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ガジェットレビュー

『NiPoGi E3B』レビュー!動画視聴、仕事、軽めのゲーミングまで可能な高コスパミニPC

2025年4月25日

  • 在宅ワーク用のPCが欲しい!
  • 実用的なスペックのモデルがいい
  • でも場所をとる大きなPCはイヤだな...

PC選びの際、上記のように考えている方も多いのではないでしょうか?

新型コロナウイルスの影響は薄れてきたものの、最近では在宅ワーク(テレワーク)やオンライン授業など、自宅でPCを用いて作業する形態がすっかり浸透しましたね!

安定したパフォーマンスで作業したい場合は "デスクトップPC" をオススメしたいところですが、デスクトップPCはノートPCやタブレット端末と比べてサイズが大きく、自宅のスペースを取ってしまうというデメリットもあります。

そこで今回紹介するのが、手のひらサイズにもかかわらず、大型PCに負けず劣らずの性能を発揮するNiPoGi E3Bです!

※NiPoGi E3BにはRyzen 7 5700U搭載モデル / Ryzen 5 7430U搭載モデルの2種類が用意されていますが、今回はRyzen 7 5700U搭載モデルについてレビューしていきます。

『NiPoGi E3B』の概要

今回紹介する『GMKtec E3B』は、AMD Ryzen 7 5700Uを搭載しつつ、12.8×12.8×4.13cmのコンパクトなサイズを実現したミニPCです。

ブランド NiPoGi
型名 NiPoGi E3B
OS Windows 11 Pro
CPU AMD Ryzen 7 5700U (基本クロック:2.0 GHz / コアの数:8 / スレッド数:16 / 最大ブースト・クロック 最大 4.3GHz/ グラフィックス周波数:2000 MHz / L3キャッシュ: 16MB)
グラフィックス AMD Radeon Graphics
メモリ(RAM) 16GB DDR4 ※最大64GBへの拡張可能
ストレージ(ROM) 512GB M.2 2280 SATA SSD
拡張用スロット PCIe 3.0 M.2 2280 ※最大2TBの拡張可能
対応通信規格 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、RJ45 有線LAN
インターフェース 【正面】
・電源ボタン
・3.5mmオーディオジャック
・USB Type-A 3.2 Gen 2 ×2
・USB Type-C (4K@60Hz, PD出力)
【背面】
・ケンジントンロック穴
・USB Type-A 3.2 Gen 1 ×4
・RJ45 LANポート
・DP(ディスプレイポート)1.4
・DC電源ポート
・HDMI 2.0
本体サイズ 12.8×12.8×4.13cm
本体重量 約541g (実測値)

OSにはWindows 11 Proを採用。CPUには "AMD Ryzen 7 5700U"、RAMは16GB DDR4を搭載しています。

ストレージには512GB M.2 2280 SATA SSDを採用。本体起動からデータ転送まで高速で行うことが可能です。

拡張性にも優れており、RAMは最大64GB(32GB×2)まで、SSDは最大2TBまで拡張できます。

グラフィックス処理用には "AMD Radeon Graphics" を用意。USB Type-C、DP1.4およびHDMI2.0ポートを介した 3画面同時4K出力にも対応しています

▼充実のインターフェース構成

通信規格はイーサネット(有線LAN)に加え、デュアルバンドWi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応。

そして何より筐体サイズが12.8×12.8×4.13cm、約541gと 非常にコンパクトかつ軽量 で、持ち運びにも適した大きさとなっています。デスク上に設置しても場所を取らない!外出先での作業用デバイスとしても重宝するでしょう。

▼製品付属のマウント&金具類を用いることで、モニター裏への取り付けも可能。

このように、実用的な性能・省スペース性・携行性のいずれも満たした、オススメの小型デスクトップPCとなっています。

今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などを紹介していきます!

製品本体および付属品

製品本体および付属品について紹介していきます。

▼製品外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

  • PC本体
  • 電源アダプタ&ケーブル
  • ブラケット金具&ネジ類
  • HDMIケーブル
  • ユーザーマニュアル

▼付属のVESAマウントブラケット&ビス類を用いて、モニター裏へPC本体を取り付けることが可能。

▼電源アダプタは比較的コンパクトなサイズに収まっていると思います。

PC本体の外観

▼PC本体の外観。見た目はシンプルですが、素材感や手触りはシッカリしており、そこそこの高級感もあります。

▼筐体上部の隙間には、ほこりなどがやや溜まりやすいかも。

▼片手にスッポリ収まるほどのサイズです。

▼本体サイズは約541gで、実際に手に持ってみると非常に軽いです。

▼厚みはたったの4.13cm。カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。

▼裏面の四隅にはゴム製の滑り止めが施されているほか、ブラケット取付用の穴が設けられています。

インターフェース構成

本体インターフェースについて紹介していきます。

▼本体正面には、画像左から『電源ボタン』『3.5mmオーディオジャック』『USB Type-A 3.2 Gen 2 ×2』『USB Type-C (4K@60Hz, PD出力)』が搭載。

▼両側面には吸排気用の格子穴が空いています。

▼本体背面。画像左から『ケンジントンロック穴』『USB Type-A 3.2 Gen 1 ×4』『RJ45 LANポート』『DP(ディスプレイポート)1.4』『DC電源ポート』『HDMI 2.0』が搭載。

このように、限られた筐体サイズに必要最低限のポート類がすべて詰め込まれたインターフェースとなっています。

ディスプレイポートとUSB Type-C、HDMIポートを併用することで、トリプルディスプレイ(3画面同時)出力が可能です。

RAM&ストレージ拡張が可能

本製品は、底部のフタを取り外すことで、RAMは最大64GB(32GB×2)まで、SSDは最大2TBまで拡張できます。

▼底部のゴム足を取り外し、ドライバーでネジを取り除くことでフタを外していきます。

▼内部の様子

実際に使用した感想

それでは、『NiPoGi E3B』を実際に使用した感想を紹介していきます!

今回のレビューでは、2560×1440(WQHD)解像度のモニターに接続して使用しました。

▼付属のブラケット金具を使用して、モニター裏に取り付けて使用。

▼ミニPCをモニター背面に取り付けることで、デスク上のスペースを節約できるうえ、正面からの見た目も非常にスッキリとさせることができます。

▼ディスプレイ表示情報。2560×1440(WQHD)解像度、165Hzリフレッシュレートで使用。

▼PCのバージョン情報。

▼初回起動時のストレージ情報

なお、本製品は AMD Radeon Graphics を搭載していますが、AMDドライバがプリインストールされていないため、以下のサイトから自身でインストールすることをオススメします。

一般的なPC作業を快適にこなせる

最初に、一般的なPC用途として考えられるウェブブラウジング(Webサイト閲覧)や、動画視聴時のパフォーマンスを確認してみました。

ウェブブラウジングに関しては、画像多めのサイトからスクリプトが多用されたサイトまで、いずれもスムーズに読み込むことが可能でした。

▼2560×1440(WQHD)解像度、165Hzリフレッシュレートで出力した場合でも、スクロール時にも画面がカクついたり、遅延の発生などはほとんどありません。

そしてYouTuberなどの動画サイトにて動画を再生した場合でも、高画質映像を問題なく視聴することが出来ました。

▼ただし再生時の快適さは通信速度に依ります。

▼2ウィンドウ同時表示状態での作業もスムーズです。

また、Microsoft Officeなどの作業用ソフトウェアを使用して作業を行ってみました。

この場合においても、各処理や描画がスムーズに行われ、ストレスを感じることなく作業を行うことが出来ました。

このように、根本的なスペック自体が優れているため、一般的なPC用途に関しては何の問題も無く動作することが確認できました。

リモートワーク用や、オンライン授業用のメインPCとしても、オススメできる性能となっています。

軽めのPCゲームならプレイ可能

本製品のゲーミング性能についても確認してみました。

ファイナルファンタジー14(FF14)

まずは『FF14ベンチマークテスト』を実行してみます。

テスト条件

  • 1920×1080
  • 標準品質(デスクトップPC)
  • ウィンドウモード

上記テスト条件の設定でベンチマークテストを実施した結果、スコアは2,110点、評価は "設定変更が必要" でした。

さすがに基本性能が優れているとはいえ、FF14クラスのPCゲームをプレイするのはキツいようです。

ドラゴンクエストX(DQ10)

続いて『ドラゴンクエストX ベンチマークテスト』を実行してみます。

テスト条件

  • 1920×1080
  • 標準品質
  • フルスクリーン

上記テスト条件の設定でベンチマークテストを実施した結果、スコアは5,797点、評価は "快適" でした。

このように、ドラクエ10レベルのMMORPGであれば、設定次第では十分快適に遊べることが確認できました。

ゲーミング用端末としての運用はオススメできませんが、ちょっとした息抜きに軽めのゲームを楽しむことは可能でしょう

動作音(排熱音)は非常に静か

本製品は、発生する熱を内蔵ファンによって外部へ逃がします。

高負荷時にはファンが高速回転してPC動作音がフォーンと大きくなりますが、それでも耳を近づけない気にならないほどの動作音でした。

▼高負荷連続稼働後の動作音確認

レビュー時には重めのPCゲームをプレイするなどして、本製品を5時間ほど連続使用して、本体に負荷を与えてみました。

▼数時間連続使用しても、ほんのり温かみを感じる程度で、筐体自体はそこまで熱を持ちませんでした。

そして5時間連続使用時点の内部温度を、HWMonitorで測定してみましたが、CPU温度は最高で60℃を超えることはありませんでした。

優れた静音性・排熱効率を実現できています。

安心して長時間利用できるミニPCとなっています!

各種ベンチマークツールのスコア結果

最後に、各種ベンチマークツールを実行した際のスコア結果を紹介していきます。

※各画像はクリックで拡大

Windows エクスペリエンス インデックス

CrystalDiskMark

CINEBENCH R23

PC MARK10

3D MARK - Night Raid

3D MARK - Fire Strike

3D MARK - CPUプロファイル

3D MARK - Storage Benchmark

動画視聴、仕事、軽めのゲーミングまで可能な高コスパミニPC

今回紹介した『NiPoGi E3B』について、良かった点・悪かった点をまとめると以下の通りです。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量で持ち運びにも適したサイズ
  • 比較的リーズナブルな価格
  • スタイリッシュなデザイン
  • 充実のインターフェース構成
  • 大抵の作業をこなせる実用的な性能
  • 軽めのゲーミングも可能
  • 優れた静音性と廃熱性能

悪かった点

  • ヘビーなゲーミングには向かない
  • 筐体上部の隙間にホコリが挟まりやすい

以上のように、ウェブサイト閲覧・動画視聴・軽作業・ライトゲーミングなど、幅広い用途に適した実用的な性能を備えたミニデスクトップPCとなっています。

この性能と充実したインターフェース構成にもかかわらず、本体サイズおよび重量は実にコンパクトかつ軽量なため、ディスプレイ裏に取付けるも良し、外出先に持参するも良しの、汎用性に優れたモデルと言えます。

また静音性や廃熱性能も優れており、長時間の連続使用時でも顕著なパフォーマンスへの影響は見られませんでした。

自宅で作業用PCの購入を検討している方は、ぜひこのような小型デスクトップPCの購入を検討してみてはいかがでしょうか!

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ふかふか

SNSフォロワー13万人以上、ウェブコンテンツクリエイターとして活動しています!国内・海外の多数の企業と提携し、年間250以上のガジェットレビューを行っています。見やすく・分かりやすくがモットー!

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