新型コロナウイルスの影響で、最近では対面ではなく、モニターごしで会議を行う『Web会議(リモートミーティング)』という形態が主流になりつつあります。
▼モニター越しに多人数での打ち合わせを行う "Web会議"。
しかし対面での会議とは異なり、Web会議には多くの課題があります。
その1つが、参加者の声の音質です。
特に多人数でのWeb会議では、参加者同士の距離が離れてしまうため、通常のマイクでは音声を拾いづらい問題が発生します。
また、広い空間では想像以上にノイズ(声の反響や空調音など)を拾ってしまうため、相手側がこちらの声を明瞭に聞き取れず、会議そのものに支障をきたす恐れもあります。
そこで今回は、円滑なWeb会議を実現するための、ノイズキャンセリング(雑音除去)機能を搭載した高性能マイクスピーカー『eMeet OfficeCore M2』について紹介します!
多人数でのWeb会議に最適!ヒトの声を追跡する『eMeet OfficeCore M2』
今回紹介する『eMeet OfficeCore M2』は、8人以上の参加する "多人数Web会議" での使用に最適なマイクスピーカーです。
マイクスピーカー大手の "eMeet社" がリリースしているeMeetシリーズの中では、最も多い人数の会話に対応しており、かつ性能自体も最上位の製品となっています。
製品名 | eMeet OfficeCore M2 |
メーカーブランド | EMeet |
電源 | バッテリー式, 電源コード式(バッテリー駆動時:最大12時間の連続通話が可能) |
サイズ(L × W × H) | 12.5 x 12.5 x 2.7 cm |
重量 | 300 g |
集音範囲 | 360度 |
本製品は、高性能ノイズキャンセリング(Voice IA)機能を搭載した、Web会議向けのマイクスピーカーです。
▼本体上部に4つの雑音除去マイクを搭載しており、360度全方位の参加者の声をクリアに拾い上げます。
環境音などの雑音を完全にシャットアウトするため、参加者は話者の声だけに集中することが出来ます。
本体サイズは直径約12センチ、重量は約300グラムと非常にコンパクトな筐体となっており、カバンに入れて持ち運んでも全く支障になりません。
▼省スペースな設計となっているため、場所・場面を問わずどこでも試用できます。
エコーキャンセリング機能も搭載されているため、声が反響して聞き取りづらくなる事態も避けることが出来ます。
『有線接続(USBケーブル)』および『無線接続(Bluetooth)』のいずれの接続方法にも対応しているため、PCから離れた場所にも設置可能です。
高い互換性を擁しており、SkypeやLINEを始めとした主要な通話デバイスでの使用に対応しています。
そして通話時には、話者の方向を自動で認識して集中的に音を聞き取るため、多人数が参加する会議でも全員の発言を漏らさず拾います。
高品質なスピーカーにより、相手側の声もクリアに聞こえてきます。
まさに、大切なWeb会議の場では非常に役立つ製品となっています。
この度、開発元であるEMeet様より本製品を提供いただいたので、実際に使用してみた感想を元にレビューしていきたいと思います。
▼なお、開始の際に映像も届けたい場合は、同社のWebカメラ『eMeet NOVA』が相性が良くてオススメです。
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製品の外観および付属品
まずは本製品の外観、および付属品について紹介していきます。
▼製品の外箱。
▼フタを開けた様子。専用ポーチに入った製品本体と、説明書一式が確認できます。
▼内容物をすべて取り出した様子。
本製品の同梱物は以下の通りです。
同梱物一覧
- 製品本体
- 専用ポーチ
- USBアダプタ(Bluetooth接続用)
- USB Type-C ケーブル
- ステレオミニプラグケーブル
- 説明書一式(日本語対応)
- 保証書一式
▼上述した通り直径約12センチ、重さはたったの300グラムとなっており、持ち運びに適しています。
▼ジッパー付きの専用ポーチも付属しているため、収納用のケースなどを別途購入する必要はありません。
▼一応同社のマイクスピーカーの中では最も大きい部類。もしもコンパクトさを重視するのであれば『eMeet OfficeCore M0』もオススメ!
▼本体上部のボタン。必要最低限のボタンが搭載されたシンプルなデザインとなっています。タッチ操作式。
電源ボタンを2~3秒タッチし続けることでON/OFFを切り替えることができます。
また、音声のプラス(+)マイナス(-)ボタンを押すと、現在の音声ボリュームが青色の輪で表現されます。
▼本体側面。入出力オーディオジャックやUSB端子のほかに、盗難防止用のロック穴も実装されています。オーディオジャックから他デバイスと接続することにより、サウンドの入出力も可能。
▼本体裏面。エッジ部分がゴム製となっており、傾斜のあるデスクなどから滑り落ちるのを防いでくれます。
このように、外観はシンプルかつ機能的なデザインとなっており、初めての方でも迷うことなく操作することが出来ます。
PCデバイス関連に弱い方にもオススメです!
実際に『eMeet OfficeCore M2』を使ってみた感想
それでは、実際に製品を使ってみた感想について紹介していきます!
PCに接続してすぐに利用可能!
本製品は "プラグアンドプレイ" に対応しており、PCに接続するだけですぐに使用を開始できます。
専用のソフトウェアやドライバ等のインストールも不要なため、社用PCなどでの使用には非常に適しています。
接続方法には以下の2種類があります。
USBケーブルによる『有線接続』
1つ目は、付属のUSB Type-Cケーブルを用いた有線接続です。
有線接続と比べて音質が安定する反面、PCからの設置距離に制限があります。
Bluetoothによる『無線接続』
2つ目は、Bluetooth接続です。
▼Bluetooth未実装PCの場合、付属のUSBアダプタ(ドングル)を使用することで無線接続が可能になります。
USBアダプタをPCに取り付けた後、スピーカー本体の電源を入れることで、自動的にペアリング(接続)が行われて使用開始できる状態になります。
▼Bluetooth接続中は、本体上部が青く点灯します。
無線接続と比べてPCから離れた距離でも使用することが可能です。
ただし、電波状況の悪い場所で使用すると、音声の途切れなどが発生する可能性もあります。事前に音声チェックを行っておくことをオススメします。
音声ミュート状態が分かりやすい
製品中央のマイクアイコンをタッチすることで、音声をミュート(コチラの声が届かない)状態にすることができます。
その際は、上部の輪が赤く点灯する仕様になっています。
このように目視でミュート状態を確認できることで、
- 誤ってミュート状態を解除しており、内密の会話が相手側にダダ洩れだった...
- ミュート状態を解除したと思っていたら出来ておらず、話が全然伝わっていなかった...
といった事態を回避することが出来ます。
バッテリーが非常に長持ちする
本製品はUSBで給電しつつ使用することが可能ですが、最大12時間の連続使用が可能なバッテリーを内蔵しています。
そのため、給電無しでもしばらくの間は使い続けることが出来るので、身近に電源の無い環境でも安心です。
なお、電源ボタンを軽くタップすると、現在の充電残量を確認することが可能です。
▼緑色で表示される輪の円周角度が、残量を表しています。例えば下画像の場合は約60%ほどということになります。
ボイスIA機能による完璧なノイズキャンセリング
本体上部の『Voice IA』ボタンをタップすると、"ボイスIA オン!" という音声が流れます。
この状態で実際に、外部から車の走行音が聞こえてくるウルサイ屋外環境で、友人とのLINE通話を試してみました。
すると相手側には騒音は一切聞こえておらず、私の声だけが明瞭に伝わっていたようです。
後で友人に確認したところ、『静かな部屋の中で話しているのかと思った』とまで述べており、ノイズキャンセリング機能のスゴさを実感できました。
また、通話時には声の方向(私)を常に認識して集音しており、どの角度から話しかけても、一定の音質で相手に伝えることが出来ていました。
多人数でスピーカーを囲んで会話する際には、非常にうってつけとも言える機能ですね!
『eMeet OfficeCore M2』の特徴まとめ
実際に使ってみた感想を元に、『eMeet OfficeCore M2』についての特徴をまとめると以下の通りです。
製品の特長
- シンプルかつ機能的なデザイン
- 持ち運びに適したサイズ・重さ
- 有線・無線のいずれの接続方法にも対応
- 多人数での通話に対応(複数のeMeetスピーカーと連結することで10人規模での会話にも対応可)
- 専用ポーチが同梱
- 視覚的にミュート状態を把握可能
- 高度なノイズキャンセリング機能
- 話者の方向を自動認識
このように、多人数で品質の高いWeb会議を実現した場合には、まさにうってつけのマイクスピーカーとなっています。
デザイン自体もコンパクトで、長持ちするバッテリーも内蔵しているため持ち運びには非常に適しています。
無線・有線のいずれにも対応しているため、会議時に設置場所を選ばない点もGOOD!
Web会議でのマイクスピーカー選びに迷っている場合は、購入しておいてまず間違いのない一品です(゚∀゚)
▼こちらのサイトでも分かりやすく紹介されています。
ビジネスユースに最適なスピーカーフォン『eMeet OfficeCore M2』レビュー
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