数多くのタブレット端末をリリースしてきたDOOGEE社は、同ブランドの最新タブレット端末である『DOOGEE T20S』を2023年7月にリリースしました!
以前紹介した『DOOGEE T10S』の上位モデルにあたります。
10.4インチ型のAndroid13タブレットであり、Unisoc Tiger T616 オクタコアプロセッサーを搭載、最大15GBまで拡張可能なLPDDR4X RAMを搭載するなど、2万円前後の価格に対して優れたパフォーマンスを発揮する高コスパな格安タブレットとなっています。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすく紹介していきます!
ブランド | DOOGEE |
モデル名 | DOOGEE T20S |
ディスプレイサイズ | 10.4インチ IPS |
解像度 | 2000×1200(FHD+) |
Widevine | L1サポート |
OS | Android 13 |
CPU(SoC) | UNISOC Tiger T616 オクタコアプロセッサー |
RAM | 8GB LPDDR4X(最大15GBまで拡張可能) |
ストレージ | 128GB UFS2.1 |
マイクロSDカード | 対応(最大1TBまで) |
SIMカード | デュアルnano SIM対応 |
バッテリー容量 | 7,500mAh |
スピーカー | デュアルスピーカー |
搭載カメラ | フロント:5MP リア:13MP |
対応通信規格 | デュアルバンドWi-Fi, Bluetooth, GPS, 4G LTE |
対応バンド | GSM: 2/3/5/8 WCDMA: B1/2/5/8 TDD: 38/39/40/41 FDD: B1/3/5/7/8/20 |
本体サイズ | 245.8 × 155.5 × 7.9mm |
本体重量 | 約470g |
10.4インチのIPSディスプレイを搭載。筐体自体は245.8 × 155.5 × 7.9mm、約470gであり、外出先へ持ち運ぶ用途にもうってつけです。
▼解像度は2000 x 1200(FHD+)に対応しています。
8GB RAM & 最大7GB拡張対応、128GBストレージ & 最大1TBのTFカード拡張可能、5MP+13MPカメラ搭載など充実したスペック構成となっており、エンターテイメント、仕事、勉強など幅広い用途に活用できるパフォーマンスを発揮します。
▼WidevineはL1サポート。ネットフリックスやAmazonプライムビデオなどで高画質映像を楽しめます。
スリムボディには7,500mAhの大容量バッテリーが内蔵。長時間利用できるため、外出先へも安心して持参できます。
CPU(SoC)には「Unisoc Tiger T616 オクタコアプロセッサー」を採用しており、一般的なタブレット用途であれば問題なくこなせる性能を擁しています。
ストレージ容量は128GBを搭載。十分な容量ですが、こちらも必要に応じてマイクロSDカードを挿入することで、最大1TBまでの容量拡張が可能となっています。
通信規格はBluetooth、デュアルバンドWi-Fi、GPSに対応しています。デュアルnano SIMカードの挿入にも対応しており、4G LTE通信が可能。外出先でもいつでもモバイル通信を行うことが出来ます。
そしてハイレゾ対応のステレオスピーカーを内蔵しており、満足度の高いサウンド体験を実現しています。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物一覧をすべて取り出した様子
内容物一覧
- タブレット本体
- ユーザーマニュアル
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- カードスロット開閉用ピン
タブレット本体の外観
タブレット自体は、シンプルかつスタイリッシュなデザインです。
▼前面中央には5MPのフロントカメラが内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には13MPのリアカメラが内蔵。
▼本体重量は約470g、サイズは245.8 × 155.5 × 7.9mmで持ち運びにも適しています。
▼背面は金属特有のサラサラとした手触り。金属特有の光沢が見られ、そこそこの高級感もあります。
▼厚みは7.9mmと薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。
本体インターフェース
続いて、インターフェース構成について紹介していきます。
▼本体上部にはスピーカーが1基内蔵。
▼下部にもスピーカーが1基内蔵されているほか、Type-Cポート、カードスロットが用意。
▼ピンを用いてカードスロットを開き、nanoSIMカードおよびマイクロSDカードの挿入が可能。
▼右側面には電源ボタン、音量調節ボタンが用意。
▼左側面には、キーボードケースを装着できる端子が用意されています。
この通り、必要最低限のポート類が用意された、シンプルなインターフェースとなっています。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『DOOGEE T20S』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約29万点 でした!
2万円前後のタブレットとしては優れたスコアを記録できていると思います。下位モデルである『DOOGEE T10S』(約25万点)と比べても4万点ほどスコアが上回っています。
ウェブサイト閲覧や動画視聴まで、一般的なタブレット用途は問題なくこなせる性能を擁しています。
原神など処理の重いゲームアプリでも、画質設定次第ではスムーズに遊ぶことが出来るでしょう。
実際に使用した感想
それでは、『DOOGEE T20S』を実際に使用した感想について紹介していきます。
一般的なタブレット用途は快適
一般的なタブレット用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まずはブラウザアプリを用いて複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合もスムーズかつ迅速にページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもスピーディーに読み込まれる。
▼FHD+解像度のディスプレイのおかげで、細かま文字まで鮮明に読み取ることが出来ます。
ページスクロール時に読込遅延やラグが発生することもなく、ストレスのないウェブサイト閲覧が可能でした。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生することが出来ました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、安定した再生が可能。
ディスプレイの発色もカラフルで、映画からアニメまで、深みのある色合いで楽しむことが出来ました。
なお、WidevineはL1をサポートしているため、ネットフリックスやAmazonプライムビデオなどで高画質映像を楽しめます。
このように、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、大抵のタブレット用途を快適にこなせるだけの性能となっています。
リモートワークやオンライン授業、ウェブ会議用にタブレットを購入した場合でも、ストレスなくタブレットを利用できるでしょう。
▼なお、設定アプリより最大7GBまでの仮想RAM拡張を行うことが出来ます。
スピーカー品質は及第点
続いて、音楽を再生した際の "サウンド(スピーカー)品質" についても確認してみました。
本機には上下に計2基のスピーカー(デュアルスピーカー)が内蔵されていますが、音に立体感はあまり感じられませんでした。
中~高音域に関しては比較的クリアに響くため、アニメや映画におけるセリフなどは支障なく聞き取ることが出来ます。
しかし一方で低音が完全に潰れてしまっていました。音質に関しては、及第点といったところです。
実用的なカメラ品質
続いて、カメラ性能についても確認してみました。
▼フロントカメラで撮影した映像
画質自体はクリアで、人物の輪郭から表情にいたるまで明瞭に映し出すことができていました。
激しく動いた場合も気になるほどの残像は発生しなかったため、ウェブ会議やオンライン授業用としても十分に耐えうる品質であると思います。
続いて、背面(リア)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
リアカメラに関しても画質はクリアで、近景から遠景までクリアに撮影できました。
旅行時の記念撮影用として利用するにはちょっと微妙かな?といったところですが、何かの記録用に利用する分には十分に高い品質を実現できています。
ゲームも比較的スムーズにプレイ可能
最後に、いくつかゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスを確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずはオンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "HD" まで設定可能でした。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼HD画質プレイ時。遠くの景色までクリアに描画されます。
▼激しく動き回ったり視点移動した場合でも、フレームレート低下やラグを感じることはありませんでした。
▼『PUBG』に関しては、終始安定したパフォーマンスでゲームを楽しむことが出来ました。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『マインクラフト』(旧マイクラPE)プレイ時について。
実際にワールドを作成して入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、スムーズで快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで素早く読み込まれます。
▼処理の重めなチャンクを歩き回っても、気になるカクつきは感じられませんでした。
大規模なチャンクを読み込む場合でも、特にフレームレートが低下することも無く、ヌルヌル動かすことが可能です。
たくさんのMOD(アドオン)を導入してマイクラPEをバリバリ遊びたい方や、友達と一緒にマルチサーバーで遊びたい場合でも、問題なく快適に動作するでしょう。
『原神』プレイ時
そして最後に、激重ゲームとしても有名な『原神』をプレイしてみました。
グラフィック設定はデフォルトで "最低" に設定されており、動作はスムーズでした。
▼設定を "低" にすると負荷が上がりますが、依然としてスムーズなゲームプレイが可能。
▼設定を "中" 以上に上げるとさすがにフレームレート低下が顕著に発生し、まともなゲームプレイはできませんでした。
低画質設定でも、十分に綺麗なビジュアルで原神の世界を楽しめます!
▼多少のカクつきを感じることはありますが、ゲームプレイ自体に支障をきたすレベルではありませんでした。
以上の通り、原神クラスの激重ゲームアプリでも、画質設定を抑えることである程度スムーズに遊ぶことが可能でした。
タブレットをゲーミング用途でも利用したいと考えている方にも、オススメできるパフォーマンスとなっています。
大容量バッテリー内蔵
本製品は7,500mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。
実際に使用してみたところ、動画視聴、ウェブブラウジング、少々のゲームアプリ起動などを日中に行ってみましたが、2日間ほど(計16時間ほど)は充電なしでも利用し続けることが可能でした。
外出先に持参しても、充電せずとも1日間は余裕でバッテリーがもつでしょう。
汎用性の高い高コスパAndroidタブレット
今回紹介した『DOOGEE T20S』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- そこそこの高級感もある筐体デザイン
- 優れたスペック構成&パフォーマンス
- 一般的なタブレット用途はスムーズ
- Widevine L1サポート
- 画質を妥協すれば、原神レベルのゲームアプリもある程度快適に遊べる
- 長持ちする大容量バッテリー
- リーズナブルな価格
悪かった点
- 指紋認証には非対応
- スピーカー品質は及第点レベル
- 3.5mmイヤホンジャックが非搭載
以上の通り、2万円前後のタブレットとしては優れたパフォーマンスを発揮するAndroidタブレットとなっています。
基本性能が優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBG、原神などのゲームアプリも比較的スムーズに遊ぶことが出来ました。Widevine L1サポートのため、ネットフリックスなどの動画サイトにおいて高画質映像を楽しめる点もGOOD。
カメラ性能はそこそこ良く、ウェブ会議やオンライン授業用として十分活用できるレベルです。
バッテリーの持ちも良く、普通にウェブブラウジングなどに使用している分には、丸1日充電しなくても大丈夫でした。一方でデュアルスピーカーに関しては、音質はそこそこレベルと言ったところ。あまり音質に期待はしない方が良いでしょう。
また、筐体側面に磁気吸着式のキーボードを装着できる端子が用意されており、タブレットPCのような利用方法が可能な点も嬉しいですね。
この価格帯でこれだけ汎用性の高いタブレットを実現したのは非常に素晴らしいと言えます。ただ、『DOOGEE T10S』とは異なり3.5mmイヤホンジャックが非搭載な点はやや残念でした。
何はともあれ、できるだけリーズナブルな価格で、使い物になる性能のタブレットを求めている方には、ぜひオススメしたい一品です!
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