世界中に数多くのタブレット端末をリリースしてきたAGM(中国)は、2024年4月に同ブランドの最新モデル『AGM PAD P2』をリリースしました!
AnTuTuベンチマークスコア40万点超えの性能に、50MPリアカメラ搭載、7,850mAh大容量バッテリー内蔵など、全体的に優れたスペックのAndroidタブレットとなっています。
今回、メーカー様より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすく紹介していきます!
ブランド | AGM |
モデル名 | AGM PAD P2 |
OS | Android 14 |
CPU(SoC) | MediaTek Helio G99 オクタコアプロセッサー |
RAM | 8GB LPDDR4X(8GBの仮想RAM拡張に対応) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイサイズ | 10.95インチ |
解像度 | 2000 x 1200(FHD+) |
リフレッシュレート | 最高90Hz |
ピーク輝度 | 400nits |
Widevine | L1 |
SIMカード | デュアルnanoSIMカード対応 |
マイクロSDカード | 対応(最大512GBまで) |
対応通信規格 | Wi-Fi: 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 5.2 GPS/GLONASS/BeiDou/Galileo 4G LTE |
対応バンド | GSM:B2/3/5/8 WCDMA:B1/2/4/5/8 FDD:B1/2/3/4/5/7/8/20/26/28A&B/66 TDD:B34/38/39/40/41 |
バッテリー容量 | 7,850mAh(20W急速充電対応) |
認証機能 | 顔認証 |
搭載ポート | USB Type-C, 3.5mmオーディオジャック |
スピーカー | クアッドボックススピーカー内蔵 |
搭載カメラ | フロント:8MP リア:50MP |
本体サイズ | 258.37×169.92×7.5mm |
本体重量 | 約530g |
今回紹介する『AGM PAD P2』は、Android14搭載の10.95インチタブレットです。
筐体サイズは258.37×169.92×7.5mm、重量は約530gと大型かつややズッシリ感がありますが、薄型デザインのため携行性にも優れています。パッケージに専用タブレットケースが同梱されているので、外出先へも安心して持参できるでしょう。
10.95インチ、2,000×1,200(FHD+)解像度に対応ディスプレイを搭載。最高90Hzのリフレッシュレートにも対応しており、鮮明でカラフルな映像を楽しむことが出来ます。
WidevineはL1サポート。HuluやAmazon Primeビデオなどで高画質設定の映像を楽しめます。
サウンドに関してはクアッドボックススピーカーを内蔵しており、立体的でクリアな音を楽しめます。
CPU(SoC)にはMediaTek Helio G99 オクタコアプロセッサーを、RAMは8GB LPDDR4Xを採用。一般的なタブレット用途は問題なくスムーズにこなせるだけの性能を擁しています。なお、最大8GBの仮想RAM拡張にも対応しています。
ストレージに関しては256GBを用意。カードスロットを備えており、マイクロSDカードを挿入することで最大512GBの拡張が可能となっています。
通信規格は2.4/5GデュアルバンドWi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)および Bluetooth 5.2に対応。デュアルnanoSIMカードの挿入にも対応しており、Wi-Fiのない環境でも4G LTE通信を行うことが可能です。
前面には8メガピクセルのフロントカメラを、背面にはなんと50メガピクセルの高品質リアカメラを内蔵しており、風景撮影からテレワーク、オンライン授業などの用途にも活用可能です。
バッテリー容量は7,850mAhと大きめであり、長時間の連続使用が可能。外出先でも安心して長時間利用でき、利便性に優れていると言えます。20Wの急速充電にも対応しており、わずかな充電時間でバッテリー残量を一気に回復できる点は嬉しいですね。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます!
▼製品外箱の様子。今回のレビュー時には、対応するBluetoothキーボードも提供していただきました。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- タブレット本体
- タブレットケース
- ユーザーマニュアル
- SIMカードピン
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- ブランドシール
- Bluetoothキーボード(オマケ)
※Bluetoothキーボードは一般製品版には非付属(別売り)なので注意してください。
タブレット本体の外観
▼本体サイズは258.37×169.92×7.5mm。10.95インチディスプレイを搭載した大柄のデザインです。
▼前面中央には8MPフロントカメラを内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には50MP高精彩リアカメラを内蔵。
▼筐体背面には金属特有の鈍い光沢が見られ、手触りもサラサラとしており、そこそこの高級感もあります。
▼本体重量は約530gとややズッシリ感がありますが、厚みは7.5mmと薄いです。
本体インターフェース
続いて、インターフェース構成について紹介していきます。
▼本体上部には電源ボタンと2基のスピーカーが内蔵。
▼下部にも2基のスピーカーが内蔵されているほか、Type-Cポート、カードスロット、3.5mmオーディオジャックが用意。
▼付属のピンを用いてスロットを開き、デュアルnanoSIMカードもしくはマイクロSDカードの挿入が可能です。
▼左側面の様子。
▼右側面には音量調節ボタンが用意。
この通り、インターフェース自体はオーソドックスな構成となっています。
計4基のスピーカーが上下に内蔵されていることで、立体感のあるサウンドを楽しめます。
専用タブレットケースが同梱
本製品のパッケージには専用タブレットケースが同梱されています。
▼実際に装着した様子。
タブレットを持ち運ぶ際にディスプレイを保護できるだけでなく、即席のタブレットスタンドとしても利用できます。
タブレット購入時に、別途ケースまで購入する必要が無い点は嬉しいですね!
別売りのBluetoothキーボードを装着可能
また、ケースをタブレットスタンドとして利用している状態で、別売りのBluetoothキーボードを装着することで、タブレットPCのような利用方法が可能となります。
▼マグネット吸着式のキーボードであれば、ケースに磁力でピタッとひっつくため、タイピング中にキーボードがずれてしまうことはありません。
▼タブレットで本格的な作業を行いたい場合には、Bluetoothキーボードの使用をオススメします!
AnTuTuベンチマークスコア結果
『AGM PAD P2』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約41.8万点 でした!
3万円前後のタブレットとしては、実に優れたスコアを記録できていると思います。
ウェブサイト閲覧や動画視聴まで、一般的なタブレット用途は問題なくこなせる性能を擁しています。
原神など処理の重いゲームアプリでも、画質設定次第ではスムーズに遊ぶことが出来るでしょう。
実際に使用した感想
それでは、『AGM PAD P2』を実際に使用した感想について紹介していきます。
一般的なタブレット用途は快適
一般的なタブレット用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まずはブラウザアプリを用いて複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合もスムーズかつ迅速にページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもスピーディーに読み込まれる。
▼FHD+解像度のディスプレイのおかげで、細かな文字まで鮮明に読み取ることが出来ます。
ページスクロール時に読込遅延やラグが発生することもなく、ストレスのないウェブサイト閲覧が可能でした。
▼リフレッシュレートは最高90Hzに対応。滑らかな操作を楽しめます。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生することが出来ました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、最高画質設定の動画をスムーズに再生できます。
ディスプレイの発色もカラフルで、映画からアニメまで、深みのある色合いで楽しむことが出来ました。
また、WidevineもL1サポートとなっており、HuluやAmazon Primeビデオなどで高画質設定の映像を楽しめます。
このように、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、大抵のタブレット用途を快適にこなせるだけの性能となっています。
優れたスピーカー品質
続いて、音楽を再生した際の "サウンド(スピーカー)品質" についても確認してみました。
本機には上下に計4基のスピーカー(クアッドボックススピーカー)が内蔵されており、音圧は良好。十分迫力のあるサウンドを楽しめて、音に立体感もありました。
低音こそ響きはイマイチですが、中~高音域に関しては比較的クリアに響くため、アニメや映画におけるセリフなどは支障なく聞き取ることが出来ます。
全体的な音質に関しては優れていると言えます。普通に映画を視聴したり、ゲームアプリをプレイする分には十分な品質でしょう。
実用的なカメラ品質
続いて、カメラ性能についても確認してみました。
▼フロントカメラで撮影した映像
画質自体はクリアで、人物の輪郭から表情にいたるまで明瞭に映し出すことができていました。
激しく動いた場合も気になるほどの残像は発生しなかったため、ウェブ会議やオンライン授業用としても十分に耐えうる品質であると思います。
続いて、背面(リア)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
さすがは50MPの高精彩カメラを内蔵していることもあり、近景から遠景までクリアに撮影できました。
単純な映像記録用から、旅行時の記念撮影用としても利用できる、十分に高い品質を実現できています。
ゲームもスムーズにプレイ可能
最後に、いくつかゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスを確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずはオンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "HD" まで設定可能でした。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼HD画質プレイ時。遠くの景色までクリアに描画されます。
10.95インチの大きなディスプレイのおかげで、広々とした視点でゲームを楽しめます。
激しく動き回ったり視点移動した場合でも、フレームレート低下やラグを感じることはありませんでした。
▼90Hz高リフレッシュレートのおかげで、滑らかな視点移動が可能です。
▼『PUBG』に関しては、終始安定したパフォーマンスでゲームを楽しむことが出来ました。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『マインクラフト』(旧マインクラフト)について。
実際にワールドを作成して入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、スムーズで快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで素早く読み込まれます。
▼処理の重めなチャンクを歩き回っても、気になるカクつきは感じられませんでした。
大規模なチャンクを読み込む場合でも、特にフレームレートが低下することも無く、ヌルヌル動かすことが可能です。
たくさんのMOD(アドオン)を導入してマイクラPEをバリバリ遊びたい方や、友達と一緒にマルチサーバーで遊びたい場合でも、問題なく快適に動作するでしょう。
『原神』プレイ時
そして最後に、激重ゲームとしても有名な『原神』をプレイしてみました。
▼グラフィック設定はデフォルトで "最低" に設定されており、動作はスムーズでした。
▼設定を "低" にすると負荷が上がりますが、依然としてスムーズなゲームプレイが可能。
▼設定を "中" 以上に上げるとさすがにフレームレート低下が顕著に発生しますが、それでもギリギリプレイは可能なレベルでした。
このように、低~中画質以下に設定を抑えることで、原神クラスの劇重ゲームアプリでも比較的スムーズに遊ぶことが可能でした。
▼十分に綺麗なビジュアルで原神の世界を楽しめます!
▼多少のカクつきを感じることはありますが、ゲームプレイ自体に支障をきたすレベルではありませんでした。
以上の通り、原神クラスの激重ゲームアプリでも、画質設定を抑えることである程度スムーズに遊ぶことが可能でした。
タブレットをゲーミング用途でも利用したいと考えている方にも、オススメできるパフォーマンスとなっています。
長持ちする大容量バッテリー
本製品は7,850mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。
実際に使用してみたところ、動画視聴、ウェブブラウジング、少々のゲームアプリ起動などを日中に行ってみましたが、2日間ほど(計16時間ほど)は充電なしでも利用し続けることが可能でした。
外出先に持参しても、充電せずとも1日間は余裕でバッテリーがもつでしょう。
▼20W急速充電に対応しており、わずかな充電時間でバッテリーをあっという間に回復できる点もGOOD!
幅広い用途に活用できる高性能モデル
今回紹介した『AGM PAD P2』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 薄型でスタイリッシュな筐体デザイン
- 優れたスペック構成&パフォーマンス
- Widevine L1サポート
- 一般的なタブレット用途はスムーズ
- 原神レベルのゲームアプリもある程度快適に遊べる
- 長持ちする大容量バッテリー
- 50MPの高精彩リアカメラを内蔵
- クアッドボックススピーカーによる立体感のあるサウンド
- 比較的リーズナブルな価格
- タブレットケースが付属
悪かった点
- 指紋認証には非対応
以上の通り、3万円前後のモデルとしては優れたパフォーマンスを発揮するAndroidタブレットとなっています。
基本性能が優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBG、原神などのゲームアプリも比較的スムーズに遊ぶことが出来ました。デュアルボックススピーカーの音質も良好。Widevine L1サポートな点もGOOD。
カメラ性能も優れており、50MPリアカメラで高精彩な写真撮影を楽しめます。
バッテリーの持ちが良く、普通にウェブブラウジングなどに使用している分には、丸1日充電しなくても大丈夫でした。別売りのBluetoothキーボードを接続すればタブレットPCのような利用方法も可能となるため、作業用端末としても出先で重宝するでしょう。
比較的リーズナブルな価格で、使い物になる性能のタブレットを求めている方には、ぜひオススメしたい一品です!
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