2020年10月8日(木)発売の、ニンテンドースイッチ, PC向けパズルアドベンチャーゲーム『I AM DEAD』。
本作は、独特なグラフィックで描かれる死後の世界を舞台に繰り広げられる、パズルアドベンチャーゲームです。
ゲームを進めるにつれて様々な登場人物たちと交流するようになり、島の歴史や言い伝えに関する物語が明らかとなっていきます。
ハード | Nintendo Switch, PC |
開発元 | Hollow Ponds and Richard Hogg |
価格 | 2,100円(税込) |
ジャンル | パズルアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2020年10月8日(木) |
このゲームについて:
『ホホクム』、『Wilmot's Warehouse』の制作を手掛けたクリエイターによる『I am Dead』は、魅力的なグラフィックで描かれる死後の世界を舞台に繰り広げられるパズルアドベンチャーゲーム。
主人公はこの世を去ったばかりの、シェルマーストンという小さな島の博物館館長モリス・ラプトン。死後の世界でかつて飼っていた愛犬スパーキーと再会したモリスは、大好きなシェルマーストン島が火山の噴火によって崩壊する寸前であることを知る。
モリスとスパーキーは力を合わせ、シェルマーストン島に隠された古代の謎を解き明かし、島の火山の噴火を食い止め、故郷である島を守らなければならない。
主人公はこの世を去ったばかりの、シェルマーストンという小さな島の博物館館長 "モリス・ラプトン"。
モリスには人の心の中や思い出を透視できる能力があり、幽霊になっている島民たちとの交流を通じて,現世で火山の大爆発が忍び寄るシェルマーストン島を救うために活動していきます。
ゲーム中では、特定のオブジェクトや建物をズームすることで中の様子や記憶を観ることができ、島の秘密を探るためのヒントを見つけていくことができます。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
GamesRadar+ -非常に個性的で満足度の高いパズルアドベンチャー
Score:90点
本作の世界は細部まで作り込まれており、いたる所に好奇心を刺激する要素がいくつも隠されています。
ゲーム全体はカラフルで目を惹くビジュアルとなっており、この非常に個性的な世界観にとても惹き込まれます。
そして家の中や人の心を覗くことのできる透視能力は実にユニークであり、意味深な物語の謎を明らかにすることができると、達成感があります。
主人公とペットの犬も魅力的であり、全体的に満足度の高いアドベンチャー作品です。
良かった点
- 風変りなユーモアのセンス
- ユニークな透視能力
- カラフルで目を惹くグラフィック
- 細部まで作り込まれたマップ
悪かった点
- リプレイ性は低い
NintendoWorldReport -非常に個性的で満足度の高いパズルアドベンチャー
Score:90点
本作の不思議とリラックスできる世界観、および惹きつけられるストーリーは、とても記憶に残る内容となっています。
ゲーム上のオブジェクトや人物たちをズームすることで様々なヒントを得ることができ、いずれも物語と密接に関連しており、非常に個性的なコンセプトであると言えます。
ストーリーはある程度予測可能ではありますが、問題ではありません。
世界観やビジュアルはもはや芸術的であり、クリア後もこの世界に戻りたくなります。
良かった点
- 魅力的で可愛らしいパズル要素
- 優れた声優の演技とセリフ
- 透視を駆使した、非常に個性的なコンセプト
- 芸術的な世界観
悪かった点
- コンテンツボリュームが少ない
Digital Chumps -記憶に残る素晴らしいストーリー
Score:89点
本作のパズル要素は非常に簡単で、何度もプレイしたくなるほどリプレイ性が高いとは言えません。
しかし、それでも問題にならないほど記憶に残る素晴らしいストーリーが用意されています。
登場するキャラクター達はいずれもユニークで、彼らとの会話は実に興味を惹かれる内容となっています。
声優の演技もクオリティが高く、セリフの端々に温かさが感じられます。
生と死についてより深く考えさせられた作品です。
良かった点
- 素晴らしい物語
- ユニークなキャラクター達
- 興味を惹かれる会話の数々
- クオリティの高い声優の演技
悪かった点
- 非常に簡単なパズル要素
- リプレイ性は無い
Metro GameCentral-簡単すぎるパズル要素
Score:80点
本作の透視能力を活用した風変りな探索要素はとても面白く、好奇心に満ちたワールドを隅々まで調べるのはクセになります。
世界は薄くしい手書きのアートスタイルで描かれており、温かみのあるナレーションの声も併せて、自然と癒される雰囲気で満たされています。
一方で、ゲーム内のパズル要素はいずれも簡単でやり甲斐はありません。
サウンドトラックにも多様性がなく、ワンパターンなのは残念です。
そして遠くのオブジェクトや小さなものを選択するのが困難であるため、プレイ中にストレスを感じることもありました。
しかし、いずれにせよ素晴らしいアドベンチャーゲームであると言えます。
良かった点
- 風変りな探索要素
- 個性豊かなキャラクター達
- 好奇心に満ちたワールド
- 見事なナレーションの演技
- 美しい手書きのアートスタイル
悪かった点
- 音楽に多様性が無い
- やりがいの無いパズル
- 小さい&遠いオブジェクトを選択するのが困難
総評:記憶に残る独創的な世界観のアドベンチャーゲーム
総合Score:83点
GOODな点
- 透視を駆使した、非常に個性的なコンセプト
- 素晴らしい物語
- 個性豊かなキャラクター達
- カラフルで目を惹くグラフィック
- 細部まで作り込まれたマップ
- 芸術的な世界観
BADな点
- 非常に簡単なパズル要素
- リプレイ性は無い
- 音楽に多様性が無い
- 小さい&遠いオブジェクトを選択するのが困難
- コンテンツボリュームが少ない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『I AM DEAD』についての海外メディアの感想となります。
非常に独創的なコンセプトの作品
透視能力を駆使して人々の心の中を覗き、物語の秘密に近づいていくという本作のコンセプトは非常に独創的であり、今までに体験したことのないアドベンチャーゲームであると評価されています。
ストーリー自体も記憶に残る素晴らしい出来となっており、登場人物たちとの交流や会話内容も面白いものとなっています。
手書き調のグラフィックも不思議な世界観にマッチしており、全体的なゲームプレイを通じて癒される作品であると高く評価されています。
パズル要素自体は簡単すぎる
一方で、肝心のパズル要素自体の難易度は非常に簡単であり、やり甲斐は感じられないという意見が目立ちました。
また、コンテンツボリュームも少なく、分岐ルートなどやり込み甲斐もあまり無いため、リプレイ性は低いと述べられています。
生死をテーマにした思い出に残るストーリー
いずれにせよ、生死をテーマにした思い出に残るストーリーの含まれるパズルアドベンチャーゲームであるとして、いずれのレビュアーからも非常に高い評価を得ています。
パズル要素自体は弱いものの、それも問題にならないほどの惹きつけられる物語を楽しめるとのこと。
通常のアドベンチャーとは一風変わった、記憶に残る不思議な物語を楽しみたい方は、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)
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