コンピュータゲーム産業は急速な進化の波にさらされている産業の1つです。ユーザーは常に "新しさ" を求めているため、ゲームを製作している企業は開発・発展し続けることが常に求められています。
実際には、世界初のコンピュータゲームを開発したのは日本でありません。1962年にアメリカのマサチューセッツ工科大学が作成したシューティングゲーム『スペースウォー!』が元祖にあたります。
しかし、1970年代から今日に至るまで、日本がゲーム業界にもたらした影響は多大であり、コンピュータゲームの専門家で『コンソールウォーズ』の著者でもあるハリス氏(Blake J. Harris)は「日本の貢献なしでは、コンピュータゲーム業界は成り立たなかった」とも述べています。
本記事では、日本がゲーム業界に大きな影響をもたらした "4つの発明" を踏まえたうえで、これらがゲーム業界をどのように変えたのかについて紹介していきます。
ファミリーコンピュータ
1983年7月に任天堂より発売された『ファミリーコンピュータ(通称:ファミコン)』は、その当時に主流であったアーケードゲームを家庭でも楽しめることを目的として作成されました。
多くのゲームソフトが開発され、世界累計売上台数が6000万台を超えるなど、コンピュータゲームの歴史を変えたゲーム機だと言われています。
ゲームボーイ
ファミコンで家庭用ゲーム機市場に革命を起こした任天堂は、携帯型ゲーム機市場に目を向け、1989年に『ゲームボーイ』が発売されました。
他の携帯型ゲーム機と比べ、ゲームボーイは "カートリッジ" を使用しており、何百ものソフトをプレイすることができました。また、モノクロの4階調の色しか出力できない分、電池の持ちが良く、価格も据え置き機に比べて抑えられていました。
これらの特徴が、ユーザーが携帯型ゲーム機に求めていた点に合致していたため瞬く間に大ヒット商品となったのです。
プレイステーション
1994年12月にソニーより初代『プレイステーション』が発売されました。
プレイステーションは、ポリゴン描画能力に特化した据え置き機であり、ゲームに革新ともいえる "映画的" な表現をもたらしました。
初代プレイステーションの世界累計売り上げ台数は1億台を越えており、ソニーの歴代ハードとしては3位に君臨しています。
プレイステーション5(PS5)
ちなみに、2020年末に "次世代のゲーム体験" を目指す『プレイステーション5(PS5)』が発売されます。
初代はもちろん、現行世代機のPS4よりもスペックが飛躍的に向上しており、8K解像度に対応するほか、超高速SSDも搭載しています。
日本時間6月12日の早朝にPS5の新情報がオンライン上で配信され、圧倒的なビジュアルとサウンドを誇る28のタイトルや、PS5本体の全貌(デザイン)が明らかになりました。
PS5でどんなゲーム体験が可能になるのか、これから非常に楽しみです。
昨今のゲーム産業
スマートフォンとインターネット環境の普及によって、「オンラインゲーム」や「クラウドゲーミングサービス」が台頭するようになり、ゲーム開発会社は収益を確保するため、移り行く消費者のニーズに合わせた最新の取り組みが求められています。
また、ソーシャルゲームのシェア増加により、多くのゲーム会社が "課金制" のゲームに売上を頼るようになりました。
ソーシャルゲームは "フリーミアム" というビジネスモデルで利益を獲得しています。
簡単に説明すると、基本サービスは無料(フリー)で提供する一方で、上級版は有料(プレミアム課金)で提供するサービスのことを指します。
これは、"アイテム課金制" とも呼ばれています。
最近のゲームでは、課金要素がゲーム自体に与える影響が大きく、課金すれば比較的簡単にゲームをクリアできるようになっているものも一部ありますが、課金をせずに無料で充分楽しめるゲームや、カジノゲーム(例:https://www.cherrycasino.com/ja/)もあるので、選択肢は無限大です。
まとめ
この記事では、ゲーム業界に影響をもたらした日本の "4つの発明" とともに、これらがゲーム業界をどう変えたかについてまとめました。
進化し続けているゲーム業界には、今後もさらなる発展が求められることでしょう。
そして、日本企業がゲーム業界の発展にどのように貢献し続けていくかが期待されます。