新型コロナウイルスの影響により、最近ではリモートワークやテレワーク、オンライン授業などが一般化してきましたね!
また、お家時間が増えたことで、プレイステーション5(PS5)やXbox Series X(XSX|S)、PCなどでゲームをプレイする時間が増えた方も多いと思います。
これらに共通している点は、モニター(ディスプレイ)が必要であるということですよね。特に外出先でもモニターを使った作業を行いたい場合には、持ち運びやすい ポータブルモニター が非常に役立ちます。
今回は、持ち運びやすいサイズ&軽さに加えて、自立スタンド付属で汎用性にも優れた、高コストパフォーマンスなモデル『InnoView FHDモバイルモニター』について紹介したいと思います!
▼15.6型モデル
ブランド | InnoView |
モデル名 | INVPM001-10B |
ディスプレイサイズ | 15.6インチ, 16:9(非光沢IPS) |
解像度 | 1920×1080(FHD) |
リフレッシュレート | 60Hz |
視野角 | 178度 |
輝度 | 250cd/m2 |
搭載ポート | USB Type-C×2 USB Type-C(OTG) mini HMDI 3.5mmオーディオ |
スタンド | 180度調整スタンド |
スピーカー | デュアルスピーカー搭載 |
本体重量 | 約880g |
今回紹介する『InnoView FHDモバイルモニター』は、15.6インチ、フルHD(1920×1080)解像度、HDR対応のディスプレイを搭載したモバイルモニターです。厚さ5m、本体重量わずか880gという非常にコンパクトなデザインとなっており、自宅におけるサブモニターとしての利用だけでなく、外出先での利用にも適したモデルです。
▼タブレットのように持ち運べる手軽さ!
筐体本体には USB Type-Cポート や mini HDMIポート が搭載されており、PCやスマホ、タブレット端末はもちろん、ニンテンドースイッチやPS5、XSX|Sなど最新の家庭用ゲーム機への接続にも対応します。iPhone等との接続時には、画面の90度回転にも対応します。
▼ HDR(ハイダイナミックレンジ)・60fps(FreeSync)対応 のIPSスクリーンによる美しく滑らかな映像を楽しめます。ゲーム機のUSBポートからモニターへ給電することも可能。
低ブルーライトモードも搭載しており、細かな作業を長時間続ける場合に眼精疲労を予防。
▼充実したケーブル類が付属。モバイルモニターを購入後、すぐに多種多様なデバイスと接続して利用を開始できます。
モニター底部には2基の高品質スピーカー(デュアルスピーカー)が内蔵されており、スタンドアローンでサウンドを楽しめます。
そして本モデルには背面に本体一体型のスタンドが付属しており、別途スタンド類を用意せずとも、好みの角度で安定した設置を実現できます。
さらに180度の可動域を擁するスタンドを利用して、壁面に掛けて利用することもできます。
▼壁面の出っ張りにスタンドを引っ掛けて、手軽に壁掛けモニターを実現!
このように、幅広い用途・デバイスに用いることの出来る、汎用性の高いモバイルモニターとなっています。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などを分かりやすく紹介していきます。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- モニター本体
- スクリーンクリーニングクロス
- 電源アダプタ
- ユーザーガイド
- クイックガイド
- 保証書
- USB-C to USB-C ケーブル
- USB-C to USB-A ケーブル
- USB-C to USB-A メスケーブル
- Mini HDMI ケーブル
▼説明書は日本語に完全対応しています。
▼付属のクイックガイドには、各デバイスへの接続パターンがイラスト付きで分かりやすく描かれています。
▼充実したケーブル類が付属しており、モニター購入後すぐに利用を開始できます。
▼iOS端末などのLightningケーブルを用いるデバイスには、付属のUSB-C to USB-A メスケーブルを使用しましょう。
このように内容物が充実している一方で、モバイルモニターの本体およびディスプレイ部を保護するためのケース類が付属しないため、以下のようなスリーブケースを別途自分で購入することをオススメします。
モバイルモニター本体の外観
▼モバイルモニター本体。ベゼル(画面縁)の幅が約4mmと非常に狭いため、15.6インチの大きな画面に対してコンパクトな筐体サイズに収まっています。
▼ペン先より薄いベゼル幅。
▼背面の様子
▼購入時に貼られているシールは剥がして構いません。シールが示している通り、正面から見て右側のType-Cポートは電源供給に対応していないので、電源ケーブルを直接繋がないように注意してください。
▼本体重量は約880gと軽く、10インチ型タブレット端末と同程度の重さで持ち運びに適しています。
▼シッカリとした造りで、安っぽさは感じられません。
▼厚みは約5ミリほど。カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。
▼ポート類や自立スタンドが収められている下部が、やや出っ張った形状となっています。
▼下部にはゴム製の滑り止めが施されており、モニターが滑り落ちてしまうのを防ぎます。
インターフェース構成
続いて、インターフェース構成について紹介していきます。
▼(正面から見て)本体左側面の様子。画像上から USB Type-Cポート×2(電源・信号伝送対応)、mini HDMIポート が搭載。
▼(正面から見て)本体右側面の様子。画像上から 電源ボタン、ダイヤルボタン、USB Type-C(OTG)ポート、3.5mmオーディオポート が搭載。
(正面から見て)右側面のUSB Type-CポートはiOS端末の接続(映像・音声伝送)に対応していますが、電源供給には対応していないため、コンセント等と接続しないように注意しましょう。
▼下部の様子。両サイドにスピーカーが内蔵されており、デュアルスピーカーによるサウンドを楽しめます。
このように、限られた筐体サイズに対して、必要なポート類・操作インターフェースがすべて詰め込まれたデザインとなっています。
多彩な設置方法が可能な自立スタンド
そして本製品の背面には、0~180度の範囲で稼働する自立スタンドが付いています。
▼スタンドはシッカリと力を入れないと動かないため、設置中にスタンドが勝手に畳んでしまうような事態は起こらないでしょう。
▼水平になるまで完全に展開できます。
▼デスク上に設置した様子。
▼スタンド自体がシンプルな構造のため、設置した際の見た目もスタイリッシュです。
そしてスタンドを180度近くまで展開した状態で、壁面の出っ張りに引っ掛けることで、手軽に壁掛けモニターを実現できます。
▼自室の壁にある手ごろな出っ張りに...
▼モニタースタンドを引っ掛ける
▼あっという間に壁掛けモニターの完成!
モニター自体が軽いため、そこまで強度のない出っ張りに掛けても問題ありません。
デスク上にスペースが無い場合などには、このような設置方法も選択肢の一つですね!
実際に使ってみた感想
それでは、『InnoView FHDモバイルモニター』を実際に使ってみた感想について紹介していきます!
なお、今回のレビューでは私が所有している プレイステーション5(PS5)に接続して使用してみました。
▼電源ケーブル(Type-C)と mini HDMIケーブルを接続した様子。
▼電源自体はゲーム機(PS5)のUSBポートから供給することが可能です。
▼モニター自体がコンパクトなので、こんな置き方もできちゃいます。省スペース化にはこの上なく便利!
▼少々無理矢理ですが、壁掛けモニター利用も実現出来ました。
▼PS5接続時の映像出力詳細。フルHD(1920×1080)解像度・60Hz・HDR出力に対応。
色鮮やかなFHD・HDR対応ディスプレイ
フルHD解像度ディスプレイでは、ゲームや映画などを十分に綺麗な映像で楽しむことが出来ました。
実際にいくつかのゲームをプレイしてみました。
▼流石に解像度は4Kモニターに敵いませんが、それでも十分に満足度の高い綺麗な映像を楽しめます。
▼15.6インチ画面で描かれる映像は迫力があります。
近くのオブジェクトから遠方の建物の細部に至るまで詳細に描画されており、色合いも非常に綺麗です。
▼遠方のプレイヤーやオブジェクトも明瞭に描画されます。
▼HDR対応のおかげで、深みのある濃淡が表現されています。
リフレッシュレートは60fpsに対応。さすがにハイエンドモデルのモバイルモニターと比べると描画の滑らかさは劣りますが、激しく動き回るアクションゲームやシューディングゲームをプレイした場合でも、ゲームプレイに支障はありませんでした。
このように、PS5などの最新ゲーム機を接続した場合でも、十分満足度の高い映像を楽しめるモバイルモニターとなっています。
画面の映り込みは気にならない
本製品のディスプレイには非光沢IPSパネルが使用されており、使用中、画面に対する映り込みなどは気になりませんでした。
光沢IPSパネルとは異なり、背後の光源などによって画面が見づらくなることもなかったので、どのような場所でもストレスなく利用できるようになっています。
良好な音質のデュアルスピーカー
上述した通り、本製品の下部には2機のスピーカー(デュアルスピーカー)が搭載されています。
スピーカーの音質は良く、低音こそ弱いものの、中~高音域に関しては 透き通るようなサウンドを楽しむことが出来ます。
▼実際のサウンド出力の様子
本製品は3.5mmオーディオポートを搭載しており、外付けスピーカーやイヤホン等でもサウンドを楽しめますが、個人的には、外付けのスピーカー等を用意せずとも、本モニター内蔵のスピーカーのみで十分に満足度の高い音質を実現できていると感じました。
ただし、ボリューム最大設定時でもそこまでの音圧を得られないため、迫力のあるサウンドを楽しみたい場合は別途スピーカーやヘッドセットの用意をオススメします。
充実した設定項目
本製品には充実した設定項目が用意されています。
▼右側面のダイヤルボタンを押し込んでメニューを呼び出す。
明るさやコントラストなどの一般的な項目のほか、HDR や 低ブルーライトモード などの切り替えも可能です。
▼言語も日本語に完全対応している点は嬉しいですね。
▼ FreeSync機能 も用意されており、安定したフレームレートでゲーミングを楽しめます。
ダイヤルボタンが押しづらい
右側面のダイヤルボタンには、メニュー呼び出しに加えて、音量・明るさをクイック調節する機能も備わっています。
しかしボタン自体が小さくて幅の狭い位置に収められているため、指で操作する際にやや苦労します。
またメニュー操作時は電源ボタンを押すと "戻る" 操作を行うことができますが、電源ボタンも小さくて押しづらいです。
この筐体サイズを実現するためには仕方がないとは思いますが、各ボタンをもう少し押しやすい位置に設けてほしかったですね。
汎用性に優れた、15.6インチFHD対応モバイルモニター
- 性能:(☆4)
- デザイン:(☆5)
- 扱いやすさ:(☆5)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆5)
今回紹介した『InnoView FHDモバイルモニター』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 軽量かつ薄型で、持ち運びに適したデザイン
- 薄ベゼルのスタイリッシュな外観
- 充実した付属品
- 様々な設置方法が可能な自立スタンド
- HDR対応の色鮮やかな映像出力
- (比較的)高品質なデュアルスピーカー
悪かった点
- ダイヤルボタンが押しづらい
- ディスプレイ保護ケースが付属しない
以上の通り、綺麗なFHD映像、高品質なデュアルスピーカー、持ち運びやすい筐体サイズによって、全体的に汎用性の高いモバイルモニターに仕上がっています。
フルHD解像度、HDR対応のディスプレイは十分に美しく、色合いも鮮やかで満足度の高い映像体験が可能です。PC用のサブモニターとしてだけでなく、次世代ゲーム機のモニターとしても十分に活躍できると思います。
デュアルスピーカーの音質も良く、外付けスピーカー等を用意せずとも質の高いサウンドを楽しめます。
そして自立スタンドのおかげで、別途スタンド類を用意せずとも、デスク上に置いたり、手軽に壁掛け設置が可能な点も便利でした。
価格もリーズナブルなため、実用性の高いモバイルモニターを探している方には、是非オススメしたいモデルの1つとなっています!
ただし持ち運びを前提に考えているのであれば、ディスプレイを保護するため、別途スリーブケースの購入をオススメします。
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