2021年10月8日（金）発売の、ニンテンドースイッチ向け横スクロールアクションゲーム『メトロイド ドレッド』（Metroid Dread）。
本作は、世界中で大きな人気を博したアクションゲーム『メトロイド』シリーズの最新作です。
2003年に発売された『メトロイドヒュージョン』以来およそ19年ぶりとなる2Dメトロイドシリーズの完全新であり、『メトロイド5』とも呼ばれています。
| ハード | Nintendo Seitch |
| 開発元 | Mercury Steam, Nintendo |
| 価格 | パッケージ版：7,678円（税込） ダウンロード版：7,600円（税込） スペシャルエディション：10,978円（税込） |
| ジャンル | アクションアドベンチャー |
| プレイ人数 | 1人 |
| リリース日 | 2021年10月8日（金） |
このゲームについて：
「探索」×「恐怖」
かつてない絶望にサムスは立ち向かう。
探索型アクションゲーム「メトロイド」シリーズ19年ぶりの完全新作。
恐るべき擬態生物「X」生存の真偽を確認するために、惑星「ZDR」に派遣された銀河連邦の特殊調査部隊が消息を絶った。
その未踏の地に赴いた銀河最強のバウンティハンター「サムス・アラン」。
そこで彼女を待ち受けていたものは、絶望的な恐怖だった…
今作の物語は『メトロイド ヒュージョン』の後の出来事であり、るべき擬態生物「X」生存の真偽を確認するため、未踏の地である惑星「ZDR」に降り立った主人公 "サムス・アラン" の冒険が描かれます。
タイトルの "ドレッド（恐怖）" の名のごとく、通常の武器攻撃が一切通じない銀河連邦の調査ロボット「E.M.M.I.」をはじめとする、サムスを追い詰める幾多の恐怖と戦っていきます。
▼惑星外多形態機動調査機（Extraplanetary Multiform Mobile Identifier）通称「E.M.M.I.」
シリーズ特有の探索要素も用意されているほか、快適になった基本アクションや新しいアビリティも多数登場。これまでにない刺激が融合した新感覚のメトロイドとなっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか？
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数（メタスコア）と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います！
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア＆レビューコメント
Screen Rant -ニンテンドースイッチ作品で最も魅力的な作品の１つ
Score：100点
今作は、昔ながらのメトロイドシリーズの良さを残しつつ、進化した探索・戦闘・謎解きなどの要素が見事な融合を果たした作品となっています。
探索は相変わらず素晴らしい要素であり、新たな能力を手に入れることで隠し部屋を発見出来たり、一度訪れた場所を再訪してレアアイテムを見つけることができるなど、非常に夢中になることが出来ました。
ステージデザインはいずれも見ごたえのある見事なデザインが成されており、ゲーム内の雰囲気をよく醸し出しています。
そして新たなアクションや武器が加えられた戦闘は実に爽快感があります。ボス戦は比較的難易度が高くて負けることがしばしばありますが、何度もチャレンジしたくなる楽しさも併せ持っています。
物語自体も興味深い内容であり、最初から最後まで惹き込まれます。
ニンテンドースイッチ向けタイトルの中でも、最も魅力的な作品の１つであると言えます。
良かった点
- 探索・戦闘・謎解き要素・ストーリーの見事な融合
- 興味深い物語
- 爽快感のある戦闘
- やり甲斐のあるボス戦
- 夢中になる探索要素
- 見ごたえのある背景ビジュアル
悪かった点
- 特になし
My Nintendo News -感情的で夢中になれる物語
Score：95点
今作で描かれる物語はサムスとメトロイドシリーズの最終章を締めくくる素晴らしい内容となっており、感情的に夢中でプレイすることが出来ました。多くのひねりが加えられているため、最初から最後まで惹き込まれます。
ゲーム性自体も非常に楽しいものになっており、シリーズ特有の探索要素からスピーディで爽快感のあるアクションまで、全ての要素が高いクオリティで作り込まれています。
パフォーマンスも安定しており、携帯モード・ドッキングモードのいずれでも60fpsかそれに近い滑らかさでプレイ可能です。
そして特にオーディオ設計（効果音・環境音など）が実に優れており、ステージの不気味さやボス敵の強大さをプレイヤーに上手く感じさせ、没入感を高めることに成功しています。
新参者からシリーズファンまで楽しめる、ここ数年で最もスリリングな作品です。
良かった点
- 感情的で夢中になれる物語
- 遊ぶのが純粋に楽しい
- 没入感の高いオーディオ設計（効果音・環境音）
- スピーディで爽快感のあるアクション
- 安定したパフォーマンス
悪かった点
- 敵が多い場面では多少のフレームレート低下が発生
Checkpoint Gaming -見栄えの良い優れたグラフィック
Score：90点
今作は、古典的なシリーズのゲームプレイ要素と、近代向けに進化した戦闘アクションとを融合させた作品となっています。
部屋ごとに探索を行い、能力を高め、ボス部屋を目指すといった基本的なゲームプレイは従来シリーズ作から引き継ぎつつ、新たなアクションやギミックを追加することで体験を進化させています。
難易度は挑戦的な難易度ですが、かといって理不尽に感じることも無く、難易度曲線がしっかりと設定されているため常にやり甲斐を感じながら楽しむことが出来ました。
そして何より、ビジュアル（グラフィック）は実に見栄えが良く、サムス自身のモデリングも今まででベストです。同日に発売される有機ELディスプレイ搭載モデルのSwitchで本作を遊ぶと、より色鮮やかになったドレッドの世界を楽しむことができます。
物語自体も満足度の高い内容となっており、シリーズファンであれば絶対にプレイすべき作品であると言えます。
良かった点
- 古典的なシリーズの要素と進化した戦闘の組み合わせ
- 挑戦的でやり甲斐のある難易度
- 満足度の高い物語
- 見栄えの良い優れたグラフィック
悪かった点
- 迷路のようなマップは混乱することがある
COGconnected -新たなレベルの緊張感と恐怖感を体験
Score：88点
今作におけるEMMI（惑星外多形態機動調査機）の存在は、プレイヤーに今まで以上の緊張感と恐怖を与えており、新たなレベルでスリリングな体験を提供しています。
美しいビジュアルで描かれるステージは、いずれも細部まで作り込まれた設計がなされており、探索を楽しいものにすると同時に高い没入感を実現しています。
ストーリー自体も説得力のある内容で惹き込まれます。
新たなアクションが多数追加されたことで操作性はやや複雑になっていますが、慣れて各アクションを使いこなせるようになると、実に爽快感の高い戦闘を楽しむことが可能となります。
シリーズを新たな領域に拡張した、革新的な最新作です。
良かった点
- 独創的で緊張感のあるゲームプレイ
- 美しいビジュアル
- 巧妙に設計されたステージの数々
- 説得力のあるストーリー
悪かった点
- 操作性が複雑になった
- 迷子になりやすいマップ
Digitally Downloaded -ステージを戻って探索し直すのは疲れる
Score：70点
今作のアクションは従来シリーズ作よりも遥かに洗練されており、美しく滑らかな動きで爽快感があります。
ボス戦は挑戦しがいのある難易度となっており、倒すことで新たな能力などの報酬があるため、常にやり甲斐を感じながらプレイできます。敵キャラのデザインも優れているため、新たな敵と出会うのも楽しみになります。
一方で、これは従来作からの問題点ですが、新しい能力を手に入れてから以前のマップを再訪する作業が非常にメンドクサイです。
以前訪れた場所を再び探索して新たな発見をすることを "豊富な探索要素" と評価する方もいるかもしれませんが、それは誤解です。決められた順序でマップを動くことを強制されているにすぎません。
また、今作は "恐怖" を全面的に押し出しているにもかかわらず、以前のシリーズ作よりもビジュアルや雰囲気の面で恐怖感が薄らいでいるように感じます。
確かに優れた作品ではありますが、いくつもの矛盾を抱えていることも事実です。
良かった点
- 美しく滑らかなアクション
- 挑戦しがいのあるボス戦
- 敵キャラの優れたデザイン
悪かった点
- ステージを戻って探索し直すのは疲れる
- 初期で行けない場所が多い
- ホラーの雰囲気が弱い
総評：新たなレベルへと進化を果たした、メトロイドシリーズ最新作
総合Score：88点
GOODな点
- 探索・戦闘・謎解き要素・ストーリーの見事な融合
- 感情的で夢中になれる物語
- スピーディで爽快感のあるアクション
- 見栄えの良い優れたグラフィック
- 没入感の高いオーディオ設計（効果音・環境音）
- 挑戦的でやり甲斐のある難易度
BADな点
- 迷路のようなマップは混乱することがある
- 操作性が複雑になった
- ステージを戻って探索し直すのは疲れる
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『メトロイド ドレッド』についての海外メディアの感想となります。
従来シリーズの良さを引き継ぎつつ、体験を新しい段階へ引き上げた作品
今作は従来シリーズ作のゲーム性の良さを引き継ぎつつ、アクション・探索・謎解き要素など、あらゆる面のクオリティを高めたことで、ゲーム体験が新たなレベルへと引き上げられています。
スピーディで爽快感のあるアクションは、新アクションの数々が追加されたことにより多様性が増し、退屈することなく戦闘を楽しめるようになっています。特にボス戦は白熱するものになっており、やり甲斐のある難易度となっているため、夢中になって遊ぶことができるとのこと。
各ステージはいずれも細部まで作り込まれており、新たな能力を得ることで隠し部屋を訪れてレアアイテムをゲットできるなど、メトロイドシリーズ作特有の探索要素も豊富に用意されています。
そしてビジュアル・サウンドなどの技術面においても高いクオリティで制作されており、特に同日に発売される『ニンテンドースイッチ 有機ELディスプレイ搭載モデル』でプレイすることで、さらに色鮮やかになったメトロイドの世界を堪能できるようです。
マップは迷子になりやすい
一方で、マップは迷路のように複雑に入り組んでおり、しばしば迷子になってしまうというレビュアーも少なからず見受けられました。
新アクションが多く追加された一方で操作性も複雑になっており、慣れるまで多少の時間がかかるだろうという意見も。
また、一度通り抜けたステージを再度訪れて、探索し直す作業はメンドクサイというレビュアーもいました。この点に関しては、ヒトによって評価が分かれそうですね。
新参者からシリーズファンまで、スイッチユーザーであれば体験すべき一作
いずれにせよ、『新参者からシリーズファンまで、あらゆるスイッチユーザーが体験すべき作品』であるとして、いずれのレビュアーからも非常に高い評価を付けられていました。
アクション・探索・謎解きのいずれの要素に関しても高いレベルで作り込まれており、ストーリー自体も最初から最後まで惹き込まれる内容であるとのこと。
ビジュアルやサウンドなど技術面でのクオリティも高く、携帯モード・ドッキングモードのいずれでも安定したパフォーマンスでゲームを楽しむことができます。
難易度は挑戦しがいのある高さとなっていますが、決して理不尽なものではなく、何度も再チャレンジしたくなる程良い調整が成されているようです。
シリーズファンはもちろん、アクションゲーム好きのスイッチユーザーであれば、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか！
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