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30分近くの動画でもキレイにエンコード!Aviutl おすすめプラグイン3選

2019年4月7日  

「折角Aviutlで動画を作ったのに30分を超えちゃって、ニコニコ動画とかの容量制限のあるサイトに投稿しようとすると 画質がヒドいことになる!かと言って分割投稿もしたくないし・・・」という方におススメの、長時間の動画でも綺麗にエンコードを行ってくれるAviutlのおすすめプラグインを3つ ご紹介します!

ちなみに今回紹介する3つのプラグイン(だけ)を導入した場合、どの程度画質が違ってくるのかを下の画像で示します↓

※ クリックで拡大

プラグインの導入方法

ダウンロード先で入手したフォルダ内にある
"(プラグイン名).auf" というファイルデータを "Aviutl本体" > "Plugins" のフォルダの中に入れれば、それだけでプラグインの導入は完了です!

また、Aviutlの「拡張編集」を利用して編集を行っている場合のプラグインの適用方法に関しては、 拡張編集ウィンドウにフィルタを貼るのではなく、画面上の「設定」タブの中のフィルタ名をクリックし、 設定値をいじった上で右上にチェックを付けることでエンコード時にフィルタは適用されます。

おススメプラグインその1:「NL-Means Light (for GPU)」

ダウンロード先:

※現在(15/09/12時点)ダウンロード先であるnilpo氏のサイトに繋がりにくい状況になっています。 もし上記のリンクにアクセスできない場合は、Yan氏制作のNL-Means for DX11をお試しください。

画質をキレイにしたいのならまずこのプラグインです。このNL-Means系プラグインは最強のノイズ除去フィルタと呼ばれており、対象画像中の設定された範囲の中で類似した箇所を探し出し、 それらの中心の画素の画素値を平均化することによってノイズの除去を行うものです。 そのためエンコード後の動画を非常に滑らかでキレイなグラデーションに仕上げる事ができます。

※グラボを積んでいるPCならば "for GPU" が付いている方を使用してください。

  • 設定画面(設定値はうp主のもの)※右上にチェックを入れるのをお忘れなく

【各設定値の説明】

  • 輝度/色差空間
    輝度と色差の成分で処理するピクセル範囲の設定値です。数値が大きいほど効果大ですが、その分処理時間がかかります。 個人的には3か4辺りがおススメ。
  • 輝度/色差時間
    輝度と色差の成分で処理する時間軸方向の範囲の設定値です。色々試してみましたが1が無難です。それ以上上げると、 なぜか文字のエッジがぼやけて見えました。
  • 輝度/色差分散
    値が大きいほどノイズが消えますが、その代わりボケて見えます。当然大きすぎてもダメなため、 中間値(40~50)あたりが無難。
  • アダプタ
    GPUを複数積んでいる場合は、使用するGPUを変更することができます。普通は0で。
  • 保護
    元々の画質がきれいなら100で構いません。もしノイズが混ざっているのなら50程度に設定
  • Use Update Surface
    システムメモリ→ビデオメモリ間の転送方法の選択らしいです。ONが無難(?)

おススメプラグインその2:「Sharpen Resize」

ダウンロード先:

コチラ→ Sharpen Resize

※現在(15/09/12時点)ダウンロード先であるnilpo氏のサイトに繋がりにくい状況になっています。 もし上記のリンクにアクセスできない場合は、コチラのリサイズフィルターをお試しください(インストール方法については付属の"readme"をお読みください)

ノイズ除去やリサイズなどをCPUからグラボに分散させて行わせることにより、処理の高速化を図るものです。 なので"要GPU(グラボ)"。正直言ってそのまま入れるだけで実行結果に大分違いが出てくる ので設定値はあまりいじる必要は無いと思います。

・設定画面(設定値はうp主のもの) ※右上にチェックを入れるのをお忘れなく

【各設定値の説明】

  • size/width/height
    sizeは0で構いません。width(横幅)とheight(高さ)は処理する動画に合わせてください。
  • usm
    アンシャープマスクの強さ。ゲームやアニメ動画なら100辺りが適当。
  • radius
    これは違いが分かりませんでした;なので初期値のままでOK。
  • max/min
    アンシャープマスクの上限と下限値。初期値のままでOK。
  • denoise
    ノイズ除去の強さ。NL-Meansと併用する場合は0でOK。
  • recovery
    ノイズ除去の過程で失われた高周波成分の復元率らしいです。 ほとんど違いは見られなかったので初期値のままでOK。
  • sharp
    輪郭線をシャープにする。あまり大きな値にしても輪郭の白色成分が強くなるので 25辺りが適当かと。

おススメプラグインその3:「Warp SharpMT」

ダウンロード先:

コチラ→ Warp SharpMT

※WarpSharpをダウンロードすると、SSE2, SSE3等のファイルがあると思います。 ご自身の使用しているCPUを検索すると、「SSE~対応」という項目があるはずです。 その対応している中で、一番数値の大きいSSEフォルダ内の.aufファイルを、 他のプラグインと同じように導入してください。

上に挙げた2つ同様、定番のシャープ系フィルタ。結構大きく影響するので、慎重に設定を行う必要あり。 強くかけすぎるとモノの形や大きさが変わってしまうことがある。

  • 設定画面(設定値はうp主のもの)※右上にチェックを入れるのをお忘れなく

【各設定値の説明】

  • depth
    適用する強度。100辺りが無難。
  • blur
    輪郭ぼかしの適用回数。
  • bump
    輪郭を抽出する際の閾値。
  • cubic
    3次元補間係数(?)とのこと。これもよくわからなかったのでとりあえず初期値でOK。
  • 上下左右
    適用範囲の指定。全て0のままでOK。
  • 範囲表示
    適用範囲を階調反転して表示。エンコード時はチェックを外す。

以上、3つのプラグインについて紹介させて頂きました!これら3つのプラグインのみで エンコード結果がかなり変わるので、是非導入してみてください。(なお、フィルタの順序はSharpen Resize、NL-Means、Warp Sharpの順番がおススメです

これらのプラグインを導入することで、今まで動画時間と容量ばかり気にして神経質 になっていた方々も多少ストレスが軽減するのではないでしょうか。(少なくとも私は大分解放されました 笑)

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  • この記事を書いた人

ふかふか

SNSフォロワー13万人以上、ウェブコンテンツクリエイターとして活動しています!国内・海外の多数の企業と提携し、年間250以上のガジェットレビューを行っています。見やすく・分かりやすくがモットー!

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