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ガジェットレビュー

『Amazfit Bip 5』レビュー!抜群のコストパフォーマンスを実現した高性能スマートウォッチ

2023年10月13日

2023年7月、スマートウォッチメーカーのZepp Health Corporation(中国)は、Amazfit(アマズフィット)ブランドの最新モデルである『Amazfit Bip 5』を発売しました。

広々とした1.91インチ画面を搭載。睡眠や血中酸素といったヘルスケアはもちろん、Bluetooth通話やアプリ通知、多彩なスポーツ計測モードなど、充実した機能を備えつつ、比較的リーズナブルな価格を実現したエントリーモデルとなっています。

今回はAmazfit Bip 5について、メーカーよりソフトブラック色を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点をレビューしていきます!

ブランド Amazfit(アマズフィット)
モデル名 Amazfit Bip 5(アマズフィット ビップ ファイブ)
カラー ソフトブラック/クリームホワイト/パステルピンク
画面サイズ 1.91インチ
解像度/PPI 320×380 / 260ppi
内蔵センサー 健康:BioTracker™ PPG 生体認証センサー (血中酸素をサポート)
運動:3軸加速度センサー
測位システム 4衛星測位システム(GPS、GLONASS、GALILEO、QZSS)
通信規格 Bluetooth 5.2 BLE
防水規格 IP68
対応OS Android 7.0 以上、 iOS 14.0 以上
対応アプリ Zepp
マイク サポート
スピーカー 内蔵
本体サイズ 45.94×38.09×11.2mm
本体重量 約40g(バンド含む)/ 約26g(バンド除く)
ディスプレイ素材 TFT液晶
タッチスクリーン 2.5D強化ガラス+指紋防止コーティング
ボディ素材 プラスチック
バンド素材 シリコン
バンド仕様 クラシックピンバックル
バンド長 155mm ~ 210mm
バンド幅 22mm
バッテリー容量 300 mAh
充電時間 約2時間
バッテリー持続期間 省電力モード:約26日間
通常使用:約10日間
ハード使用:約5日間

今回紹介する『Amazfit Bip 5』は、1万円台前半のリーズナブルな価格に対して、睡眠や血中酸素といったヘルスケアはもちろん、Bluetooth通話やアプリ通知、多彩なスポーツ計測モードなど、充実した機能を備えつつ、比較的リーズナブルな価格を実現した高コストパフォーマンスなエントリーモデルです。

2.5D強化ガラス+指紋防止コーティングの施された1.91インチディスプレイを搭載。320×380解像度の画面には明瞭でカラフルな映像が描画されます。

1.91インチの大きめなディスプレイは情報を把握しやすく、スワイプ&タッチ操作もラクラク行うことが出来ます。もちろん、文字盤も専用アプリを利用して、70種類以上のデザインから自由に変更・カスタマイズが可能です。

一般的なスマートウォッチの機能に加えて、独自の "Zepp OS" に対応する多種多様なアプリが用意。その数は膨大で、使いきれないほど多くの機能が用意されています。

▼Amazon Alexaにも対応。

コンパクトな筐体サイズに対して機能は充実しており、BioTracker™ PPG 生体認証センサーによる心拍数や消費カロリーの計測といったヘルスケア機能はもちろん、血中酸素レベル測定や睡眠モニタリングなどの健康管理機能をもれなく利用できます。

▼異常値を検出したら即座に通知する機能も搭載。

もちろん、スポーツ時の運動計測機能も用意されており、120を超える種類の運動に対応しています。

▼ワークアウトのレポートをスマホアプリ上で詳細に分析可能。日々の運動のモチベーション維持に役立ちます。

4衛星測位システム(GPS、GLONASS、GALILEO、QZSS)を搭載しており、高精度の位置測位が可能となっています

スマートウォッチ内部にはマイク&スピーカーが内蔵されており、Alexa(アレクサ)にも対応しています。Bluetoothを利用した通話も可能。

一方で、決済機能に非対応な点には注意が必要です。

そしてIP68の防水規格に対応しており、水泳時に装着しても問題ありません。ただし、お湯のあるシャワー、温泉、サウナ(スチームルーム)など、高温多湿の場所での使用には適していないので注意。

以上のように、ビジネス・スポーツのいずれにも適した多機能スマートウォッチとなっています。

製品本体および付属品

製品本体および付属品について紹介していきます。

▼製品外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

  • スマートウォッチ本体
  • ユーザーマニュアル
  • 充電ケーブル

スマートウォッチの外観

▼スマートウォッチ本体の外観。45.94×38.09×11.2mmのコンパクトな筐体に、1.91インチの大きめなタッチディスプレイが搭載。

▼真横から見た様子

▼右側面にはファンクションボタンが搭載されています。

▼後ろから見た様子。バンドは汚れが付着しづらく、柔軟なシリコンで造られています。

▼ベルトを展開した様子。どのような太さの手首でも装着できるようになっています。

▼バンド仕様はクラシックピンバックル。

▼背面の様子

▼裏面の手首にあたる部分には、装着者の生体情報を読み取る端子と、充電ポートが用意。

▼バンド付け根のレバーをスライドさせることで、バンドの着脱が可能です。

快適な着け心地

『Amazfit Bip 5』を装着しても重みはほとんど感じられず、非常に快適な着け心地を実現できています。

▼本体重量はバンド込みで約40g。長時間装着し続けても、手首が疲れたり痛くなることはないでしょう。

▼厚みも11.2mmと薄いため、ぶつけることもなく、邪魔に感じません。

▼クラシックピンバックル仕様のため、余ったバンドが邪魔になりません。

見た目的にもスタイリッシュで変に主張しすぎないため、普段から抵抗感なく装着し続けることが出来るでしょう!

マグネット式充電に対応

本製品付属の充電ケーブルは、マグネット吸着式となっています。

充電の際は、スマートウォッチ背面のポートにケーブル端子を近づけるだけでカチッと磁石で吸着し、充電が開始されます。

いちいち端子を手探りで探して接続する必要もないため、普段からストレスなく充電を開始出来ます。

なおバッテリー持ちは良好で、そこまでヘビー利用をしないのであれば、1週間~10日間ほど装着し続けても平気で充電がもちます。

そして充電速度も速く、バッテリー残量がほぼゼロに近い状態でも、90~100分ほどで満充電まで回復させることができました。

公式アプリでスマホと同期

本製品の利用を開始する際は、スマートウォッチと連携したいスマホやタブレット端末へ、事前に公式アプリをインストールしておきましょう

▼公式アプリ(iOS・Android対応)

Zepp

Zepp
開発元:Huami Inc.
無料
posted withアプリーチ

側面のファンクションボタンを長押しするとスマートウォッチが起動します。

▼インターフェースは当然、日本語にも完全対応。

▼表示されたQRコードをアプリ上で読み取り、ペアリングを行います。

アプリ(スマホ・タブレット端末)とのペアリングが完了すると、端末上でスマートウォッチの状態を確認したり、データの分析や機能のカスタマイズなどを行うことが可能となります。

▼実際に使用可能状態になった様子。

コンパクトかつ薄型デザインのため邪魔にならず、見た目的にもスマートなため、フォーマルな場で他人に見られても気になりません。

IP68の防水規格で設計されているため、装着した状態で手洗いを行ったり、汗をかくスポーツに興じても問題はありません。

このように、普段から自然な気分で装着し続けることが可能となっています。

ただし温水はNGのため、風呂場やサウナ等での使用は避けましょう。

実際に使用した感想

それでは、実際に『Amazfit Bip 5』を使用した感想について紹介していきます!

非常に豊富な機能が搭載

最近のスマートウォッチには、ヘルスケアをはじめ、日常生活で役立つ機能が豊富に搭載されています。

『Amazfit Bip 5』はその中でも用意されている機能が特に多く、その種類は使いきれないほどです。

▼画面をスワイプ&タッチすることで、すべての機能にアクセスできます。

▼歩数計測機能なども用意。

▼画面が大きいため、小さな数値や文字も見やすいです。

気温も現時点の数値がリアルタイムで更新されます。

スマートウォッチの画面に表示するウィジェットは、連携済みの公式アプリ上で自由にカスタマイズ可能です。

▼側面のファンクションボタンを長押しした際に呼び出される機能も、自由にカスタマイズできます。

ヘルスケア機能全般からアラーム、メッセージ&着信通知、天気予報、そのほか便利機能など、一般的なスマートウォッチで利用できる機能はほぼすべて用意されています。

▼音楽再生機能も搭載。スマホ音楽の再生/停止/曲送り・戻し/ボリューム調整などの操作を行うことが出来ます。

『Zepp OS』対応でアプリストアから自由に追加可能

本製品は独自の『Zepp OS』を搭載しており、デフォルトで用意されている機能以外にも、ストアからアプリを自由に追加することも出来ます。

▼Zeppアプリからストアにアクセスし、各機能を自由にインストール可能。非常に多くの便利機能が用意されており、今後も随時追加予定とのこと。

Zepp OSのおかげで、このように機能を次々に拡張していくことが可能であり、デフォルトで高機能なだけでなく、拡張性にも優れたスマートウォッチとなっています。

日本語対応『Alexa(アレクサ)』搭載

本製品はAIツール『Alexa(アレクサ)』を搭載しており、アカウントにログインすることで音声操作が可能となります。

もちろん日本語に対応しており、Alexa搭載スマートスピーカーと同様に利用することが出来ます。

バリエーション豊かな時計版

アプリから無料のテーマをインストールすることで、スマートウォッチのホーム画面(時計盤)のデザインを自由に変更できます。

▼公式が配布する70種類以上のテーマを、アプリ経由で無料インストールすることが可能。

▼カッコいい盤からオシャレ、カワイイ系のものまで多数用意!デザイン性を重視するか、見やすさを重視するか、自身の好みのテーマを適用しましょう。

高度な健康管理が可能

公式アプリと組み合わせることで高度な健康管理を行うことが出来ます。

運動(ワークアウト)計測

本製品は実に120種類以上の運動(ワークアウト)の記録・計測に対応しています。

▼思いつく限りのアクティビティに対応しています。IP68の防水規格を擁しているため、マリンアクティビティの計測も可能。

運動終了後は、ワークアウトデータを保存し、いつでも閲覧することが出来ます。

▼Zeppアプリ上では、GPS機能を利用したルートトラッキングや、より詳細なワークアウト情報を確認できます。

このように、ユーザーがどの程度の運動を行ったかを細かく確認できるようになっており、日ごろから健康管理に気を付けている方にも非常に役立つツールと言えます。

健康モニタリング機能

健康モニタリング機能では、心拍数・睡眠・ストレス・血中酸素飽和濃度などのパラメータを常時監視(モニタリング)することが出来ます。

▼各数値に異常のあった際には、即座に通知されるよう設定できます。

まだ新型コロナウイルスの脅威が残る昨今において、血中酸素飽和濃度を常時確認できるのは役立ちますね。

睡眠モニタリングに関しても、睡眠時の寝返りや心拍数等を測定し、眠りの質を可視化でき、活用すればより良い睡眠を実現することが出来るでしょう。

各種メッセージやアプリ通知を確認可能

一般的なスマートウォッチと同様の機能ですが、連携するスマートウォッチに届いた通知を、スマートウォッチ上でも確認することが出来ます。

▼メッセージや着信のある場合、スマートウォッチが振動するため、瞬時に把握することが出来ます。

▼EメールやSNS通知なども、中身まで確認できます。

▼画面が大きくて解像度も高いため、メッセージ内容まで確認しやすいです。

▼アプリごとに、通知のON/OFFを切り替えることも可能。

このように、各種通知をスマートウォッチ上で確認できるため、スマホを出さずとも内容を把握することが出来ます。

各通知はバイブレーションで通知してくれるため、重要な着信やメッセージが届いた際にも、気付かずにとり逃してしまった!確認が遅れてしまった!といった事態を防ぐことができるでしょう。

実際に利用してみると、実に便利で重宝する機能です!

ウォッチごしの通話も可能

本製品はBluetooth連携による通話にも対応しており、スマートウォッチのマイク&スピーカーを利用して会話することが出来ます。

通話機能を利用するには、通話用のBluetooth接続が必要となります。

▼Zeppアプリ側で、Bluetooth通話機能をオンに。

▼スマートウォッチ上で番号を入力してコールをかけることも出来ます。

抜群のコストパフォーマンスを実現した高性能スマートウォッチ

今回紹介した『Amazfit Bip 5』について、特長をまとめると以下の通りです。

良かった点

  • 軽量かつコンパクトで、快適な着け心地
  • スタイリッシュで主張しすぎないデザイン
  • 公式アプリ上で詳細なカスタマイズ、調整、データ確認が可能
  • 非常に豊富な機能を搭載
  • 高度な健康管理が可能
  • 便利なスマホ通知連動機能
  • ウォッチごしの通話に対応
  • バッテリーの持ちが良い
  • 充電速度がスピーディ
  • 価格がリーズナブル

悪かった点

  • タッチ決済機能に非対応
  • 筐体に高級感はない

以上の通り、リーズナブルな価格でありながら、ビジネス・アウトドアの両方に活用できる、非常に機能の充実した高機能スマートウォッチとなっています。

Zepp OS搭載により、デフォルトで用意されている機能に加えて、ストアから多種多様なアプリを自由に追加できるため、拡張性にも優れたモデルだと言えます。血中酸素測定や睡眠モニタリング機能をはじめとした多くの健康管理ツールも用意されており、装着しているだけで、普段から健康を意識できるようになるでしょう。

バッテリーの持ちも良好で、充電なしで1週間~10日間ほど連続利用しても問題はありませんでした。

通話機能にも対応するなど優れたスペックでありながら、14,800円(税込)とリーズナブルな価格になっています。

Apple Watchは高すぎて手が出せないけど、質の高いスマートウォッチを探している方には、是非オススメしたい一品です!

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ふかふか

SNSフォロワー13万人以上、ウェブコンテンツクリエイターとして活動しています!国内・海外の多数の企業と提携し、年間250以上のガジェットレビューを行っています。見やすく・分かりやすくがモットー!

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