中国のスマートフォンブランドである「Blackview」は、同ブランド初となるミニデスクトップPC『Blackview MP60』を2022年12月に販売開始します。
手のひらサイズのコンパクトな筐体に対して、実用的な性能と優れた静音性を実現したWindows 11 Pro搭載モデルとなっています。
以下の2モデルが用意されています。
- 8GB ROM + 256GB RAM:通常価格29,999円(税込)
- 16GB ROM + 512GB RAM:通常価格35,990円(税込)
今回はこの『Blackview MP60』(16GB + 512GBモデル)について提携先より提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすくレビューしていきます!
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8GB RAM + 256GB RAMモデル
割引コード:MP60BV8G
割引額:12,000円OFF
最終価格:29,998円(税込)
16GB RAM + 512GB ROMモデル
割引コード:MP60BV16
割引額:10,000円OFF
最終価格:35,990円(税込)
※利用期限:2022年12月31日(土)まで
ブランド | Blackview |
型名 | MP60 |
OS | Windows 11 Pro (64bit) |
CPU | Intel 11th Gen Celeron Processor N5095 |
RAM | 16GB LPDDR4 |
ストレージ | 512GB SSD(最大2TBの拡張可能) |
対応通信規格 | Dual-Band Wi-Fi 2.4G+5G Bluetooth 4.2 有線LAN |
グラフィック | Intel UHD Graphics (VRAM 128MB) |
インターフェース | 電源コネクタ ×1 USB3.0 ×2 USB2.0 ×2 HDMI ×2 有線LANポート ×1 3.5mm オーディオジャック ×1 |
本体サイズ | 128mm×128mm×52mm |
本体重量 | 約390g |
今回紹介する『Blackview MP60』は、最新のWindows 11 Pro(64bit)を搭載したミニデスクトップPCです。
CPUには "Intel Celeron N5095"、RAMは16GB LPDDR4を搭載しており、大抵の作業を快適にこなせるだけのスペック構成となっています。
ストレージには512GB SSDを採用。大量のデータを保存できるほか、本体起動からデータ転送まで高速で行うことが可能です。拡張性にも優れており、SSDは最大2TBまで拡張できます。
通信規格は有線LANに加え、Wi-FiとBluetoothに対応。
そして128mm×128mm×52mm、約390gのコンパクトかつ軽量な筐体には充実のインターフェースが用意されており、2つのHDMIポートを利用したデュアル4K出力も可能です。
【搭載インターフェース】
- 電源コネクタ ×1
- USB3.0 ×2
- USB2.0 ×2
- HDMI ×2
- 有線LANポート ×1
- 3.5mm オーディオジャック ×1
▼優れた処理能力で、複数の作業を同時にこなすことが出来ます。
そして筐体内部には優れた廃熱機能が備わっており、非常に優れた静音性も実現。
持ち運びにも適した手のひらサイズの筐体に対して、実用的なスペック構成を実現したミニデスクトップPCとなっています。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- PC本体
- 電源アダプタ
- HDMIケーブル
- ユーザーマニュアル
- VESAマウントブラケット
- ビス×2
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応しています。
▼VESAマウントブラケットと専用ビスが付属。モニター裏などへ取り付けて省スペース化を実現出来ます。
▼電源アダプタはコンパクトなサイズで場所を取りません。
PC本体の外観
▼PC本体の外観。黒を基調としたスタイリッシュなデザイン。
▼128mm×128mm×52mm、約390gの軽量かつコンパクトな筐体サイズで持ち運びにも適しています。
▼マウスと並べると、コンパクトさが一層際立ちますね。
▼底面の様子。VESAマウントブラケット取り付け用の穴が空いています。
底面のカバーをドライバーで取り外すと、SSD拡張用のスペースが現れます。
▼最大2TBまでのSSDストレージ拡張が可能。
▼そして底部には、上下にロックトリガーが用意されており、底部を取り外せます。
SSD拡張が必要ない場合は、拡張用のスペースを取り外すことで更なる軽量化を図ることが出来ます。
▼ユニークな設計ですね!
インターフェース構成
続いて本体インターフェースについて紹介していきます。
▼一般的なミニPCとは異なり、本体正面には何もありません。
▼筐体右側面の様子。画像左から『電源ボタン』、『USB 3.0ポート』×2、『USB 2.0ポート』×1が搭載。
▼後部の様子。画像左から『DC電源ポート』『USB 2.0ポート』×1、『HDMIポート』×2、『LANポート』、『3.5mmオーディオジャック』、『盗難防止用ロック穴』が用意。
以上の通り、限られたスペースに充実のポート類が集約されたインターフェース構成となっています。
HDMIポートを2つ併用して2画面同時出力が可能。作業用PCとしても十分に実用性の高い構成と言えます。
USB3.0だけでなく、USB2.0が用意されている点も互換性の面で嬉しいですね。
実際に使用した感想
それでは、『Blackview MP60』を実際に使用した感想を紹介していきます!
▼今回のレビューではウルトラワイドモニター(3440×1440)に接続して使用しました。
▼HDR描画にも対応。
▼実際に接続した様子。主要USBポートが背面に集約されているため、スタイリッシュに利用したい方は、Bluetooth対応マウス&キーボードを接続すると良いでしょう。
▼電源を入れると、筐体上部の隙間が青く点灯します。
▼デバイスの仕様。
▼476GB分が利用可能領域として割り振られています。
大抵の作業を快適にこなせる性能
最初に、一般的なPC用途として考えられるウェブブラウジング(Webサイト閲覧)や、動画視聴時のパフォーマンスを確認してみました。
ウェブブラウジングに関しては、画像多めのサイトからスクリプトが多用されたサイトまで、いずれもスムーズに読み込むことが可能でした。
▼ページスクロール時にも画面がカクついたり、遅延の発生などはほとんどありません。
▼画像や動画といった埋め込みファイルもスピーディに描画されます。
また、YouTuberなどの動画サイトにて動画を再生した場合でも、高画質映像を問題なく視聴することが出来ました。
▼4K動画もスムーズに視聴可能!ただし再生時の快適さは通信速度に依る部分もあります。
▼4K画質動画を再生中に固まったり、カクつくこともありませんでした。
そして Microsoft Officeなどの作業用ソフトウェアを使用して、様々な作業を行ってみました。
この場合においても、計算処理や描画処理、ファイル出力などがスムーズに行われ、ストレスを感じることなく作業を行うことが出来ました。
▼複数ウィンドウを同時表示した場合でも、快適に作業をこなすことが可能です。
このように、根本的なスペック自体がそこそこ優れているため、一般的なPC用途に関しては何の問題も無く動作することが確認できました。16GB RAMのおかげで、いくつかの作業を並行して行った場合も、いたってスムーズに動作します。
リモートワーク用や、オンライン授業用のメインPCとしても、オススメできる性能となっています。
とにかくコンパクトで場所を取らない
本記事で繰り返し述べている通り、本製品はとにかくコンパクトで場所を取りません。
▼省スペース化にはうってつけ!スッキリとした作業環境を実現したい方にもオススメです。
ゲーミングは厳しい
FF14のベンチマークソフトを利用して、ゲーミング性能についても確認してみました。
テスト条件①
- 1920×1080
- 高品質(デスクトップPC)
- ウィンドウモード
- DirectX 11
上記①の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア687点、評価は "動作困難" でした。
さすがに高画質設定では、快適な動作を期待できないパフォーマンスとなるようです。
続いて、品質設定を落として再テストを行ってみました。
テスト条件②
- 1920×1080
- 標準品質(デスクトップPC)
- ウィンドウモード
- DirectX 11
上記②の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア1348点、評価は "設定変更が必要" でした。
設定を落とした場合でも、快適なパフォーマンスは得られませんでした。
ブラウザ上で動作するゲームであればそこそこ遊べるとは思いますが、本格的なPCゲームを遊ぶのはキツいという結果でした。
ミニPC最新モデル FF14ベンチマークスコア比較表
当サイトで今まで紹介したミニPCの最新モデルについて、FF14ベンチマークテストを実行した際のスコアを一覧で紹介しています。
ミニPCのゲーミング性能に興味のある方は、是非参考にしてみてください!
※いずれもレビュー時点で配布されていたベンチマークテストツールによる、1920×1080ウィンドウモードでの実測値です。
モデル名 | スコア | |
標準品質 | 高品質 | |
MINISFORUM TL50 | 6719 | 4002 |
Beelink GTR5 | 6161 | 3805 |
MINISFORUM EliteMini HX90 | 5144 | 3053 |
Beelink SER4 | 4962 | 3190 |
Minisforum EliteMini HM90 | 4680 | 2980 |
GMK NucBox2 | 3640 | - |
Beelink SEI 8 | 3282 | 1738 |
Beelink SER3 | 2201 | 1381 |
NiPoGi Radeon Vega 3 | 1883 | - |
Beelink U59 | 1190 | - |
ACEPC Mini PC AK2 | 1184 | - |
Beelink MINI S | 1137 | - |
CHUWI LarkBox | 1052 | - |
なお、スコア値の目安は以下の通りです。
引用元:ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークとは
優れた廃熱性・静音性
本製品の静音性は実に優れており、高負荷な作業を長時間続けた場合でも、ほとんど動作音が聞こえてきません。
▼耳を近づけると、かすかにフォーンという排気音が聞こえてくる程度。
レビュー時には重めの処理を実行するなどして、本製品を4時間ほど連続使用して、本体に負荷を与えてみました。
それでも、ファンの音は気になるほど大きくならず、本体もほとんど熱を持ちませんでした。
▼数時間連続使用しても、全然熱くならない。
▼側面に手を当てると、わずかに暖かい熱が伝わってくる程度。
今まで数多くのミニデスクトップPCをレビューしてきましたが、ここまで優れた静音性を実現しているモデルは初めてです!
発熱の問題も心配なく、長時間の作業用途を前提にミニPCを探している方でも、安心して利用することができるでしょう。
実用的な性能と抜群の静音性を併せ持つミニPC
【個人的な評価】
- 性能:(☆4)
- デザイン:(☆5)
- 扱いやすさ:(☆5)
- 総合評価:(☆4.5)
今回紹介した『Blackview MP60』について、特徴をまとめると以下の通りです。
良かった点
- コンパクトかつ軽量で持ち運びにも適したサイズ
- 優れた拡張性
- スタイリッシュな見た目
- 充実したインターフェース構成
- HDR対応
- 大抵の作業をこなせる実用的な性能
- 優れた静音性と廃熱性能
悪かった点
- ゲーミングやクリエイティブ用途には向かない
以上のように、ウェブサイト閲覧・動画視聴・データ作業など、幅広い用途をスムーズこなすことのできる、実用的な性能を擁するミニデスクトップPC となっています。
この性能と充実したインターフェース構成にもかかわらず、本体サイズおよび重量は実にコンパクトかつ軽量なため、ディスプレイ裏に取付けるも良し、外出先に持参するも良しの、汎用性に優れたモデルと言えます。
また静音性や廃熱性能も優れており、長時間の連続使用時でもパフォーマンスへの顕著な影響は見られませんでした。
ただしオンボードグラフィックのため3D処理能力は低く、ゲーミングやクリエイティブ用途にはあまり向かないので注意してください。
ちょっとした作業用に実用的なミニデスクトップPCの購入を検討している方には、ぜひオススメしたいモデルです!
【限定割引クーポンコード】
当サイト限定で、大幅割引が適用されるAmazon割引コードを提供していただきました!
8GB RAM + 256GB RAMモデル
割引コード:MP60BV8G
割引額:12,000円OFF
最終価格:29,998円(税込)
16GB RAM + 512GB ROMモデル
割引コード:MP60BV16
割引額:10,000円OFF
最終価格:35,990円(税込)
※利用期限:2022年12月31日(土)まで
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