著作権問題について
本ゲーム機は著作者からライセンスを取っておらず製作された可能性があります。そのため、一部の方は嫌悪感を感じられるかもしれません。ご了承ください。
また、著作権上は『著作権法は違法な製品であることを承知の上で購入しても、個人の場合は罪に問われることはない』となっています。そのためECサイトから本製品を購入しても問題は無いと思われますが、あくまで自己責任でお願いいたします。
最近、中国では『プレイステーション1』や『ニンテンドー64』『プレイステーションポータブル』など、昔のレトロなゲームタイトルを遊ぶことの出来る携帯ゲーム機が数多く販売されています。
今回は、携帯ゲーム機を多く販売するANBERNICの最新モデル『ANBERNIC RG552』について紹介したいと思います!
▼Android搭載の携帯ゲーム機
ブランド | ANBERNIC |
型名 | RG552 |
発売時期 | 2021年12月 |
OS | Android 7.1, Linux |
CPU | RK3399/1.8GHz/6コア(A72×2 + A53×4) |
RAM(RAM) | 4GB LPDDR4 |
ストレージ | 16GB/16GB + 64GB |
ディスプレイサイズ | 5.36インチ IPSスクリーン |
解像度 | 1920×1152 |
バッテリー容量 | 6400mAh(最大6時間の連続使用) |
マイクロSDカード | 対応(最大512GBまで) |
対応フォーマット | WII、NGC、NDS、N64、DC、PSP、PS1、openbor、CPS1、CPS2、CPS3、FBA、NEOGEO、NEOGEOPOCKET、GBA、GBC、GB、SFC、FC、MD、SMS、GG、MSX、PCE、WSC |
今回紹介する『ANBERNIC RG552』は、20以上のゲーム機のタイトルをプレイできるエミュレータを搭載した、携帯ゲーム機です。
▼見た目的にはニンテンドースイッチに近い印象を受けます。
▼筐体には充実したインターフェースが搭載されており、どのようなゲームに対しても快適な操作性を実現できます。
OSには Android7.1 と Linux を採用したデュアルシステムとなっており、レトロゲームだけでなくスマホゲームをプレイすることも出来ます。
※本製品は購入時点でGoogle Play Storeがインストールされていないため、自分でダウンロード&インストールする必要があります。
CPUにはRK3399/6コアプロセッサーを、RAM(メモリ)は4GBを搭載しており、幅広いフォーマットのゲームタイトルを快適に遊べる性能を擁しています。
ディスプレイには5.36インチのIPSスクリーンを採用。解像度は1920×1152、10点タッチ操作にも対応しています。
比較的大きめなディスプレイでゲームを楽しめるほか、HDMIケーブルで外部ディスプレイに出力することで、大画面での迫力あるゲーミングも可能となっています。
▼フルHD画質で満足度の高いゲーム体験が可能。
このように、レトロゲームからAndroidゲームアプリまで、幅広い作品を快適に遊ぶことのできる携帯ゲーム機となっています。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などをレビューしていきます!
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目次
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- ゲーム機本体
- 説明書
- USB Type-Cケーブル
- 電源アダプタ
- ガラス保護フィルム&ワイプシート
- TFカード(16GB+64GB)
▼説明書は英語のみの対応となっています。
画面を保護するためのガラスフィルムが付属している点は嬉しいですね!
本体外観
▼ゲーム機本体の外観。ニンテンドースイッチLiteよりやや小さめのサイズで、持ち運びにも適しています。
▼裏面の様子。指の当たる部分に滑り止めが施されており、持ちやすい設計がなされています。
▼厚みは2センチ弱であり、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。
▼ニンテンドースイッチLite(画像下)と並べた様子。『ANBERNIC RG552』の方が一回りコンパクトです。
▼ただし、厚みは『ANBERNIC RG552』の方が若干厚いです。
このように、本体自体はコンパクトかつスタイリッシュで、外出先にも持参しやすいデザインとなっています。
搭載インターフェース
続いて、搭載インターフェースについて紹介していきます。
▼本体の正面右側。『ABXYファンクションボタン』『右アナログスティック』『STARTボタン』などが搭載。
▼本体左側。『左アナログスティック』『十字キー』『セレクトボタン』などが搭載。
▼右側面には『電源ボタン』が搭載。
▼左側側面には『音量調節ボタン』が搭載。
▼本体上部の左側には『L1/L2トリガー』と『HDMIポート』、および廃熱口が用意。
▼本体上部の右側には『R1/R2トリガー』『DCポート』『USBポート』『3.5mmオーディオジャック』が用意。
▼本体下部の左右には、計2基のスピーカーが内蔵されています。
▼そして本体下部中央には、2つの『TFカードスロット』および『リセットボタン』『ホームボタン』が搭載されています。
▼付属のTFカードをスロットに差し込むことで、Linuxシステム(エミュ)の利用が可能となります。
このように、限られたスペースに必要な機能がすべて詰め込まれた、洗練されたインターフェースデザインとなっています。
ボタン配置的には、ニンテンドースイッチLiteやPSPなどに似ているため、携帯ゲーム機を遊んだことのある方であればすぐに慣れることが出来ると思います。
『ANBERNIC RG552』の起動
実際に『ANBERNIC RG552』を起動してみます。
電源ボタンを長押しするとOSが起動し、ホーム画面が表示されます。
▼ホーム画面の様子。
▼ディスプレイは10点タッチ操作に対応しており、反応性は良好です。
購入時点ですでに多種類のアプリやエミュレータが用意されています。
▼スタートボタンを押すとアプリケーションメニューが表示され、各種設定が可能です。
▼製品の概要
正直、携帯ゲーム機にAndroid OSを搭載する必要性があるのか疑問でしたが、そもそもなぜ4世代以上も古いバージョンを採用したのでしょうか。どうせなら、Android 10以降のバージョンを採用してほしかったところです。
▼ただし、Android OSのおかげで、ブラウザアプリを用いたウェブサイト閲覧が可能である点は嬉しいですね。
▼画像多めの重いサイトでもスムーズに閲覧することが可能でした。
▼YouTubeなどの動画サイトを視聴してみましたが、いたってスムーズな視聴が可能でした。
このように、Android端末としてスマホのような利用方法も可能となっています。
なお、上述した通り本製品は購入時点でGoogle Play Storeがインストールされていないため、自分でダウンロード&インストールする必要があります。
快適なゲーミングが可能
本製品には購入時点で20機種を超えるタイトルをプレイ可能なエミュレータが搭載されています。
対応フォーマット
WII、NGC、NDS、N64、DC、PSP、PS1、openbor、CPS1、CPS2、CPS3、FBA、NEOGEO、NEOGEOPOCKET、GBA、GBC、GB、SFC、FC、MD、SMS、GG、MSX、PCE、WSC 等
実際にいくつかゲームを遊んでみました。
▼ゲームボーイアドバンス『クラッシュバンディクー』
▼ゲームボーイアドバンス『メトロイドプライム』
▼ニンテンドーDS『レゴスターウォーズ』
▼PSP『グランドセフトオート バイスシティ』
▼PSP『悪魔城ドラキュラ』
動画を見ても分かる通り動作はスムーズで、PS1以前のレトロゲームはもちろん、PSPなどの処理の重い3Dタイトルでも、普通に実機で遊んだ場合と変わりのないゲームプレイが可能でした。
むしろエミュを使用している分、実機よりもロード時間が体感的に早いように感じます。
フルHD解像度のディスプレイで描画される画質も綺麗です。5.36インチの画面は十分に大きく、満足度の高いゲーム体験が可能でした。
▼IPSスクリーンの発色も良好で、カラフルな映像を楽しめます。
品質の高いスピーカー
本体下部に搭載されている2基のスピーカー(デュアルスピーカー)の音質は良好です。
低音こそ弱いものの、中~高音域に関してはクリアに響きわたります。
デュアルスピーカーによる音圧も強く、普通にゲームを楽しむ分には十分なクオリティ(音質)だと感じました。
もしもサウンドにこだわりたい場合は、3.5mmオーディオポートを利用してイヤホンなどを接続すると良いでしょう。
L2/R2トリガーが押しづらい
本製品の左右に搭載されているボタン類や十字キーを用いた操作性は、いたって良好です。
▼どのようなゲームタイトルにおいても、快適な操作性を実現しています。
一方で、上部に搭載されているL2/R2トリガーが押しづらいです。
▼L2/R2を押そうとすると、高い頻度でL1/R1トリガーを誤って一緒に押してしまいます。
意識して押せば問題ありませんが、ゲーム中にとっさの反応でL2/R2トリガー操作を要求される場合は、L1/R1も触れてしまって誤操作につながり、イライラすることがあると思います。
この筐体サイズに充実した操作インターフェースを実現するためには、仕方のない配置だとは思いますが、後続機では配置にもう少し気を配ってほしいと感じました。
AndroidとLinuxのデュアルシステムを採用した、パワフルな最新中華ゲーム機
- 性能:(☆4)
- デザイン:(☆4)
- 扱いやすさ:(☆3.5)
- 価格(コスパ):(☆4)
- 総合評価:(☆4)
今回紹介した『ANBERNIC RG552』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 携帯性に優れた筐体デザイン
- デュアルシステムの採用で、Androidアプリも利用可能
- 5.36インチ IPSスクリーンによる美しい映像
- 高品質スピーカー
- レトロゲームからPSPの3Dタイトルまで、快適な動作が可能
- 反応性の良い操作インターフェース
悪かった点
- L2/R2ボタンが押しづらい
- たまにタッチ操作に遅延が生じる
- 古いOSバージョン(Android7.1)
- Google Play Storeがデフォルトで非搭載
以上の通り、昭和時代のレトロゲームからPSP等の3Dゲームまでを快適に遊ぶことのできる、高品質な携帯ゲーム機となっています。
1920×1152解像度の5.36インチディスプレイで描画される映像は美しく、スピーカーの品質も比較的良好なため、満足度の高いゲーミングが可能です。
LinuxだけでなくAndroidを採用したデュアルシステムのおかげで、ウェブブラウジングや動画視聴なども楽しめるようになっています。
ただし、個人的には細心のAndroid11あたりを採用したほしかったところです。数世代前のAndroid 7.1では、昨今の最新ゲームアプリの中では非対応のタイトルが少なからず存在します。
また、Google Play Storeがデフォルトで非搭載のため、ユーザーが自らPlay Storewインストールしなければならない点は面倒でしょう。
そしてインターフェース自体(特にL2/R2配置)にも問題があるため、今後の後継機では修正に期待したいところです。
何はともあれ、性能的には1世代前の『ANBERNIC RG351MP』と比べて勝っており、PSPなどの重い3Dタイトルでもスムーズな動作を実現できていました。
価格は2万円台(記事執筆時点)とやや高めですが、Androidアプリや昔懐かしのレトロゲーを快適に遊びたい方には、まさにうってつけの携帯ゲーム機であると言えます!
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