2019年9月26日(木)発売の、Nintendo Switch向けアクションアドベンチャーゲーム『ダークサイダーズ2(Darksiders II)Deathinitive Edition』。
※本作は、2012年に発売されたゲームを、ニンテンドースイッチ向けに移植したものです。
※今回紹介するのはスイッチ版の評価となります。
『ダークサイダーズ2』は、2010年に発売された『ダークサイダーズ』の続編です。ソウルシリーズのような暗めの世界観となっており、施設やダンジョンなどが点在する、広大なオープンワールドを駆け回るアクションアドベンチャーとなっています。
ハード | ニンテンド―スイッチ |
開発元 | THQ Nordic |
価格 | パッケージ版・ダウンロード版:29.99ドル(約3,000円) |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2019年9月26日(木) |
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このゲームについて:
全てが恐れ、全てが逃れ得ぬ宿命を負う脅威となって戦え。
終焉の日が訪れたことにより、黙示録の四騎士の中で最も恐れられる者“デス”が覚醒。
兄“ウォー”の雪辱を果たすため、デスは探究の旅を始める。旅の中で明らかになるのは、全ての生きとし生けるものを脅かしかねない古の怨恨。
『ダークサイダーズ2』は、ソウルシリーズのようなダークな世界観と、デビルメイクライのようなスタイリッシュアクションが合わさったアクションゲームです。
さまざまなアーマーセット、武器、スキルツリーを使用してキャラクターをカスタマイズし、独自のプレイスタイルを築くことが可能です。
本作 "Deathinitive Edition" では、オリジナル版に全てのDLCがセットになった内容で、総プレイ時間は30時間を超えるボリュームとなっています。その他、グラフィック、キャラクターおよびマップ等に関しても、改良や調整が施されています。
Deathinitive Editionの変更点
- 全てのDLCコンテンツが追加
- 再調整されたゲームのバランスと戦利品の分配
- 改善されたグラフィック(特に影と照明効果について)
- レベル、キャラクター、環境グラフィックスの改善と再加工
- ネイティブ1080p解像度
- Steamトレーディングカードの追加
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
NintendoWorldReport -ゼルダの伝説のような、典型的なRPGの楽しさ
Score:85点
本作の基本的なゲームプレイは、ワールドに到着し、住民達と話してダンジョンを開放し、サイドクエストをこなしつつメインのダンジョンを攻略し、自身のレベルと能力を高めてボスに挑戦するといった、ゼルダシリーズのようなループで構成されています。
ダンジョンは多く、いずれもよく作り込まれています。各ワールドには、メインクエストのダンジョン以外にも、サイドクエストが豊富に用意されており、何十時間も飽きずにプレイし続けられるボリュームになっています。
本作をスイッチで持ち運んでプレイできるようになったことは、非常に嬉しいです。
GOODな点
- ゼルダの伝説シリーズのような、素晴らしいゲーム性
- 優れた戦利品システム
- 独創的な世界観・ダンジョン・キャラクター達
- 持ち運んでプレイできるスイッチ版の利点
BADな点
- オリジナル版と比較して、グラフィックは低い
- フレームレートの低下が起きる
- ゲーム性自体は古く感じる
Nintendo Life -多くの謎解き要素が用意された、やりがいのあるダンジョン
Score:80点
本作のダンジョンは、非常に広大かつ作り込まれており、多くのパズル(謎解き要素)を解いてアイテムを発見したり、敵を倒して戦利品を得て、アーマーや武器をアップグレードしていく楽しさがあります。
何より、習得した新しい技を敵に試す時などは、非常にワクワクして楽しいものです。
大画面に映してプレイすると、さすがに画質は粗く感じますが、それでも全体的にグラフィックは安定しており、滑らかでスムーズなゲームプレイが可能です。
GOODな点
- グラフィック的には安定しており、携帯モードでも滑らかに動く
- 非常に満足できる戦闘
- 広大で魅力的なストーリー
- 豊富なパズル(謎解き)要素が用意されたダンジョン
- 新しい能力を試す時の楽しさ
BADな点
- たまにカメラワークにイライラさせられる
- 一部のキャラクターは印象が薄い
- 大画面に映すと、画質は多少粗く感じる
GameSpew -アクション・探索・戦闘・謎解きが素晴らしく組み合わさったゲーム
Score:80点
本作は、アクション・戦闘・謎解きの各要素が素晴らしく組み合わさった名作です。また、常に戦闘スキルを試されるため、やりがいと中毒性もあります。
今回スイッチ向けに発売された"Deathinitive Edition" には全てのDLC要素が含まれているため、本作を始めてプレイするのなら、携帯モードでも楽しめるスイッチ版を強くお勧めします。
今でもとても楽しいゲームです。
GOODな点
- アクション・探索・戦闘・謎解きの素晴らしい組合せ
- やりがいと中毒性のあるゲームプレイ
- 良好なパフォーマンス
BADな点
- 大画面では画質が荒くなる
- 狭いスペースで戦っていると、たまにカメラが壁に引っかかる
The Digital Fix -クオリティが高く、進行の妨げにならない程度の謎解き要素
Score:80点
本作のダンジョンには多くの謎解き要素が用意されていますが、いずれもクオリティが高く、なおかつゲームの進行を邪魔しない程度の難易度であるため、ゲームのペースを妨げることはありません。
また、ジャンプや壁走りといったアクションの数々も非常にスタイリッシュであり、移動するだけでも楽しさを感じさせます。
スイッチ版では、エリアの読み込み時間が遅かったり、フレームレートの低下が起きたりと色々問題はありますが、それでもシリーズ最高の出来だと言えるクオリティです。
原文
GOODな点
- クオリティが高く、進行の妨げにならない程度のパズル(謎解き要素)
- 壁走りなど、スタイリッシュなアクションの数々
- 多くの探索要素とサイドミッション
- シリーズ最高の出来
BADな点
- エリアの読み込み時間が長い
- フレームレートの低下が起きる
God is a Geek -非常に多彩で楽しい戦闘
Score:75点
主人公の主な武器は二重鎌ですが、それ以外にもハンマーや爪、ブレードなどを装備して服武器として使用することが出来ます。その他、特殊攻撃などを使うこともでき、戦闘は非常に多彩で楽しいものになっています。
古いゲームにも関わらず、全体的なゲームプレイング、システムについては今でも面白く、グラフィックも問題ないクオリティとなっています。
一方で、動作は安定していません。フレームレートの低下は頻繁に発生し、たまにゲームがフリーズしたこともありました。これらは目をつぶることが出来ない問題点です。
GOODな点
- 戦利品やスキルツリーなど、典型的なRPG要素
- スムーズなゲームプレイング
- とても楽しい戦闘
- 多くの武器を利用した、多彩な戦闘スタイル
- 綺麗なグラフィック
BADな点
- 安定しないフレームレート
- たまにフリーズすることがある
Jeuxvideo.com -安定しないパフォーマンス
Score:70点
本作は元々2012年にオリジナル版が発売されたゲームですが、現在でも古臭さを感じさせない、非常に優れたゲームです。
"Deathinitive Edition" には全てのDLCが含まれており、これだけのボリュームで29.99ドル(約3,000円)というのは驚きです。
一方で、フレームレートが安定しておらず、常に30fps以下に制限されている点や、たまに負荷による遅延が発生する点は残念です。
また、屋外におけるグラフィックに関してはさすがに時代を感じる出来であり、古いカメラワークの問題も依然として残ったままです。
GOODな点
- 上手くスイッチ向けに移植されたゲーム
- ポータブル(携帯)モードでも安定したパフォーマンス
- すべてのDLCと追加要素が含まれている
- ボリュームに対して価格が安い
BADな点
- 常に30fps以下に制限されたフレームレート
- たまに負荷による遅延が発生する
- 特に屋外におけるグラフィックレンダリングは時代を感じる
- カメラワークが悪い
総合評価(トータルスコア)
総合Score:79点
GOODな点
- 独創的な世界観・ダンジョン・キャラクター達
- 持ち運んでプレイできるスイッチ版の手軽さ
- クオリティの高いパズル(謎解き)要素
- 非常に多彩で楽しい戦闘
- スタイリッシュなアクションの数々
- 全てのDLCを含めた、豊富なコンテンツボリューム
BADな点
- オリジナル版よりグラフィックは劣る
- フレームレートが安定しない
- イライラするカメラワーク
- エリアの読み込み時間が長い
- たまに負荷による遅延が発生する
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ダークサイダーズ2(Darksiders II)Deathinitive Edition』についての海外メディアの感想となります。
本作の世界観およびゲーム性についてはオリジナル版の頃から高評価を得ており、今回移植されたスイッチ版でも、その面白さは健在のようです。
本作における探索・戦闘・謎解き要素のバランスは非常に良くできており、ゲームプレイのテンポを落とさずに遊び続けられると、各レビュアーは述べています。
また、すべてのDLCを含んだ豊富なボリュームに対し、約3,000円という価格設定も良心的だと高得点を付けるレビュアーもいました。
一方で、本作で問題視されているのは安定しないパフォーマンスの点です。
フレームレートはたびたび低下し、負荷による遅延で、時にはフリーズしたと述べるレビュアーもいました。
また、さすがにグラフィックについてはPS4版やXbox One版には劣るとされ、カメラワークも洗練されておらず、昔のゲームを感じさせる出来だと述べられています。
しかし、全体的には中々の高評価となっており、前世代のゲームとは思えないほど、今でも楽しめるゲーム内容になっているようです。手軽に持ち運ぶことが出来るニンテンド―スイッチでリリースされた点も、高評価点の一つですね。
スイッチでボリュームのあるアクションアドベンチャーゲームを探している方は、是非本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
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