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ガジェットレビュー

『Anbernic RG35xx』レビュー!レトロ3Dゲームが快適動作、軽量かつコンパクトな携帯ゲーム機

2023年1月17日

2022年12月、エミュ搭載の携帯ゲーム機を数多く開発・販売するANBERNICは、同社の最新モデルである『Anbernic RG35xx』を発売しました!

LINUXの独自OSを搭載したポータブル型の端末であり、ゲームボーイやプレイステーションなどのレトロゲームを快適にプレイできる性能を擁しています。昔懐かしのレトロゲームを再びプレイしたいと感じている方にはうってつけのデバイスとなっています。

今回はこのAnbernic RG35xxについて、提携先より提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすくレビューしていきたいと思います!

ブランド ANBERNIC
製品名 ANBERNIC RG35xx
OS LINUX
ディスプレイサイズ 3.5インチ IPS
解像度 640×480
CPU Quad-core ARM Cortex-A9
GPU Quad-core PowerVR SGX544MP GPU
RAM(メモリ) DDR3 256MB
TF カード 内蔵 64GB TF カード(最大512GBのTFカードをサポート)
バッテリー容量 Li-polymer 2100 mAh, 約5時間のバッテリー寿命
対応通信規格 WiFi/Bluetooth
対応エミュレータ PS1, CPS, FBA, NEOGEO, GBA, GBC, GB, SFC, FC, MAME, MD, for GG,
PCE, NGPC, SMS, WSCなど
本体サイズ 11.7×8.1×2.0cm
本体重量 約165g

今回紹介する『ANBERNIC RG353VS』は、640×480解像度、3.4インチのIPSスクリーンを搭載した、手のひらサイズの携帯ゲーム機です。

筐体のサイズ感やスペック構成などは、以前紹介した『Miyoo Mini』に近いですね。

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本製品は、Banggoodからの購入時点で様々なプラットフォームのエミュレータが内蔵された64GBのマイクロSDカードが付属しています。

LINUXベースの独自OSを搭載。RAM(メモリ)はDDR3 256MBを搭載しており、プレイステーションなどの3Dゲームでも快適に動作する性能を擁しています。

▼CPUには、 Quad-core ARM Cortex-A9を採用。

▼バリエーション豊かなコンシューマ機のエミュレータに対応。

本体サイズは11.7×8.1×2.0cm、重量は約165グラムほどと非常にコンパクトかつ軽量であり、カバンやズボンのポケットに入れて持ち運ぶことも可能です。

コンパクトな筐体に充実したインターフェースを搭載しており、外部モニターへの映像出力も可能です。

そして2,100mAhのバッテリーを内蔵しており、満充電の状態から最大5時間程度の連続使用が可能。外出先や移動中のちょっとした空き時間にゲームを楽しむには十分な容量となっています。

このように、非常にコンパクトな筐体に充実したインターフェースを搭載した携帯ゲーム機となっています。

製品本体および付属品

製品本体および付属品について紹介していきます。

▼製品外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

  • ゲーム機本体
  • TFカード 64GB
  • 保護ガラスフィルム
  • 保護フィルム用のクリーナー
  • 説明書
  • USB-Cケーブル

▼説明書は英語・中国語表記のみ

画面保護カバーが付属する親切なパッケージ内容です。

ゲーム機本体の外観

今回のレビュー時には、スケルトンパープル色を提供していただきました。

▼ゲーム機本体の外観。コンパクトな筐体に3.5インチディスプレイを搭載。

▼サイズは11.7×8.1×2.0cm:約165グラムと 非常にコンパクトで軽く、ポケットにも十分入る大きさです。

▼手のひらにすっぽりと収まってしまうサイズ。

▼厚みは2.0cmと薄く、持ち運びに適しています。

搭載インターフェース

続いてインターフェース構成について紹介していきます。

▼正面には充実したボタン類およびスピーカーが搭載。アナログスティックが搭載されていない点がやや残念。

▼右側面の様子。電源ボタンリセットボタンTFカードスロット×2が用意。

▼Banggoodからの購入時点では64GBのTFカードが内蔵されていました。

▼左側面の様子。音量調節ボタンが搭載。

▼筐体上部にはOTGポート3.5mmイヤホンジャックが用意。

▼下部にはmini HDMIポートが用意。

▼背面の様子。L1/L2トリガーR1/R2トリガーが搭載されています。

このように、限られた筐体サイズの中に、必要最低限のインターフェースがすべて詰め込まれたデザインとなっています。

OSの起動

スロットに付属のTFカードを挿入した状態で本体を起動すると、独自OSが立ち上がります。

▼メインメニュー画面。

メインメニューからゲームルームを選択すると、プレイ可能なプラットフォームのエミュが表示されます。

またメインメニューの設定を選ぶと、設定画面が表示されます。

▼言語メニューより日本語に変更可能。

メニュー画面では豊富な項目が用意されており、自身の好みにデバイスをカスタマイズすることが出来ます。

▼ボタン配置のカスタマイズ機能も用意。

このように充実した設定項目が用意されているので、ゲーム開始前に調整しておくと良いでしょう!

実際にゲームを遊んでみた

実際にゲームを遊んでみました。

▼プレイしている様子①

▼プレイしている様子②

▼プレイしている様子③

▼プレイしている様子④

640×480解像度のIPSディスプレイで描画される映像の発色は良好で、満足度の高い映像品質でゲームを楽しむことが可能でした。PS1あたりのタイトルでも、プレイ中に支障に感じることはないと思います。

3Dゲームプレイ時に激しい動き(アクション)を伴う場面では、多少のフレームレート低下やカクつきを感じることはありました。しかし全体的にスムーズなパフォーマンスを実現しており、プレイステーション1の3Dタイトルでも、比較的スムーズに動作しました。

個人的に各プラットフォームのタイトルをプレイした感覚では...

  • スーファミやゲームボーイアドバンスなど:非常に快適
  • PS1など:普通に快適(場面によっては多少の処理落ちを感じることもある)

といった印象です。PS1以前に発売されたプラットフォームのタイトルであれば、比較的スムーズに遊ぶことが出来るでしょう!

▼PS1程度のタイトルまでであれば、問題なく動作しました。

そして、各ボタンを押した時の "ポチッ" という感覚が心地よく、終始快適なゲーミングが可能でした。

背面のLRトリガーに関しても、各トリガーのあいだに絶妙な隙間が存在しており、ミスタッチを防ぐ工夫がなされています。

▼キチンと意識して押せば、LRトリガー使用時に誤操作を起こすことはないでしょう。

ただ、やはり個人的にはアナログスティックを用意してほしかったところですね。

▼なお、ゲーム中にファンクションボタンを押すことで、ゲームの中断や途中保存、終了、BIOSの起動などを行うことが出来ます。

レトロゲームを遊ぶにはうってつけの、廉価携帯ゲーム機

【個人的な評価】

  • 性能:(☆4)
  • デザイン:(☆5)
  • 扱いやすさ:(☆5)
  • 価格(コスパ):(☆4.5)
  • 総合評価:(☆5)

今回紹介した『Anbernic RG35xx』について、特長をまとめると以下の通りです。

良かった点

  • 非常にコンパクトかつ軽量なデザイン
  • 充実したインターフェース
  • 発色の綺麗なIPSスクリーン
  • PS1あたりまでの3Dタイトルはスムーズに動作
  • 心地よく反応性の良いボタン操作
  • 中断やスリープ機能を用意
  • リーズナブルな価格

悪かった点

  • アナログスティックが非搭載
  • 負荷の大きい3Dタイトルは処理落ちすることがある

以上の通り、手のひらサイズのコンパクトな筐体に対して、性能・デザインの両面でかなり完成度の高い携帯ゲーム機に仕上がっていました。エミュ対応携帯ゲーム機の中でも、完成度の高いモデルの1つだと感じました。

操作しやすいように洗練されたインターフェース設計がなされており、どのタイトルでも快適に遊ぶことが出来ました。L/Rトリガーが押しやすいよう、配置に工夫がなされている点もGOOD。

基本性能もそこそこ優れているため、PS1以前のタイトルを遊ぶ分には問題のないパフォーマンスとなっています。

中途セーブやスリープ機能が用意されていたり、イヤホンジャック、5時間程度持続可能なバッテリーを搭載していたりと、携帯ゲーム機として必要な条件をすべて満たしていると言えます。

ただしアナログスティックが非搭載のため、一部のタイトルにおいて、操作がやりづらく感じるかもしれません。

何はともあれ、外出中の空き時間にレトロゲームを遊びたい方には、是非オススメしたいデバイスです!

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