる
Score:80点
本作はビジュアルノベル風の会話シミュレーターで、前作に登場したお気に入りのキャラクターや心に響く物語を再び楽しめます。ドリンク作りのミニゲームや深い会話に何時間も没頭できるでしょう。
新しいメニューには、ハイビスカスとバタフライピーが加わり、様々な味が楽しめます。また、ラテアート画面も新たにリフレッシュされています。
前作キャラに加えて、新たな登場人物たちも加わります。特に、宇宙服を着たアマンダは感情表現が豊かで、本作の中で最も魅力的なキャラクターの一人だと感じました。
前作と同様にクオリティの高い雰囲気を持ちつつ、魅力的なキャラクターたちと触れ合うことができ、素晴らしい時間を過ごせる続編となっています。
良かった点
- ポジティブな意見:
- 素晴らしい物語やキャラクターたち
- 飲み物作りのミニゲームや深い会話に夢中になる
- ハイビスカスとバタフライピーが追加
- 前作キャラクターの多くが再登場
- エンドレスモードやチャレンジモードが追加され、さらに楽しめる。
- 携帯モードで快適にプレイできる(Switch版)
悪かった点
- 大幅に変更された要素は少なく、前作と同じ雰囲気が続く
- もっと違った内容を期待していたプレイヤーには物足りないかもしれない
- Joy-Conでのラテアート描画がやりにくい(Switch版)
- 一部のキャラクターが再登場しない
Multiplayer.it -改善が望まれる部分も残っている
Score:70点
本作には前作からのキャラに加えて新キャラも登場しますが、新キャラは十分な場面が与えられないことが多いです。また、一部のキャラクターのデザインは前作からあまり変わっておらず、改善の余地があると言えるでしょう。
ゲームプレイ面では、新しいアイテム渡し要素が追加されましたが、それらのアイテムがゲームに与える影響はごくわずかで、物足りなさを感じます。
リラックスした雰囲気を醸し出すローファイサウンドトラックは素晴らしく、一部の曲はリミックス版として再集録されています。全体として、本作は前作のファンには魅力的な続編と言えますが、物足りない新キャラクターやキャラデザイン面など、改善が望まれる部分も残っています。
良かった点
- リラックスできる雰囲気
- 重要な社会問題を軽快に扱っている
- 現実とファンタジーの上手い組み合わせ
- ゲームプレイに関する新要素が追加
- 素晴らしいサウンドトラックの数々
- 魅力的なキャラクター達
悪かった点
- ストーリー初期の展開ペースが遅い
- 新キャラクターの見せ場が少ない
- 一部のキャラデザに改善の余地あり
- ゲームプレイにおいて、選択肢の影響が薄い
総評:深みのある物語と楽しいキャラ達が魅力的な、癒し系ビジュアルノベル
総合Score:80点
GOODな点
- お馴染みのキャラクターや新しいキャラクターが登場
- 世界観が魅力的
- 惹き込まれる会話
- ゲームプレイに新しい要素が実装
- サウンドトラックが素晴らしい雰囲気を醸し出す
- カフェの飲み物作りが楽しい
- 落ち着いた雰囲気でリラックスできるゲーム
BADな点
- ゲームプレイに大きな変化はない
- 新キャラクターがエピソード1ほど魅力的ではない
- ゲームプレイに革新的な変化が少ない
- エピソード2の物語はエピソード1ほど魅力的ではない
- 新キャラクターの見せ場が少ない
- ビジュアルノベルが苦手な人には向かない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』についての海外メディアの感想となります。
リラックスしたゲーム体験を求めるプレイヤーにうってつけ
本作は、前作と同様に現実とファンタジーがうまく組み合わされた魅力的な世界観を演出しています。背景で流れるローファイサウンドトラックも素晴らしく、全体的にリラックスできるゲーム体験を楽しめるとのこと。
前作からのキャラクターに加えて新しい登場人物たちも登場。いずれも魅力的な存在であり、惹き込まれる物語が展開されます。アイテム提供の新機能が追加され、それがストーリーにさらなる深みをもたらしているようです。
前作の良かった点を継承しつつ、新しい要素を追加することでゲームの幅を拡張した理想的な続編として評価されています。ビジュアルノベルとして、深みのある物語と魅力的なキャラクターを求めるプレイヤーには最適な作品でしょう!
前作から大きく変化した点は無い
一方で、本作は前作と比べて特に革新的な変化は無く、ゲーム体験自体は変わり映えしないとも指摘されていました。
また、前作のキャラクターが新しいキャラクターの登場シーンを独占してしまい、新キャラクターが十分な場面を得られない点が残念だとも述べられています。
他には、一部のキャラクターのデザインが前作からほとんど変わらず、独創性に欠ける。ゲームプレイにおいてプレイヤーの選択があまり影響を与えない点なども不満点として指摘されていました。
現実とファンタジーがうまく組み合わされた魅力的な世界
いずれにせよ、『リラックスできるゲーム体験が楽しめる作品』であるとして、いずれのレビュアーからも高い評価を付けられていました。
前作と同様に、魅力的なキャラクターが織り成す心温まる心温まる物語を楽しむことが出来ます。現実とファンタジーが融合した独特な世界で展開され、深いテーマを扱いつつも軽やかな語り口でプレイヤーを惹き込みます。
緻密なストーリーラインと美しいビジュアル、そして心地よいBGMが、ゲームの世界観を一層引き立てます。ゲームプレイにおいても新要素が追加され、より充実した体験が可能になったとのこと。
前作経験者はもちろん、リラックスできるゲーム体験を求めている方は、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
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