2022年4月、中国の大手電子機器メーカーであるeMeet社は、自社が開発・販売するマイクスピーカーシリーズの最新モデルである『eMeet M1A』を発売しました!
周囲の環境音(ノイズ)をシャットアウトできる "ノイズキャンセリング機能" や、人の声だけをクリアに拾うことの出来る "Voice IA機能" などを搭載しつつ、PC初心者でも扱いやすいシンプルな設計がなされた最新モデルとなっています。
ブランド | eMeet |
メーカー | Shenzhen eMeet technology Co.,Ltd. |
型番 | M1A |
電源 | USB給電 |
カラー | ブラック |
本体重量 | 195g |
本体サイズ | 11.2×11.2×3.6cm |
集音可能人数 | 最大15人 |
収音方位 | 360度 |
接続方法 | USB Type-C |
搭載インターフェース | ミュートボタン, 音量調整ボタン, 電話接続/切断ボタン |
『eMeet M1A』は、ノイズキャンセリング対応の360度収音マイクと、クリアな音質のスピーカーを搭載した製品です。
内蔵された2基のマイクは全方位からの収音に対応しており、エコーキャンセリングや残響抑制、ノイズリダクション機能などを搭載。周囲の雑音(環境音)をシャットアウトして、人の声のみを明瞭に拾い上げることが出来ます。
▼3~4人ほどが参加するウェブ会議などにはうってつけ!
オートゲインコントロール機能も付いており、発言者の声を自動的に検知して増幅することで、発言内容がより明確的に相手に伝わります。
そしてeMeet独自の音声信号処理技術を生かした "VoiceIAモード" により、音切れのない双方向通話を楽しむことが可能。通話中の音声のエコーが除去され、聞き取りやすい音質で会話ができるため、通話や会議を円滑に行うことが出来ます。
また本製品はプラグアンドプレイに対応しており、マイクスピーカー本体をデバイスのUSBポートに接続するだけで、あっという間に利用を開始できます。
▼ドライバやソフトウェアのインストールは一切不要!誰でも簡単に扱うことが出来ます。
何より本製品は筐体サイズが11.2×11.2×3.6cm、重量はわずか195gというコンパクトなデザインとなっており、外出先へも気軽に持ち運ぶことが出来ます。
このように、携行性・扱いやすさ・機能面のいずれにおいても優れた、おすすめのマイクスピーカーです。
今回、開発元より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などを紹介していきたいと思います。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- マイクスピーカー本体
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル(アダプタ付き)
▼説明書は日本語にも対応しているため、扱い方は簡単に理解できます。
▼デバイス接続用のUSB Type-Cケーブルが付属。片側にはUSB-A変換アダプタが付いています。
マイクスピーカーの外観
▼マイクスピーカー本体の外観。シンプルかつスタイリッシュなデザインです。
▼中央には操作ボタンが集約されています。
▼底面にはゴム製の滑り止めが施されています。
直径11.2cmの実にコンパクトなサイズとなっており、手のひらに収まるほどです。
▼約195gと非常に軽く、厚みも3.6cmしかないため、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。
搭載インターフェース
本体上部には、『マイクミュートボタン』『音量調節ボタン』『通話接続/切断ボタン』が搭載されています。
▼側面の二箇所には『ノイズキャンセリング対応マイク』が内蔵。
▼また、同じく側面に電源供給用の『Type-Cポート』が用意されています。
このように、本体自体は必要最低限のインターフェースのみが搭載された、実にシンプルなデザインとなっています。
初めて同種の製品を利用する方にとって扱いやすい設計ですね!
プラグアンドプレイで簡単接続
本製品をPCなどのデバイスに接続する方法は、いたって簡単です。
付属のType-Cケーブルを利用して、デバイスとマイクスピーカーを接続します。
▼電気が供給されると自動的に電源がONになり、上部インジケータが点灯します。
デバイス側では自動的にセットアップが完了され、あっという間にマイクスピーカーが使用可能状態となります。
▼会議音声だけでなく、PCのサウンドをすべて『eMeet M1A』のスピーカーから出力することも出来ます。
本製品はプラグアンドプレイに対応しており、使用する際に専用のドライバやソフトウェアをインストールする必要はありません。
そのため、ソフトウェアやドライバ類を自由にインストールできない社用PCなどでも、安心して利用することができます。
実際に使用した感想
それでは、『eMeet M1A』を実際に使用した感想について紹介していきます!
なお、今回のレビュー時には友人とGoogle Meetなどのオンライン会議ツールを利用して、通話を試してみました。
コンパクトサイズでデスク上に溶け込む
上述した通り本製品は実にコンパクトなサイズに収まっており、デスク上に設置しても場所を取りません。
▼黒いスタイリッシュな外観で、周囲に違和感なく溶け込みます。
▼マウスと並べると、改めて本体のコンパクトさが分かります。
ただ、個人的にはBluetooth対応にして、邪魔なUSBケーブルなしでも利用できるようにしてほしかったところですね。
ボリュームやミュート状況が視覚的に判る
マイクスピーカーの上部にはLEDライトが搭載されており、製品の状態を視覚的に表してくれます。
たとえばボリューム調整ボタンを押すと、音量の大きさが点灯LEDの数で表されます。
また、ミュートボタンを押すと、LEDが赤く点灯してミュート状態であることを表します。
この機能のおかげで、例えばミュート状態にしていたつもりが出来ておらず、誤ってこちら側の機密情報が漏れてしまう、といった事態を防ぐことが出来ます。
視覚的に本体の状態を把握できるのは便利ですね!
発言を明瞭に聞き取れるスピーカー
実際に本製品を用いて、会話時のスピーカー品質を確認してみました。
結果として、スピーカーの音質は良く、相手側の小さな声でも明瞭に聞き取ることができました。 オートゲインコントロール機能が搭載されているため、ボソボソとした相手側の声でも、増幅してこちら側に伝えてくれました。
低めの声から高めの声まで、様々な発声を試してもらいましたが、いずれの音域においても聞き取りづらくなることはありませんでした。
ちなみに通話以外にも音楽視聴も試してみましたが、低音が響かない点を除けば、ある程度満足できる品質のサウンドを楽しむことも可能です。
優秀なノイズキャンセリング機能
本製品には強力なノイズキャンセリング機能、およびエコーキャンセリング機能に加えて、独自技術である "Voice IA機能" も採用されています。
これらの機能のおかげで、周囲の話者の声を相手に明瞭に届けることができました。
今回は、試しに自宅の窓を全開放して、道路の騒音がバンバン飛び込んでくる環境で通話を試してみました。
通話相手に確認したところ、こちら側の騒音(ノイズ)は全く聞こえず、私の話し声のみがクリアに伝わっていたとのこと。
また、マイクの周囲をクルクル回ってみたり、距離を近づいたり離れたりしてみました。
そのような場合でも、私の話し声は一定の音質で保たれており、聞き取りづらくなることは無かったとのこと。
総合的な感想としては、価格に見合った通話(マイク)品質を実現できていると言えます。
公式ソフトウェア『eMeetlink』で各機能の調節が可能
本製品の開発元であるeMeet社は、製品の調節を行うことができる公式無料ソフトウェア『eMeetlink』を提供しています
本製品の利用にあたりインストールは必須ではありませんが、導入することで、マイクスピーカーの調整や更新を行うことが出来ます。
▼ソフトウェアのメニュー画面。ファームウェアの更新やマイク感度の調節、LED点灯のON/OFF切替などを行うことが可能です。
もし本製品を最大限に活用したい場合は、インストールをオススメします。
シンプルで扱いやすいマイクスピーカー
- 性能:(☆4)
- デザイン:(☆5)
- 扱いやすさ:(☆5)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆5)
今回紹介した『eMeet M1A』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- コンパクトかつ軽量で持ち運びに適したデザイン
- スタイリッシュな外観
- 優秀なノイズキャンセリング機能
- 小さな声でも聴きとりやすいスピーカー
- 視覚的に状態を把握できるLED点灯
- プラグアンドプレイ対応
悪かった点
- Bluetooth(ワイヤレス通信)非対応
以上の通り、携行性・扱いやすさ・機能面のいずれにおいても優れたマイクスピーカーとなっています。
とにかく扱い方がシンプルで、プラグアンドプレイにも対応しているため、この手のデバイスを初めて扱う方でも全く問題なく利用できるでしょう。
マイク・スピーカーの品質はいずれも優れており、ノイズ(環境音)の激しい環境においても会議参加者の声を明瞭に届けることが可能です。
そして何より軽量かつコンパクトなデザインのため、出張時などで外出先へ持ち運ぶにはうってつけのモデルと言えます。
シンプルで扱いやすく、持ち運びにも適したマイクスピーカーを探している方には、是非オススメしたい一品です!
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