著作権問題について
本ゲーム機は著作者からライセンスを取っておらず製作された可能性があります。そのため、一部の方は嫌悪感を感じられるかもしれません。ご了承ください。
また、著作権上は『著作権法は違法な製品であることを承知の上で購入しても、個人の場合は罪に問われることはない』となっています。そのためECサイトから本製品を購入しても問題は無いと思われますが、あくまで自己責任でお願いいたします。
最近、中国では『プレイステーション1』や『ニンテンドー64』など、昔のゲームソフトを遊ぶことの出来る携帯ゲーム機が多く販売されています。
その中の1つである『POWKIDDY RGB10 MAX』というモデルが、この度、中国のECサイトより私の元へ送られてきました!
ブランド | POWKIDDY |
型名 | RGB10 MAX |
カラー | ブラック / オレンジ |
システム | Linux |
搭載エミュレータ | N64/PS1/CP3/CP2/CP1/NEOGEO/GBA/NES/SFC/MD/GBC/GB 等々... |
ディスプレイサイズ | 5インチ IPS |
解像度 | 854 x 480 |
CPU | RK3326 quad-core 1.5GHz |
RAM | DDR3L 1GB |
ストレージ容量 | TF card: 256GB |
対応通信規格 | Wi-Fi, Bluetooth |
サウンド出力 | 3CM big speaker: 1W |
バッテリー持続時間 | 約7~8時間 |
充電時間 | 約3時間 |
本体サイズ | 18.5 x 7.6 x 1.7cm |
本体重量 | 215g |
今回届いた『POWKIDDY RGB10 MAX』は、ニンテンドー64やプレイステーション、ゲームボーイアドバンスなど、数世代前のゲーム機のエミュを搭載した携帯ゲーム機みたいです。
中国のECサイト "Banggood" にて販売されており、価格は約20,000円ほど。
▼バリエーション豊富なゲーム機のタイトルをプレイ可能。
本体には5インチIPSディスプレイを搭載しており、本体重量は約215グラム。サイズ感的にはニンテンドースイッチにそっくりですね。
本体には一般的な十字キーやボタン類のほか、RLトリガーやジョイスティックなども搭載されており、どのタイトルの操作にも対応できるようになっています。
本体上部にはUSB Type-Cを含めた充実のインターフェースが搭載されています。
▼256GBのTFカード(マイクロSDカード)が初めから導入されており、購入後すぐに複数のゲームタイトルを遊べるようになっています。
このように何やら怪しげなゲーム機ですが、結構面白そうだったので実際にゲームを遊んでみて、パフォーマンスを確認してみました!
目次
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- ゲーム機本体
- USB Type-Cケーブル
- 説明書
▼説明書は日本語・英語・中国語に対応していました。
本体外観
▼ゲーム機本体の外観。やはりニンテンドースイッチLiteに近い印象を受けます。
▼実際にニンテンドースイッチLiteと並べてみました。
ディスプレイサイズはほぼ同じですが、筐体サイズは『POWKIDDY RGB10 MAX』の方が若干コンパクトになっています。
▼本体重量は約215グラムと非常に軽いです。手触りも良好。
▼厚みは1.7センチほど。持ち運びに適したコンパクトさです。
▼本体右側には『ABXYファンクションボタン』『右アナログスティック』『STARTボタン』などが搭載。
▼本体左側には『十字キー』『左アナログスティック』『SELECTボタン』などが用意されています。
▼本体下部には2つのスピーカー穴が開いており、サウンドが出力されます。
また本体上部には主要ポート類が集約されています。
▼上部右側。画像左から『R1/R2ボタン』『音量調節ボタン』『TFカードスロット』『OTGポート』『3.5mmオーディオポート』などが用意。
▼上部左側。画像左から『USB Type-Cポート(充電用)』『Wi-Fi切替スイッチ』『リセットボタン』『電源ボタン』『L1/L2ボタン』などが用意。
このように、デザイン自体は正直洗練されていると思います(スイッチLiteに酷似している点は置いといて...)
『POWKIDDY RGB10 MAX』の起動 ~ 設定画面
実際に『POWKIDDY RGB10 MAX』を起動してみます。
電源ボタンを長押しすると、本体に内蔵されたエミュレータが起動します。
起動後、各ゲーム機のアイコンがずらりと表示されます。
▼ゲーム機を選択すると、プレイ可能な対応タイトルが一覧で表示されます。
本製品には、購入時点ですでに1,000タイトル以上が収録されたマイクロSDカードが挿入されており、購入後すぐに各タイトルをプレイすることが可能となっています。
タイトルが多すぎてすべては書ききれないのですが、基本的に各ゲーム機における名作・大作と呼ばれるタイトルはほぼ収録されていました。
プレイ可能な機種一覧(購入時点)
- PS1
- CP3
- CP2
- CP1
- NEOGEO
- GBA
- NES
- SFC
- MD
- GBC
- GB
- PSP
- DS
- N64
ゲームを始める前に、セレクトボタンを押すとシステム設定画面が表示されます。
▼初期設定では言語が英語になっているので、必要に応じて日本語に変更しておきましょう。
設定画面では、ゲームプレイに関する調節や、インターフェースのカスタマイズを行うことができるなど、結構充実したオプション項目が用意されていました。
また、『ネットワーク設定』からWi-Fiに接続することができます。
▼Wi-Fi接続時は、本体上部のWi-FiスイッチをONにしておくことをお忘れなく。
▼インターネットに接続することで、本体テーマや一部のゲームタイトルをネット上からダウンロードしたり、本体の更新データを確認できるようになります。
▼自分の好みのテーマをダウンロードすることで、インターフェースがより見やすくなります。
他にもパフォーマンスに関わる設定から、エミュに関する高度な設定まで用意されており、かなり深い部分まで設定をイジることが可能でした。エミュの知識が豊富な方であれば、使いこなせると思います。
実際にゲームを遊んでみた
それでは、実際にいくつかゲームを起動して遊んでみます。
初期状態では各機種における主要タイトルが揃っていますが、ナンバリングタイトルが抜けている(例えばクラッシュバンディクー2,3が入っているのに、1が入っていない)場合もあり、正直チョイスが謎です。
▼PS1タイトル『クラッシュバンディクー3』
動画を見ても分かる通り動作はスムーズで、普通にプレステで遊んだ場合と変哲のないゲームプレイが可能でした。
画質もまあまあ綺麗です。ジャギがある程度目立ちますが、レトロゲームであればその程度は仕方が無いでしょう。
アナログスティックや十字キーの反応性も良く、R1/R2・L1/L2ボタンも押しやすいです。デリケートな操作を求められるアクションゲームなどでもストレスを感じることはないと思います。
▼PS1タイトル『悪魔上ドラキュラ 月下の夜想曲』
本体下部に搭載されているスピーカーの音質も、ニンテンドースイッチと同程度には音質が良いです。さすがに音に立体感はありませんが、普通にゲームを楽しむ分には十分なクオリティでしょう。
もしもサウンドにこだわりたい場合は、3.5mmオーディオポート、もしくはBluetooth接続でヘッドフォンを利用することができます。
▼PS1タイトル『遊戯王 真デュエルモンスターズ 封印されし記憶』
ただし、動画を見ても分かる通り、初期状態で収録されているタイトルは全て英語版です。
※一部のゲームタイトルは日本語にも対応していました。
他にも、昔懐かしのタイトルが数多く収録されていました。
人気格ゲーやアーケードゲームなど、非常に多くのレトロゲーも収録されています。
いずれのタイトルも、コンシューマ機で普通にプレイした場合と同じ感覚で遊ぶことができます。
レトロゲームが好きな方には、まさにうってつけのゲーム機でしょう。
もっと多くのタイトルを遊びたいのであれば、自分でマイクロSDカードにゲームソフト(ROMイメージ)を入れる必要があります。
スクリーンショット撮影や録画も可能
ゲームプレイ中に『STARTボタン』と『SELECTボタン』を同時押しすると、PSPのようなメニューバーが表示されます。
ここでは現在プレイ中のゲーム画面を撮影したり(スクリーンショット)、録画することができます。
▼撮影画像・動画の閲覧も可能です。
さすがに2万円近くするだけあって、昨今の最新携帯ゲーム機に劣らないほど機能が充実しています。
PSPやDSのタイトルも収録されているけど....
ちなみに、PSPやDSなどのタイトルも収録されていました。
しかし本体スペックが不足しているのか、動作が非常に重いです。
▼カクついてまともにプレイできません...。
本製品で快適にプレイできるのは、あくまでPS1やニンテンドー64向けタイトルまででした。PS2やPSP、ゲームキューブレベルのタイトルを遊べるほどのスペックはありません。
たまに起動が失敗する
また、ソフトを起動使用すると、20~30%ほどの確率で起動に失敗します。
その場合は再度タイトルを選択し直すことで、大抵の場合は起動できます。
動作が不安定である点にも注意した方が良いでしょう。
バッテリーの減りが速い
最後に気になった点は、バッテリーの減りの早さです。
公式では約7~8時間のバッテリー持続が可能であると謳っていますが、実際にPS1のゲームを遊んでいると、3時間ほどで充電がピンチ(100% ⇒ 15%)になりました。
遊ぶタイトルによって減りの早さは異なると思いますが、PS1やニンテンドー64など、処理の重い3Dゲームをプレイする場合は、公称値の半分ほどの持続時間だと思っておいた方が良いでしょう。
レトロゲーム好きにはオススメの携帯ゲーム機
- 性能:(☆3.5)
- デザイン:(☆4.5)
- 扱いやすさ:(☆3.5)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆4)
今回紹介した『POWKIDDY RGB10 MAX』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- コンパクトかつ軽量なデザイン
- 非常に多くのレトロゲームタイトルが収録
- 充実した機能・オプション項目
- 操作しやすいインターフェース
- 自分でタイトルを自由に追加可能
悪かった点
- PSPやDS向けタイトルはまともに遊べない(カクつく)
- 動作が不安定(起動に失敗することがある)
初期収録タイトルがすべて英語版(⇒ 自分でROMを入れ直す必要あり)- ↑ 一部のゲームタイトルは日本語にも対応していました。
- バッテリーの減りが早い(特に3Dゲームプレイ時)
正直言って、遊ぶ前は怪しさMAXでしたが、実際に使ってみると膨大な数のレトロゲームが遊べる便利な携帯ゲーム機でした。
久しぶりにゲームボーイアドバンスのタイトルを遊んでいたら、子ども時代を思い出して懐かしい気持ちになれました( ゚∀゚)
1,000を超えるゲームタイトルが遊べるほか、ROMの知識がある方であれば、自身で好きなタイトルを追加することができるでしょう。
操作性も良く、綿密なコントロールが求められるアクションゲームでもストレスなく操作することが可能です。
確かに動作面で不安定な部分もありますが、収録タイトルが多くてインターフェースも扱いやすいため、レトロゲーム好きにとっては普通に嬉しい携帯ゲーム機だと思います。
1990年代までに発売された懐かしのタイトルを久しぶりに遊びまくりたい方には、まさにうってつけのゲーム機です!
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- POWKIDDY RGB10 MAX RK3326 256G
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適用後の価格:$156.99
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