世界向けに数多くのタブレット端末をリリースしてきたAlldocube社は、2024年の最新モデルとして『Alldocube iPlay 60 Lite』の販売を開始しました!
Widevine L1対応、8000mAh大容量バッテリー内蔵など、リーズナブルな価格に対して優れたスペック構成となっており、コストパフォーマンスの高いAndroidタブレットとなっています。
今回、メーカー様より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすく紹介していきます!
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ブランド | Alldocube |
モデル名 | Alldocube iPlay 60 Lite |
ディスプレイサイズ | 10.95インチ IPS |
解像度 | 1,280×800(HD+) |
リフレッシュレート | 非公表 |
OS | Android 14 |
CPU(SoC) | UNISOC T606 オクタコアプロセッサー |
RAM | 4GB(8GBの仮想RAM拡張に対応) |
ストレージ | 128GB |
マイクロSDカード | 対応(最大512GBまで拡張可能) |
SIMカード | デュアルnano SIMカード対応 |
対応通信規格 | Bluetooth 5.0, GPS, 2.4G/5G デュアルバンドWiFi(802.11 ac/a/b/g/n), 4G LTE |
対応バンド | GSM: B2/3/5/8 WCDMA: B1/2/5/8 FDD: B1/2/3/4/5/7/8/20/28A/B TDD: B38/40/41 |
搭載カメラ | フロントカメラ:5メガピクセル リアカメラ:13メガピクセル |
バッテリー容量 | 8,000mAh |
本体サイズ | 168.3×256.8×8.4mm |
本体重量 | 約544g |
今回紹介する『Alldocube iPlay 60 Lite』は、Android14搭載の10.95インチタブレットです。
筐体サイズは168.3×256.8×8.4mm、重量は約544gと大型かつややズッシリ感がありますが、薄型デザインのため携行性にも優れています。
10.95インチ、1,280×800(HD+)解像度に対応ディスプレイを搭載。WidevineはL1をサポートしており、HuluやAmazon Primeビデオなどで高画質設定の映像を楽しめます。
サウンドに関しては上下にステレオスピーカーを内蔵しており、立体的な音を楽しめます。
CPU(SoC)にはUNISOC T606 オクタコアプロセッサーを、RAMは4GBを採用。一般的なタブレット用途は問題なくスムーズにこなせるだけの性能を擁しています。なお、最大8GBの仮想RAM拡張にも対応しています。
ストレージに関しては128GBを用意。カードスロットを備えており、マイクロSDカードを挿入することで最大512GBの拡張が可能となっています。
通信規格は2.4/5GデュアルバンドWi-Fi(802.11 ac/a/b/g/n)、GPSおよび Bluetooth 5.0に対応。デュアルnanoSIMカードの挿入にも対応しており、Wi-Fiのない環境でも4G LTE通信を行うことが可能です。
前面には5メガピクセルのフロントカメラを、背面には13メガピクセルの高品質リアカメラを内蔵しており、風景撮影からテレワーク、オンライン授業などの用途にも活用可能です。
バッテリー容量は8,000mAhと大きめであり、長時間の連続使用が可能。外出先でも安心して長時間利用でき、利便性に優れていると言えます。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます!
▼製品外箱の様子。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- タブレット本体
- ユーザーマニュアル
- USB変換アダプタ
- 有線イヤホン
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
タブレット本体の外観
▼本体サイズは168.3×256.8×8.4mm。10.95インチディスプレイを搭載した大柄のデザインです。
▼前面中央には5MPのフロントカメラを内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には13MPのリアカメラを内蔵。
▼筐体背面には金属特有の鈍い光沢が見られ、手触りもサラサラとしており、そこそこの高級感もあります。
▼本体重量は約544gとややズッシリ感がありますが、厚みは8.4mmと比較的薄いです。
本体インターフェース
続いて、インターフェース構成について紹介していきます。
▼本体上部には電源ボタン、音量調節ボタン、スピーカーが内蔵。
▼下部にもスピーカーが内蔵されているほか、Type-Cポートが用意。
▼右側面にはカードスロットが用意。
▼ピンを用いてスロットを開き、デュアルnanoSIMカードもしくはマイクロSDカードの挿入が可能です。
▼左側面の様子。
この通り、インターフェース自体はオーソドックスな構成となっています。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『Alldocube iPlay 60 Lite』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約27.7万点 でした!
1万円台の格安タブレットとしては、実に優れたスコアを記録できていると思います。
ウェブサイト閲覧や動画視聴まで、一般的なタブレット用途は問題なくこなせる性能を擁しています。
処理の重いゲームアプリでも、画質設定次第ではある程度スムーズに遊ぶことが出来るでしょう。
実際に使用した感想
それでは、『Alldocube iPlay 60 Lite』を実際に使用した感想について紹介していきます。
一般的なタブレット用途は快適
一般的なタブレット用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まずはブラウザアプリを用いて複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合もスムーズかつ迅速にページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもスピーディーに読み込まれます。
▼HD+解像度でも、細かな文字まで鮮明に読み取ることが出来ます。
ページスクロール時に読込遅延やラグが発生することもなく、ストレスのないウェブサイト閲覧が可能でした。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生することが出来ました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、スムーズに再生できます。
ディスプレイの発色もカラフルで、映画からアニメまで、深みのある色合いで楽しむことが出来ました。
また、WidevineもL1サポートとなっており、HuluやAmazon Primeビデオなどで高画質設定の映像を楽しめます。
このように、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、一般的なタブレット用途は快適にこなせるだけの性能となっています。
スピーカー品質はイマイチ
続いて、音楽を再生した際の "サウンド(スピーカー)品質" についても確認してみました。
正直、スピーカーの品質は優れているとは言い難く、音の明瞭さが足りていないと感じられました。中~高音域の解像度に欠け、低音に関してはほとんど潰れてしまっていました。
映画やアニメ視聴時にセリフを聞き取る分には問題ありませんが、満足度の高い音楽・映像視聴を楽しみたいのであれば、3.5オーディオジャックを利用して、別途スピーカー等の接続をオススメします。
実用的なカメラ品質
続いて、カメラ性能についても確認してみました。
▼フロントカメラで撮影した映像
画質自体はクリアで、人物の輪郭から表情にいたるまで明瞭に映し出すことができていました。
激しく動いた場合も気になるほどの残像は発生しなかったため、ウェブ会議やオンライン授業用としても十分に耐えうる品質であると思います。
続いて、背面(リア)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
リアカメラに関しても、近景から遠景までクリアに撮影できました。
単純な映像記録用から、旅行時の記念撮影用としても利用できる、十分に高い品質を実現できています。
タブレットPCのような利用方法も可能
別売りのタブレットケース、Bluetoothキーボード、タッチペンを接続することで、本製品をタブレットPCのように利用することも可能です。
▼接続(装着)した様子。
タブレットでちょっとした作業を行いたい場合には、うってつけのセットです。
ゲームアプリも設定次第でスムーズにプレイ可能
最後に、いくつかゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスを確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずはオンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "HD" まで設定可能でした。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼HD画質プレイ時。遠くの景色までクリアに描画されます。
10.95インチの大きなディスプレイのおかげで、広々とした視点でゲームを楽しめます。
激しく動き回ったり視点移動した場合でも、フレームレート低下やラグを感じることはありませんでした。
▼『PUBG』に関しては、終始安定したパフォーマンスでゲームを楽しむことが出来ました。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『統合版マインクラフト』(旧マインクラフトPE)について。
実際にワールドを作成して入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、スムーズで快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで素早く読み込まれます。
▼処理の重めなチャンクを歩き回っても、気になるカクつきは感じられませんでした。
大規模なチャンクを読み込む場合でも、特にフレームレートが低下することも無く、スムーズ動かすことが可能でした。
たくさんのMOD(アドオン)を導入してマイクラPEをバリバリ遊びたい方や、友達と一緒にマルチサーバーで遊びたい場合でも、比較的快適に動作するでしょう。
『原神』プレイ時
そして最後に、激重ゲームとしても有名な『原神』をプレイしてみました。
▼グラフィック設定はデフォルトで "最低" に設定されており、動作はスムーズでした。
▼設定を "低" にすると負荷が上がり、プレイ中にややカクつきを感じるようになります。
▼設定を "中" 以上に上げるとさすがにフレームレート低下が顕著に発生し、お世辞にも快適なゲームプレイとは言えませんでした。
最低~低画質以下に設定を抑えれば、原神クラスの劇重ゲームアプリでも遊ぶことが可能でした。
▼多少の画質の粗さは見受けられるものの、原神の広大な世界を冒険できる!
▼カクつきを感じることはありますが、ゲームプレイ自体に支障をきたすレベルではありませんでした。
以上の通り、原神クラスの激重ゲームアプリでも、画質設定を抑えることである程度スムーズに遊ぶことが可能でした。
長持ちする大容量バッテリー
本製品は8,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。
実際に使用してみたところ、動画視聴、ウェブブラウジング、少々のゲームアプリ起動などを日中に行ってみましたが、2日間ほど(計15時間ほど)は充電なしでも利用し続けることが可能でした。
外出先に持参しても、充電せずとも1日間は余裕でバッテリーがもつでしょう。
Widevine L1対応、8000mAh大容量バッテリー内蔵の高コスパタブレット
今回紹介した『Alldocube iPlay 60 Lite』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 薄型でスタイリッシュな筐体デザイン
- リーズナブルな価格
- Widevine L1サポート
- 一般的なタブレット用途はスムーズ
- 設定次第では原神レベルのゲームアプリもある程度快適に遊べる
- 長持ちする大容量バッテリー
- 実用的なカメラ性能
悪かった点
- スピーカー性能はイマイチ
- 解像度が低い(1,280×800)
以上の通り、1万円台のモデルとしては比較的優れたパフォーマンスを発揮するAndroidタブレットとなっています。
基本性能はそこそこ優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBG、原神などのゲームアプリも設定次第ではスムーズに遊ぶことが出来ました。Widevine L1サポートな点もGOOD。ただ、解像度がHD+と低めな点がやや残念です。
カメラ性能も優れており、高精彩な写真撮影を楽しめます。
そして何よりバッテリーの持ちが良く、普通にウェブブラウジングなどに使用している分には、丸1日充電しなくても大丈夫でした。別売りのBluetoothキーボードやタブレットケースを接続すればタブレットPCのような利用方法も可能となるため、作業用端末として出先でも活用できると思います。
リーズナブルな価格で、使い物になる性能のタブレットを求めている方は、選択肢に入れても良い一品だと思います!
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