2020年11月11日(水)発売の、PS4, ニンテンドースイッチ, Xbox One向けリズムアクションゲーム『キングダム ハーツ メロディ オブ メモリー』。
本作は、世界中で幅広い人気を誇る『キングダムハーツ』シリーズを、初のリズムアクションゲーム化した作品です。
歴代シリーズ作で登場した各ワールドをめぐり、思い出の映像を背景に、楽曲のリズムに合わせてタイミングよくボタンを操作していきます。
ハード | PS4, Nintendo Switch, Xbox One |
開発元 | スクエアエニックス |
価格 | 6,800円+税 |
ジャンル | リズムアクション |
プレイ人数 | 1~8人(オフライン・オンラインマルチプレイ対応) |
リリース日 | 2020年11月11日(水) |
このゲームについて:
キングダムハーツシリーズ初のリズムアクションゲーム
音楽の力に導かれた記憶の中の世界。
プレイヤーは旋律と共にグミシップで各ワールドを訪れます。
各ワールドでは『リズム』を集めながら記憶を振り返ります。
旋律が織りなす不思議な力が、記憶を紡ぎだし、記憶はワールドとなり、これまでの冒険の日々が蘇ります。
本作におけるボタン操作は、以下の3種類が用意されています。
【ノーマルスタイル】
最も基本的なプレイスタイル。いくつかのボタンを使用する標準的な操作でプレイすることが可能。
【ワンボタンスタイル】
すべてのアクションをひとつのボタンでプレイできるようになるプレイスタイル。入力操作に気を取られず集中してリズムを取りたい人にオススメ。
【パフォーマースタイル】
通常のプレイより使用するボタンの数が多く、複雑な入力にチャレンジできるプレイスタイル。割り当てられたボタンを押して、よりテクニカルな操作を好む人向け。
140種類を超える楽曲が収録されており、難易度設定よって譜面も変化します。
さらには2人での画面共有プレイや、最大8人でスコアを競うオンラインマルチプレイにも対応しており、複数人でkキングダムハーツの思い出を共有できる作品となっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Hobby Consolas-今までの思い出を呼び起こす楽曲の数々
Score:86点
本作は今までのキングダムハーツのスタイルをガラっと変えて、リズムゲームにシフトした作品ですが、今までの思い出を追憶するにはうってつけのタイトルとなっています。
タイミングよくボタンを操作して、リズムに乗せて敵を倒していくゲーム性は、シンプルですが高い中毒性があります。
そして何より、背景に流れる映像やカイリのナレーションのおかげで、キングダムハーツ全体の物語の流れを思い出し、再度整理することができるのは実に嬉しいです。
シリーズの歴史をイチから学びなおしたいファンにとってはオススメの作品です。
良かった点
- 素晴らしい楽曲の数々
- シンプルかつ中毒性の高いゲームプレイ
- 多くのワールドマップ
- 思い出深いカイリのナレーション
悪かった点
- 画面上のフラッシュや演出は、ゲームプレイに混乱を招くことがある
- 音ゲーに慣れていない人には不向き
Noisy Pixel-キングダムハーツファンであれば絶対プレイすべき作品
Score:85点
本作ではシリーズの素晴らしい楽曲が大量に収録されており、シリーズの記憶を再び呼び起こすことができるためキングダムハーツファンであれば絶対に購入すべき作品です。
リズムアクションは中毒性の高いものになっており、充実したオプションとゲームモードのおかげで、様々なプレイスタイルで楽しみ続けることができました。
そしてオンラインマルチプレイでは、ほかプレイヤーと競い合い、時には相手を妨害しつつ白熱したリズムアクションを大いに楽しむことができました。
本作は信じられないほど魅力的な作品です。
良かった点
- シリーズの素晴らしい楽曲が収録
- 充実したオプションとモード
- 中毒性の高いリズムアクション
- 面白いマルチプレイモード
悪かった点
- 一部の楽曲が収録されていない
RPG Site -愛情のこもった特別なタイトル
Score:80点
本作のゲームプレイは本当に楽しく、今までとは違った、特別な体験を提供しています。
特に印象的だったのはコンテンツの量です。何百もの楽曲、ギャラリー、ムービー、ゲームモードが用意されており、いずれも長時間夢中にさせてくれるものばかりです。
各ステージでハイスコア(最高ランク)の取得を目指すのは実にやりがいを感じ、クールなボス戦に勝利した際には大きな達成感があります。
過去18年間のシリーズの歴史への愛情が感じられる、特別な作品です。
良かった点
- 豊富なコンテンツ
- 本当に楽しいゲームプレイ
- シリーズへの愛が詰まっている
- やり込み甲斐のあるスコアチャレンジ
- クールなボス戦
- 充実した難易度オプション
悪かった点
- KH3の楽曲が少ししか収録されていない
- カイリの存在感が薄い
Vandal -十数年にわたる冒険の記憶を思い出すことができる
Score:76点
宇多田ヒカルの歌からアンビエンBGM・バトル・ボス戦・ステージ曲まで、本作には最高レベルのクオリティの楽曲が大量に収録されており、十数年間の冒険の記憶に思いを馳せることができました。
ただ懐かしさに浸るだけでなく、ゲーム性自体も楽しいものであり、収集要素やアンロック要素など、何度もプレイしてやり込める要素が豊富に用意されています。
また、マルチプレイモードが実装されていることで、世界中のプレイヤーとスコアを競い合うといったエンドコンテンツも用意。
全体的に満足度の高い作品ですが、KH3の楽曲があまり収録されていない点と、ゲームプレイ自体に繰り返し感がある点については残念でした。
良かった点
- たくさんの収集要素
- クオリティの高いサウンドトラックの数々
- マルチプレイモードを搭載
- キングダムハーツの歴史を振り返ることができる
悪かった点
- 主要キャラたちがバックグラウンド(背景)に追いやられている
- ゲームプレイ自体は少し繰り返し感がある
- グラフィックの質は少し低い
- KH3の楽曲が少ない
Slant Magazine -一部の人気曲が収録されていない(特にディズニー曲)
Score:50点
本作はシリーズの歴史を追体験できるため、確かに一部のファンにとっては嬉しい作品かもしれません。
しかし、ゲームプレイは多様性に欠けており、すぐに繰り返し感が強まってきます。
難易度オプションも極端で、プラウドモード(難しい)でプレイすると機械のように正確なボタン操作を求められ、イージー(かんたん)でプレイすると、ほとんど何もすることがありません。
そして何より、多くの人気曲(特にディズニー関連)が収録されていない点にはガッカリさせられました。
ゲームの流れ自体にも一貫性が無いように感じ、せっかくのファンゲームのはずが、ファンにさらなる疑問を植え付ける作品となってしまっています。
良かった点
- ファンにとっては嬉しい内容かもしれない
悪かった点
- 一貫性のないゲーム内容
- 一部の人気曲が収録されていない(特にディズニー曲)
- ゲームプレイに多様性がない
- 極端な難易度オプション
総評:シリーズの記憶を辿ることができる、中毒性の高いリズムアクション
総合Score:79点
GOODな点
- 素晴らしい楽曲の数々
- 豊富なコンテンツ
- 本当に楽しいゲームプレイ
- シンプルかつ中毒性の高いゲームプレイ
- 面白いマルチプレイモード
- キングダムハーツの歴史を振り返ることができる
BADな点
- 画面上のフラッシュや演出は、ゲームプレイに混乱を招くことがある
- ゲームプレイに多様性がない
- グラフィックの質は少し低い
- 一部の人気曲が収録されていない(特にディズニー曲)
- 極端な難易度オプション
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『キングダム ハーツ メロディ オブ メモリー』についての海外メディアの感想となります。
シンプルだが中毒性の高いゲームプレイ
リズムに合わせてボタンを押していくという本作のゲームプレイは、シンプルながら中毒性が高く、収集・アンロック要素も豊富に用意されているため何度プレイしても楽しめる作品となっています。
クオリティの高い楽曲の背景では数十年間のシリーズの思い出が詰まった映像が流れており、ファンにとっては非常に嬉しい内容となっています。
コンテンツ量も豊富で、様々なゲームモード・難易度オプションに加えてオンラインマルチプレイも用意されており、幅広いプレイスタイルが可能とのこと。
いくつかの人気楽曲が収録されていない
一方で、いくつかの人気楽曲(特にディズニー関連)が収録されていない点について、不満の声が多くみられました。
また、ゲームプレイ自体に多様性が足りておらず、長時間プレイしていると繰り返し感が強まってくるという意見も。
どれくらいKHシリーズに思い入れがあるかによって、評価が分かれそうなタイトルとなっています。
シリーズファンにはオススメ度の高い作品
いずれにせよ、キングダムハーツシリーズの長年のファンにとっては非常にオススメ度の高い作品として、おおむね好評価が付けられていました。
シリーズの思い出を追憶できるだけでなく、次回作につながるシークレット要素も含まれているなど、全体的には満足度の高い作品となっています。
普段のシリーズ作とは全く異なった、中毒性の高いリズムアクションゲームをぜひ体験してみてはいかがでしょうか!( ゚∀゚)
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