数多くのPC関連商品を手掛けるメーカー「GEEKOM」(台湾)は、2024年の同ブランドの最新小型PCとして『GEEKOM AE7』を発売しました!
117×112×49.2mm、約450gというコンパクトかつ軽量な筐体サイズに対して、「Ryzen R9 7940HS」および「32GB DDR5 RAM」を搭載することで優れたパフォーマンスを発揮。USB 4 Gen3ポートを含む充実のインターフェースを備えており、一般的なデスクトップPCに引けを取らない性能を誇っています。
今回、メーカー様より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすく紹介していきます!
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ブランド | GEEKOM |
型名 | AE7 |
OS | Windows 11 Pro (64bit) |
CPU | AMD RYZEN R9-7940HS |
RAM | 32GB DDR5 ※最大64GBまでの拡張に対応 |
ストレージ | 1TB SSD PCIe GEN4×4 ※最大2TBまでの拡張に対応 |
対応通信規格 | Wi-Fi6E、Bluetooth 5.2、有線LAN |
グラフィック | AMD Radeon™ 780M Graphics |
インターフェース | ・USB 3.2 Gen2 Type-A ×3 ・3.5mmジャック ・DC電源ポート ・HDMI2.0 ×2 ・有線LANポート(RJ45) ・USB 4 Gen3 Type-C ・USB 3.2 Gen2 Type-C ・USB 2.0 Type-A ・SDカードリーダー |
本体サイズ | 117×112×49.2mm |
本体重量 | 約450g |
今回紹介する『GEEKOM AE7』は、Windows 11 Pro(64bit)を搭載したミニデスクトップPCです。
CPUに「AMD RYZEN R9-7940HS」を搭載しており、RAMは32GB DDR5を採用。1TB SSDをストレージに備えるなど、プライベートから仕事まで、大抵のPC作業を快適にこなせるだけのスペック構成となっています。
▼高速処理に対応した最新DDR5メモリを採用。
グラフィック処理には「AMD Radeon 780M」を使用しており、高い3D処理能力を備えています。
▼設定次第で最新PCゲームもプレイ可能!
拡張性にも優れており、RAMは最大64GBまで、ストレージは最大2TBまでの増設が可能です。
通信規格は有線LANに加え、デュアルバンドWi-FiとBluetooth5.2に対応。
コンパクトな筐体には筐体には充実のインターフェースが用意。USB 4 Gen3 や USB 3.2 Gen2 などの最新規格に対応したポートを備えており、高速データ伝送が可能となっています。
▼8K出力に対応。2つのHDMIポートと、2つのUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートを使用することで、最大4画面への同時映像出力も可能となっています。
【インターフェース構成】
- USB 3.2 Gen2 Type-A ×3
- 3.5mmジャック
- DC電源ポート
- HDMI2.0 ×2
- 有線LANポート(RJ45)
- USB 4 Gen3 Type-C
- USB 3.2 Gen2 Type-C
- USB 2.0 Type-A
- SDカードリーダー
パッケージに付属するVESAマウントを使用することで、モニター裏などへ設置できるため、省スペース化にも貢献します。
そして冷却システムには、GEEKOMが独自開発した「IceBlast 1.5」を採用。低ノイズと高気流を実現し、熱を迅速に放散します。これにより、高いパフォーマンスを維持しながら、内部温度の過上昇を防ぐことが出来ます。
以上の通り、手のひらサイズのコンパクトな筐体サイズに対して、実用的なスペック構成を実現したミニデスクトップPCとなっています。仕事からクリエイティブな作業、ゲーミング、動画視聴にいたるまで、あらゆる用途に適した最新モデルです。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- GEEKOM AE7本体
- ユーザーマニュアル
- サンクスカード
- 電源アダプタ
- 電源コード
- VESAマウント&ビス
- HDMIケーブル
▼VESAマウント&ビスが付属。モニター裏へPCを取り付けることが出来ます。
▼電源アダプタは比較的コンパクトなサイズ。
▼コンセントプラグは3ピン形状のため、一般的な日本家庭での使用時には2ピン変換アダプタが必要となるでしょう。
PC本体の外観
▼PC本体の外観。シルバーを基調としたシンプルかつスタイリッシュなデザイン。
▼117×112×49.2mm、約450gの軽量かつコンパクトな筐体サイズで持ち運びにも適しています。
▼触った質感的にも高級感があります。
▼厚みは5cmほどのため、カバンなどに入れても支障なく持ち運べるでしょう。
▼底面の様子。VESAマウントブラケット取り付け用の穴が空いています。
拡張性に優れた設計
底面のカバーをドライバーで取り外すと、SSD&RAM拡張用のスペースが現れます。
▼PC内部の様子
▼RAMは最大64GBまで、ストレージは最大2TBまでの増設(換装)に対応しています。
インターフェース構成
続いて本体インターフェースについて紹介していきます。
▼筐体正面には、画像左からUSB 3.2 Gen 2 Type-Aポート×2、3.5mmオーディオジャック、電源ボタンが搭載。
▼右側面には盗難防止用ロック穴が用意。
▼左側面にはSDカードリーダーが用意。
▼背面には、DC電源ポート、USB 3.2 Gen 2 Type-Cポート×2、HDMI 2.0ポート×2、LANポート、USB 4 Gen3 ポート×2、USB 3.2 Gen 2 Type-Aポート、USB 2.0 Type-Aポートが用意。
【インターフェース構成】
- USB 3.2 Gen2 Type-A ×3
- 3.5mmジャック
- DC電源ポート
- HDMI2.0 ×2
- 有線LANポート(RJ45)
- USB 4 Gen3 Type-C
- USB 3.2 Gen2 Type-C
- USB 2.0 Type-A
- SDカードリーダー
以上の通り、限られたスペースに充実のポート類が集約されたインターフェース構成となっています。作業用PCとしても十分に実用性の高い構成と言えます。
USBポートが複数用意されているおかげで、複数のデバイスに対して高速伝送を行うことができます。
そして2つのUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートを使用することで、最大4画面への同時映像出力も可能となっています。
実際に使用した感想
それでは、『GEEKOM AE7』を実際に使用した感想を紹介していきます!
▼ウルトラワイドモニターに接続。
▼デバイスの仕様。
▼映像出力情報。3440×1440解像度のウルトラワイドモニターに接続した場合でも、100Hzの高リフレッシュレートで滑らかに描画されます。
▼1TB SSD搭載モデルでは、初起動時に952GB分が使用可能領域として割り当てられていました。
▼CrystalDiskMarkでのテスト結果。読み込み・書き込みともに優れたスコアを記録しています。
▼Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果。
非常にコンパクトで省スペース
わずか117×112×49.2mmの筐体サイズの本製品は、とにかくコンパクトで場所を取りません。場所の狭いデスク上にも問題なく設置できます。
▼省スペース化にはうってつけ!スッキリとした作業環境を実現したい方にもオススメです。
▼マウスと並べると、筐体のコンパクトさがより一層際立ちます。
▼マウスやキーボードなどの周辺機器はBluetooth接続に対応したものを使用することで、デスク上をさらにスッキリと収められるでしょう。
また、付属のVESAマウントを使用してPCをモニター裏へ取り付けることで、PCにデスク上のスペースを占有させることなく、広々と使うことが出来ます。
▼モニター裏へミニPCを取り付けた様子(画像は同ブランドのIT13)
大抵の作業を快適にこなせる性能
最初に、一般的なPC用途として考えられるウェブブラウジング(Webサイト閲覧)や、動画視聴時のパフォーマンスを確認してみました。
ウェブブラウジングに関しては、画像多めのサイトからスクリプトが多用されたサイトまで、いずれもスムーズに読み込むことが可能でした。
▼ページスクロール時にも画面がカクついたり、遅延の発生などはほとんどありません。
▼画像や動画といった埋め込みファイルもスピーディに描画されます。
また、YouTuberなどの動画サイトにて動画を再生した場合でも、高画質映像を問題なく視聴することが出来ました。
▼4K動画もスムーズに視聴可能!ただし再生時の快適さは通信速度に依る部分もあります。
▼4K画質設定で動画を再生している最中に、固まったりカクつくことは一切ありませんでした。
また、Microsoft Officeなどの作業用ソフトウェアを使用して、様々な作業を行ってみました。
この場合においても、計算処理や描画処理、ファイル出力などがスムーズに行われ、ストレスを感じることなく作業を行うことが出来ました。
▼複数ウィンドウを同時表示した場合でも、快適に作業をこなすことが可能です。
このように、根本的なスペック自体がそこそこ優れているため、一般的なPC用途に関しては何の問題も無く動作することが確認できました。32GB RAMのおかげで、いくつかの作業を並行して行った場合も、いたってスムーズに動作します。
リモートワーク(仕事)用や、オンライン授業用のメインPCとしても、オススメできる性能となっています。
ゲーミングもそこそこ快適に楽しめる
本製品のゲーミング性能についても確認してみました。
『FF14ベンチマークテスト』を実行してみます。
テスト条件①
- 1920×1080
- 高品質(デスクトップPC)
- ウィンドウモード
- DirectX 11
上記①の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア3,488点、評価は "設定変更を推奨" でした。
高品質設定のFF14を遊ぶのは、やや厳しいという結果に。
続いて、品質設定を落として再テストを行ってみました。
テスト条件②
- 1920×1080
- 標準品質(デスクトップPC)
- ウィンドウモード
- DirectX 11
上記②の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア4,921点、評価は "普通" でした。
画質を落とせば、普通にFF14をプレイすることができる結果となりました。
この筐体サイズでここまでのゲーミングパフォーマンスを擁する点は驚きですね!
また他にもマインクラフト(PC・Java版)もプレイしてみましたが、その場合も常時40fps~60fps以上で快適に遊ぶことが出来ました。
▼その他のPCゲームも比較的快適にプレイ可能(公式公表値)。
仕事やクリエイティブ作業、そしてゲーミングにも利用できる高性能なミニPCとなっています。
優れた廃熱性&静音性
本製品は、発生する熱を内蔵ファンによって外部へ逃がします。
高負荷時にはファンが高速回転してPC動作音がフォーンと大きくなりますが、それでも耳を近づけない気にならないほどの動作音でした。
▼耳を近づけると、かすかにフォーンという排気音が聞こえてくる程度(電源パフォーマンスをバランスに設置した際)。
静音性に関しては優れていると言えます。
ちなみに、レビュー時には重めの処理を実行するなどして、本製品を2時間ほど連続使用して、本体に負荷を与えてみました。
それでも、ファンの音は気にならず、本体もほとんど熱を持ちませんでした。
▼数時間連続使用しても、全然熱くならない。
▼背面に手を当てると、わずかに暖かさを感じる程度。
▼高負荷状態で、2時間連続使用した後の内部温度(CPUID HWMonitor計測値)。CPU温度は最大値で60度を超えることはなく、基本的に40度~50度台で安定していました。
以上の通り、優れた静音性・排熱効率を実現できていると言えます。
長時間の作業用途を前提にミニPCを探している方でも、安心して利用することができるでしょう。
ただし、いくら排熱性能が優れていると言えども限度があるため、出来るだけ熱のこもりづらい通気性の良い場所への設置をオススメします。
大抵の作業を快適にこなせる、高性能な小型デスクトップパソコン
今回紹介した『GEEKOM AE7』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- コンパクトかつ軽量で持ち運びにも適したサイズ
- 優れた拡張性
- スタイリッシュかつ高級感もあるデザイン
- 充実したインターフェース構成
- USBポート(Type-A, Type-C)を複数搭載
- 大抵の作業をこなせる実用的な性能
- 最大4画面の同時出力に対応
- ゲーミングも設定次第ではそこそこ快適に楽しめる
- 優れた静音性と廃熱性能
悪かった点
- 付属ケーブルが3P形式(2P変換アダプタが必要)
以上のように、ウェブサイト閲覧・動画視聴・データ作業など、幅広い用途をスムーズこなすことのできる、実用的な性能を擁するミニデスクトップPC となっています。
この性能と充実したインターフェース構成にもかかわらず、本体サイズおよび重量は実にコンパクトかつ軽量なため、ディスプレイ裏に取付けるも良し、外出先に持参するも良しの、汎用性に優れたモデルと言えます。
基礎性能自体が素晴らしく、4K・100fpsで描画させた場合でも快適に動作しました。グラフィック性能もそこそこ優れており、設定次第ではFF14レベルのPCゲームもある程度快適に遊べるレベルのパフォーマンスとなっています。
また静音性や廃熱性能も優れており、長時間の連続使用時でもパフォーマンスへの顕著な影響は見られませんでした。
見た目的にも高級感があり、サイズがコンパクトなため置き場所にも困りません。VESAマウントがパッケージに付属する点もGOOD。
実用的な性能を備えたミニデスクトップPCの購入を検討している方には、ぜひオススメしたいモデルです!
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- 有効期限:2024年7月30日(火)

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