2020年12月10日(木)発売の、PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC向けオープンワールド型アクションRPG『サイバーパンク2077』(Cyberpunk2077)。
本作は、近未来的な(サイバーパンクな)世界観の巨大都市 "ナイトシティ" を舞台とした、オープンワールドアクションアドベンチャーです。
プレイヤーは、金のためなら何でもするアウトロー『V(ヴィ―)』として、不老不死の鍵を握る組織の謎を追い求めていきます。
ハード | PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC |
開発元 | CD Projekt Red Studio |
価格 | 通常版:8,778円(税込) コレクターズエディション:32,780円(税込) |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人~(オンラインマルチプレイ対応予定) |
リリース日 | 2020年12月10日(木) |
このゲームについて:
『サイバーパンク2077』は、巨大都市ナイトシティを舞台に、謎めいたインプラントを追うことになった主人公“V(ヴィー)”を操るオープンワールド・アクションアドベンチャー。外見からサイバーウェアによる身体強化まで、豊富なカスタマイズ要素を用意。無数の選択肢を通じて、自分だけのストーリーを語れ。
本作はサイバーパンクの特長を大いに取り入れた大規模なオープンワールドゲームとして、発表時点で世界中から非常に大きな注目を集めていたタイトルです。
物語の舞台は2077年であり、人体改造の技術が発展し、ホバークラフトなどが登場するレトロヒューチャー的な世界観となっています。
2019年に開催された E3 2019では、ハリウッドスターの『キアヌ・リーヴス』がゲーム内キャラとして登場することが発表され、本人も壇上に姿を現したことで大きな話題となりました。
▼発表の様子(E3 2019)
もともと本作は2020年4月16日に発売予定でしたが、新型コロナウイルスの影響や開発の遅れなどにより、半年以上の延期を経て発売されるに至ります。
ゲームとしてはグランドセフトオート(GTA)シリーズに近く、ストーリー進行に関連するメインクエストと、ワールド上に点在するサブクエストの両方を進めながら、金を稼ぎ、車・武器を調達し、装飾品で身だしなみを整えるなど、非常に自由度の高いゲームとなっています。
なお、今後オンラインマルチプレイに対応する予定もほのめかされており、GTAオンラインのように多人数プレイが実現することも期待されています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
VG247 -2020年を締めくくるゲーム
Score:100点
本作は2020年を締めくくるのにふさわしいタイトルです。
ストーリーは細部まで作り込まれており、展開自体も惹き込まれる内容となっているため何時間でもぶっ続けで遊んでしまいます。
ミッション攻略の自由度も高く、自身の好きな方法で攻略する楽しさがあります。
そして何より、高低差のある広大なオープンワールドは実に見事であり、高層ビルが密集する都市部から、荒涼とした砂漠地帯まで、ロケーションにも多様性があって探索するのが面白いです。
銃火器の種類も豊富なものが揃っており、まさにこの手のタイトルに求められるものがすべて含まれている作品です。
良かった点
- 作り込まれた魅力的なストーリー
- 何時間でも遊べる大ボリューム
- 通行人の密度が高い(生活感がある)
- 非常に自由度の高いミッションの数々
- 高低差のある広大なワールドマップ
- 豊富な銃火器の種類
悪かった点
- 一般市民のAIはあまり頭が良くない
- キャラクタークリエイトの自由度が低い
IGN Japan -圧倒的な美しさを誇るナイトシティ
Score:100点
キチンとした都市計画が立てられたワケでもなく、ただ乱雑に建てられたビル群の広がるナイトシティはビデオゲーム史上最も魅力的な街となっており、怪しげなバーから道端の屋台まで、非常に情報量が多い(密度が濃い)。
60時間プレイした時点でも道を覚えられないほどワールドは広大で、探索するのがとても楽しい。
そのような魅力的な街で織りなされるストーリーは考えさせられる深いテーマを持った内容となっている。
特にサイドミッションに関しては、1つ1つが何かしらのテーマ性を持っており、内容も濃くて印象的なものばかりです。
そのため、プレイ中はゲーム内の世界観にどっぷりと没入することが出来ます。まさにRPGというジャンルの金字塔のごとく君臨した作品です。
良かった点
- 情報量の多い街並み(密度が濃い)
- 多様性のあるサイドミッション
- 深いテーマ性のあるストーリー
- 長大なボリューム
- 圧倒的な美しさを誇るナイトシティ
悪かった点
- 戦闘場面が多すぎるように感じた
- 没入感を削ぐいくつかの小さなバグ
Digital Spy -これまで経験したことのないような素晴らしいゲーム
Score:100点
4Kグラフィックで描かれる本作の街並みは非常に美しいです。旧世代機(PS4・Xbox One)でも十分見ごたえのあるビジュアルとなっているため、次世代機(PS5・XSX)に対応した場合は間違いなく次世代のAAA級のクオリティを味わうことが出来るでしょう。
サイバーパンクの世界観は魅惑的で、ワールドは全体的に活気に満ちていて密度が濃く、楽しめるコンテンツがたくさん用意されています。
本作では武器を改造したり、主人公の能力(技術力・体力・反射神経など)を高めるスキルツリーが用意されています。
戦闘に行き詰ったと感じた場合は、少し立ち止まって能力の強化を図るなど、RPG的な楽しさも併せ持った作品となっています。
ゲーム性自体はGTAやスカイリムなどに似ていますが、ストーリーと世界観は間違いなく新鮮で独創的なものであり、これまで経験したことのないような素晴らしいゲームです。
良かった点
- 魅惑的な世界観
- 旧世代機(PS4・Xbox One)でも見栄えの良い4Kグラフィック
- 活気に満ちた密度の濃い街並み
- ユニークな能力のアップグレード要素
- 楽しむべき多くのコンテンツ
悪かった点
- 特になし
Gamersky -近年最強のオープンワールドRPG
Score:91点
壮大なサイバーパンクの世界観、多様性のあるミッションの数々、独特なキャラクターモデル、超高品質なグラフィックなど、本作は間違いなく近年最強のオープンワールドRPGです。
たびたび発生する戦闘は常に予測不能な展開となり、攻略法はプレイヤー自身にゆだねられているため、どのような手段を使っても構いません。
メイン・サブともにミッションの内容は多様性があって楽しく、途中で登場するキアヌ・リーヴスの演技も見事なものになっています。
そして闇夜に浮かび上がるナイトシティの摩天楼は実に美しく、グラフィック的には最高レベルのクオリティでしょう。
現時点で市場に出回っているほぼすべてのオープンワールド作品よりも優れていると言えます。
良かった点
- 壮大なオープンワールドの世界
- 非常に魅力的なストーリー
- キアヌ・リーヴスの見事な演技
- 深みのある戦闘システム
- 多様性のあるミッション
- 巨大なスキルツリー(育成要素)
- 高品質グラフィック
悪かった点
- 多くのバグが存在
GamesBeat -非常に多くのバグが存在
Score:60点
本作は間違いなく素晴らしいオープンワールド作品であり、すべての要素のクオリティが高く作り込まれています。
用意されているミッションはいずれも楽しい内容であり、展開も毎回異なるため常に新鮮さを感じさせてくれます。
乱雑に設計された都市部の光景は実に見事であり、息をのむようなロケーションが多数存在しています。
一方で、本作にはいまだに没入感を削ぐ非常に多くのバグ(オブジェクト浮遊、乗り物が消える等)が存在しています。
また、ゲームは一見自由度が高く見えますが、ストーリー展開やミッション自体は基本的にゲーム内のキャラから指示された通りに動く必要があるため、これを本当の意味での "自由度" と言えるかどうか疑問です。
良かった点
- 常に新鮮さを与えてくれるミッションの数々
- 驚くほど魅力的な都市の光景
- すべての要素のクオリティが高い
悪かった点
- 非常に多くのバグ
- ゲーム進行自体に自由度をあまり感じない
総評:すべての要素のクオリティが高い、オープンワールド型RPGの金字塔
総合Score:91点
GOODな点
- 何時間でも遊べる大ボリューム
- 深いテーマ性のあるストーリー
- 非常に自由度の高いミッションの数々
- 情報量の多い街並み(密度が濃い)
- 圧倒的な美しさを誇るナイトシティ
- ユニークな能力のアップグレード要素
- 豊富な銃火器の種類
BADな点
- 一般市民のAIはあまり頭が良くない
- キャラクタークリエイトの自由度が低い
- 没入感を削ぐ多くのバグ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『サイバーパンク2077』についての海外メディアの感想となります。
生活感あふれる混沌としたナイトシティ
本作の物語の主な舞台となるサイバーパンク都市『ナイトシティ』は、ただ広大でネオンが美しいだけでなく、汚らしい路地裏の屋台から、妖しい雰囲気のバーまで密度が濃く、非常に生活感あふれる作り込みがなされています。
戦闘や買い物、キャラクター達とのやり取り、主人公の育成要素などできることがたくさんあり、情報量も多いため、オープンワールドゲームにありがちな "スカスカワールド" になるのを防ぐことに成功しているとのこと。
全体的なグラフィックはオープンワールド系作品のなかでも最高レベルとも評価されており、街の中でただただ迷子になっているだけでも楽しさが感じられます。
マップ上にはメインストーリー以外にもサブミッションが豊富に用意されており、いずれのミッションもストーリー性を持っており内容が濃いため、常にプレイヤーに新鮮さを感じさせてくれる内容となっています。
銃火器・車両・装飾品などサブコンテンツの種類も膨大であり、100時間以上の没入体験をプレイヤーに提供してくれます。
多くのバグが存在
一方で、発売時点ではいまだに多くのバグが残されているとのこと。
車両の挙動がおかしくなったり、アイテムが消失するなどの不具合が見られますが、特にNPC関連のバグ(会話中にあらぬ方向を向く、地面に埋まるなど)は、ゲームへの没入感を大きく削ぐ要因になっていると不評でした。
これほど巨大なオープンワールドであれば多少のバグが存在するのは仕方がないとも感じますが、他の要素のクオリティが非常に高い分、これらの不具合に関しても今後のパッチで修正されることを期待したいですね。
近年で最高レベルのオープンワールド作品
いずれにせよ本作は『近年最高レベルのオープンワールドRPG』と言わしめるほど、非常にクオリティの高い作品に仕上がっています。
ストーリー・ミッション・探索・戦闘・育成のすべての要素のクオリティが高く、一部のレビュアーは "GTAとスカイリムの良いとこ取りをした作品" であるとも述べています。
そしてキアヌリーブス演じるキャラクターも演技が素晴らしくて大きな存在感を放っており、キアヌファンのレビュアーからも好評な様子です。
独特なサイナ―パンクの世界観で描かれる広大なオープンワールドを、是非皆さんも体験してみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)
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